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GTDメインのタスク管理と生息してますログを記載しています。

【タスク管理】時間区切タイプのタスク管理(時間割管理、1日単位管理、1週間単位管理)が会社的仕事に合わない理由

 単なるToDo管理でうまく回らなくなったら、次のToDo管理には、時間管理を導入するのはありがちだ。というのも、時間管理は学生時代に時間割で勉強してきた成功事例があるため、きっとうまくいくに違いないと思っている。

 しかし、時間区切タイプのタスク管理には、会社で行われるような仕事に関しては、非常に合っていない。時間区切りを1時間から1日、1日から1週間に伸ばそうとも、根本的なポイントがすっぱ抜けていた。それは、「作業が目的の時間までに完了できるか」という基準だ。

 

時間区切タイプのタスク管理は「作業が目的の時間までに完了できるか」には全く約束していない

 私の場合、時間区切りタイプのタスク管理をしていた時、正直ゴールに間に合わせるべき時間、というのはあまり考えていなかった。

 というのも、作業というものは実行しておけばそのうち時間内に終わるのが当然だと思っていた。なので、ちゃんと作業すればいい!→だから時間を割り当ててやろう! というような考えに基づいて、時間区切りタイプのタスク管理を導入したかrだ。

 だが、考えても見てほしい。どうしてわざわざ時間単位に推移してきた状況を。

 

 単なるタスク管理でもうまくいかなかったのはどうしてだろうか。作業が目的のゴールまでに間に合わなくなったからじゃないのだろうか? 作業しさえすればうまくいくのであれば、それは単なるToDoリストでもよいのではなかろうか?

 

 残念ながら気づかないものである。ちなみに私は今の今まで気が付かなかった。道理で時間を延ばしても途中でうまくいかないはずである。

 

 時間区切タイプのタスク管理は、その時間にどういった仕事に準ずるか、ということには約束するが、どこまで進められるかは約束していない、場合が多い。

 私の場合、こんぐらい作業すればたぶん終わるだろう、という希望的観測によりスケジュールを立てていた気がする。。

 

 以上が、時間区切りタイプのタスク管理の、会社的仕事に合わない内部的な理由だ。

 

時間区切タイプのタスク管理が外部的に会社的仕事に合わない理由

 時間区切りタイプのタスク管理の、会社的仕事に合わない外部的な理由も合わせてまとめておく。ここでいう外部的、というのはタスク管理を行う上での状況というか環境といったものだ。学生生活とこれぐらい状況が合わないから、ちょっと無理くね?という話だ。

 

(1)割り込みタスク

 一つ目は、コミュニケーションなどによる割り込みと、割り込みタスクの存在だ。

 学生時代は、時間割といっても勉強するのがタスクの全部であり、こういった割り込みで新しくすべきタスクが増えてくることはない。

 しかしながら、社会人になって仕事をし始めると、リアルタイムで仕事が増えてくる場合がある。

 また、コミュニケーションにさく時間も、社会人だと仕事のうちの一つになる。

 

 これらの割り込みタスクは、自分で制御ができないため、時間管理で行っている場合には、すぐにスケジュールが破綻してくる要素となる。

 

(2)ゴールがいっぱい

 二つ目は、達成するまでにいろいろなタスクをこなさなければならないプロジェクトが、並行して進み、ゴールがいっぱいあるということだ。

 これが、学生の時代では、テストまでに勉強とか、そういった一つの目的であるのが大抵だ。だから、各タスクについて調整する必要はなく、苦手な科目にどれぐらい時間を割くかを考えるぐらいしか検討する必要はなかった。

 

 このゴールも、自分で制御するものは少ないため、なんとか間に合うようにと、途中でタスク調整し始めると、だいたい許容する範囲の時間が1日から1週間単位、という風にスパンが伸びる原因にもなってくる。

 

(3)仕事じゃない作業もある

 三つ目は、会社的仕事には、仕事を進める仕事もあるが、そうでない作業も含まれていることだ。

 仕事じゃない作業とは、勤怠の記入だったり、OSのバージョンアップだったり、メールのチェックや返答だったりだ。本来進めるべき本業と、そういったこまごました作業を含めて、会社的仕事をこなしていく。

 

 だが、私がToDo管理から時間区切りのタスク管理に移行した時、ぶっちゃけ学生モードのようにざっくりした時間割しかたてることがなかった。おいおい、途中でトイレいったりお茶組んできたりするのもあるにも関わらずである。

 時間区切りで考えた時、そういった仕事じゃない作業については、すっかり無視して、というよりないものと考えてしまいがちだったなと、今では思う。

 げに恐ろしきは、しみついていた習慣的な考え方だろう。

 

 

 会社と学生時代とじゃこうした差異があるにも関わらず、時間区切りタイプになってしまうと、いつもの学生気分になって、みっしり時間いっぱいにスケジュールを組んでいた。これが、時間区切りタイプのタスク管理でうまくいかなかった敗因ではないだろうかと、思う。

 今まで時間区切りのタスク管理は、どうも今の仕事じゃうまくいかないのはわからなかったけど、ようやくこれ!といった理由が言えるようになったと思う。

 

 ちなみに学生時代、時間割で十分うまくいってたのは、こういう条件がないからだ。だから、会社的仕事に時間割管理が合わないからといって、時間割管理が悪いタスク管理というわけではない。

 各々のタスク管理手法というのは、酵素と同様に最適な状況というのが各々異なるのである。

【タスク管理】仕事と仕事量が変わればタスク管理も変わる、新人~中堅までの仕事量の変遷例

 そういえば、社会人新人向けのタスク管理を紹介しているページってないんかな、と思ってちょっと言いたいことをまとめてみることにした。

 正確には新人~中堅に至って破綻するまでのタスク管理についてだ。

 タスク管理はいろんな所でよく書かれているけれども、どの状況で有用かを説明するには、実験なみに前提条件が必要なのは、あまり知られていない。

 個人的にやりたいのは、「こういう状況に適したタスク管理とかツールってどういうものがあるの? それはこれだね!」というのがうまくまとまらんかなぁと思っている。

 

  さて。

 大昔の仕事と我々の仕事で異なる点は、同じ仕事がずっと続くわけではない点だ。仕事の種類も増えたし、一つ仕事をしていればよい、というわけでもなくなっている。

  今となっては、私たちの仕事は絶えず変わりゆくものであり、仕事量も変遷していく。

 

仕事と仕事量が変わればタスク管理も変わる

 仕事も変遷するし、仕事量も変遷していくんだけれども、これがタスク管理に直接影響が出てくる。つまり、仕事の内容とその分量によって、毎回タスク管理を見直す必要が出てくる場合がある。

 少なくとも私はそうだったし、今もそうである。今うまくいっている(のかわからないこともある)タスク管理がいつまで有効なのかは戦々恐々たるものである。

 

新人から中堅までのタスク量とタスク管理ってどういう風だった? 

 ところで、新人のあたりから中堅どころまで、どのように仕事が増えていくか、あるいはどの時点ではどういったタスク管理をやってきたのか諸兄は覚えているだろうか。

 今回はそれをまとめておこうと思う。といっても記憶もうろ覚えなので、確証は弱めだ。けれども、この管理方法やったわー、という共感は得られると思う。とりあえず私は一通りやった覚えがあるものを列挙している。

 昔gihyo.jpで連載させてもらった所に、GTDを紹介する前段として仕事量の変遷を紹介した。今回は、そちらの内容を引用しつつ、紹介する。

gihyo.jp

 なぜこの履歴をとっておくかというと、どうして徐々に必要になってくるのか、という説明に必要だからだ。

 

Level1. Todo管理+カレンダー 

 会社の研修が終わってOJTが始まりました。志村君が始めに渡された仕事は,片手で足りる数でしたが,念のため仕事をToDoリストにまとめ,作業が完了したらチェックボックスにチェックをつけて仕事が終わったか終わってないかを確認するやり方,つまり『ToDo管理』を行うことにしました。

 しばらくして所属が決まり,志村君も部内ミーティングに参加するようになりました。部内ミーティングの時間はグループウェアのカレンダーに登録されます。こうして,『⁠ToDo管理と会社のカレンダー』の二本立てで仕事管理をすることになりました。

 

 タスク管理は、おおよそやることリストから始まる。期限日付の決まってないリストに、ミーティング用としてカレンダーを併用する。

 最初の始まりはこんなところだろう。 

 

Level2. 時間割管理 

  志村君が部に所属してからしばらくすると,プロジェクトにアサインされました。OJTの頃はさほど問題なかった仕事の量ですが,この段階になってくると徐々に仕事が増えてきました。

 また,志村君は仕事を任されたことでやる気が増し,どんどん仕事をこなしたいと考えました。そこで,今までのToDo管理を止め,この時間に何をするという風に,一日の中での時間を割り振りながら仕事をこなすようにしました。志村君にとっての仕事管理は,時間割のように時間を決めて仕事をする計画を立てること,つまり『時間割管理』に変更になりました。

 学生の時分のやり方の成功例として時間割管理を取りいれるのは、よくあるやり方だ。

 かくいう私も、その日の時間配分を時間割にして実施していた。ただ、学生とは異なる状況もあるため、割と早くこのやり方は破綻する。そして次のタスク管理のやり方を探していくこととなる。 

 だいたいこのあたりからフランクリンプランナーを導入する人が増え始めるんじゃなかろうか。

 

Level3. 1日単位管理

 実際,プロジェクトを進めてみると,自分の決めたスケジュールを進めることは難しいと,志村君は薄々感じるようになりました。

 お客さんから電話が入ったり,同じプロジェクトメンバの先輩である加藤さんに相談しなくてはならないことが生じたり,逆に相談されたりなど,思いがけず時間を取られてしまうポロリと割り込む仕事(以下ポロリ)があるからです。

  そうすると,一気に時間はずれ込みます。そこで志村君は仕事の管理方法を,時間割管理から,1日単位で今日はこれとそれをしよう,といった管理の仕方,つまり『1日単位管理』にシフトしていきます。ところが,志村君を取り巻く環境の変化はこれだけでは済まなかったのです。

 時間割管理のやり方の次の方法として、約束する時間を延ばすという方法を、次の手法に取ることはよくある。

 ここでもまだフランクリンプランナーでの管理はいける。1日1ページだから。

 この日のこの時間に、ではなくて、この日中に済ませればよしとする、ということで管理方法を変えていく。

 

Level4. 週間単位管理

 プロジェクトもだんだんと慌しくなり始めます。1日で消化できていた仕事がますます終わらなくなり,志村君は,仕事を次の日に持ち越すことが多くなります。

 理由は簡単です。通常業務の増加に加え,今までそれほど問題でなかったポロリが,徐々に増えてくるからです。

 順調に成長し,それだけ頼られる存在になっていく志村君。家に帰るのがだんだん遅くなる現実が辛くなってきた志村君。

 せっかくの自分のスケジュール管理も,書いても書いても書き直しばかり。やることを次の日に書き直すことが面倒になり,1日単位から,1週間内に仕事こなそうとする『週間単位管理』に,志村君は変更せざるをえません。

 しかし,週間単位管理でも,対応しきれない状況に陥りはじめます。志村君は奈落の底へゆっくり落ちていきます。

 

 更に1日単位でも守りきれなくなると、1週間単位のスパンに区切って、その中でやればいいという割り切りへと変えることもままある。ただ、この場合、1日単位管理と約束する時間のスパンが変わっただけなので、要は後回し時間が増えただけだ。だから、この管理方法が、タスク管理の根本的解決を提供しているかというと、もちろんされていない。

 ここらへんで、1日1ページだったフランクリンプランナーでの運用に限界が生じ始めるんじゃないかとにらんでいる。私は時間割管理あたりでフランクリンやめちゃった人なので、正直どうなのかはわからない。

 

Level5. 週間単位管理…?いいえ、GTDです

 プロジェクトは佳境を迎えました。志村君も,いつの間にか任される仕事の範囲が広がり,致命的な問題が発覚すると,至急対応しなければならないような,緊急かつ重要ポロリが,志村君に降りかかるようになってきたのです。

 志村君はジレンマに陥ります。仕事を任されるのは嬉しいけれども,だからといって家に帰るのが連日深夜になるのは望んだ状態ではない,そんなに俺の仕事管理が悪いんだろうか! いやいや,精一杯やってるさ,これが俺の限界なんだ。気持ちはささくれ立ちます。

 だいたいここらへんで、自分で考えるタスク管理に限界が出てきたので、新しいやり方を探しに行った。

 私はプログラマからキャリアが開始していたので、チケット管理システムが個人のタスク管理用に導入してみたり、新しいツールを探してはそれを導入してみたりした。

 最終的に行きついたのは、GTDの考え方で、GTDと会わなかったら、今でも仕事という概念に忙殺されていただろう。

 

管理方法がうまくいかなかった理由2つ 

 自分の時間を区切って管理しようという方法がうまくいかなかったのには、学生時代と大幅に異なる状況があるからだ。

 

 一つ目は、コミュニケーションなどによる割り込みと、割り込みタスクの存在だ。

 学生時代は、時間割といっても勉強するのがタスクの全部であり、こういった割り込みで新しくすべきタスクが増えてくることはない。

 しかしながら、社会人になって仕事をし始めると、リアルタイムで仕事が増えてくる場合がある。これが、時間で区切る管理(時間割管理、1日単位管理、1週間単位管理)では、対応するのが難しくなる。

 また、コミュニケーションにさく時間も、社会人だと仕事のうちの一つになる。この時間をうまく取り圧変えられないのも、時間で区切る管理のデメリットの一つである。

 

 二つ目は、達成するまでにいろいろなタスクをこなさなければならないプロジェクトが、並行して進む状況だ。

 新人の頃は、そういったような状況は作らないように調整されているんだけれども、中堅になっていくにつれて、徐々にというかいつの間にか、そういったタスクというかプロジェクトが仕事として任されていくようになる。

 時間で区切る管理では、もともと勉強するのをベースにした管理方法だ。ゴールがあるにしても、テストが何日後、という「目的はいつも一つ!」だけであって、仕事のように、個別にゴール日が異なるというわけではない。そんなんで時間割の見方だと、この仕事が実は今日中だった?!といったようなアラートを示すようなことはできず、対応が難しくなる。

 この、いつの間にか仕事が任される、というのがポイントで、だいたいここらへんで、タスク管理にあぶれる人が増えるんじゃないかと思っている。

 

 とりあえず、今回の記事は、GTDに至るまでの仕事と仕事量の変遷、そしてそれに関るタスク管理の問題点を明確にしたところで終了。次回については、私がよくやってきた管理方法のどこが悪いかについて書いていきたいところ。

 

 直近でのタスク困った話はGTDの勉強会の時とかによく聞いてたんだけれども、新人の頃の話は聞いたことがないので、社会人1~2年目でタスク管理困ってる人がいたら是非教えてほしい。

【映画】銀魂2

wwws.warnerbros.co.jp

 

 1も見に行ってた映画「銀魂」が2もするそうというので見に行ったらやっぱり面白かった。

 

 が、話の構成としては前作がよくまとまってて、今回は途中のネタご間延びした感じがした。ような感じはしたんだけど、原作知っている人によれば、漫画のまんまらしい。

 個人的には1の方がまとまり感あっててよかったなーとは思う。

 

佐藤二朗(スマイル店長)の尺長すぎ

 なんか散々言われているようだけど、二朗の尺はちょっと長すぎじゃないの。特に二朗。ようやく終わったな、て思ったらまた二朗かよ! という感じの長さだった。

 最近は、二朗を使いたい基準で映画を選んでいやしないか、という気はしなくもない。

 二朗が悪いわけやないんやで、監督がすきすぎるからいけないんやで。愛はまんべんなくお願いしたい。

 人によってはムロツヨシの尺も長いらしいけど、私は二朗に比べればましだった。

 

かっこいい出番いっぱいの吉沢亮(沖田総悟)の株が爆上がり

 ドSな沖田は顔的にも合ってて私はキャラの中だと好きなキャラなんだけど、今回はいい役まわりだったなーと思う。

 土方トッシーは、結構出番が多かったにも関らず、肝心の出番がオタクモード前回だったので、うまかったけどかっこよくはなかった。うまかったけど。

 反対に、キャラに合ってて格好良かったというのが吉沢亮がやってる沖田総悟だった。列車で最初にぶっ飛ばす時が格好良かったとか、やっぱ殺陣が入ると2倍増しぐらいに格好良さが増えるんだった。

 

殺陣シーンはよかった

 殺陣シーンは、3箇所ぐらいにバラバラに起こってるのをうまくシーン切り替えしてよかった。

 ただ、整理しきれてなかった感はあるけど、あれはそういう雰囲気作りだったのかなぁ。あと気になったのは、沖田は途中負傷することもあるんだけれども、それがいまいちわかりにくい構成ではあったかなと思う。殺陣ってだいたい切りまくるのに、途中そういうお決まりじゃないシーンになるわけでしょ。だからもうちょっと強調してもよかったんじゃないかなーとも思った。

 

 他は、堤真一は5年後の姿まんまだろうとか、眼鏡キャラかぶってない?とか、桂の女装がいい感じだったりとか、神楽ちゃんかわいい上に髪の毛の色マジあってるとか、新八はなじみすぎてて感想すらでないとかいろいろあったりして、面白かった。

 

 ちなみに、銀さんの好きな顔は、お妙さんに殴られた後に魂半分抜けてて真顔でちょっとデブった顔がいいと思うのであった。

 

 

【雑記】ライフハック横浜第8回「ブログ」のマネタイズや炎上の闇を知る

 最近遊びに行かせてもらっているライフハック横浜。ライフハックを小人数で横浜でやりたい、てことで、いつも10人前後で佐々木正悟さんとベック(北真也)さんが主催でやっている。

 最近になって場所は会議室からカフェの一角を借りてやるようになって、大きな駄弁り会みたいでとても楽しい。

 

第8回の今回のテーマは「ブログ」。

 

やままさんの発表

月刊PV9~10万PVを誇る食れぽで有名なやままさんに、ご自身のブログについてお話してもらった。やままさんは、最近ライフハック横浜に参加してくれている。

 

yamama48.hatenablog.com

 

のっけから結論で、内容もどストレートであった。

 

  • セルフブランディングの方向性がわかる!
    書きやすいのはどれか、反応があるのはどれか
  • 承認欲求によるメンタルヘルス改善
  • 人脈が広がり、人生の楽しみが増える

 特に2つ目の「承認欲求によるメンタルヘルス改善」が眩しい。ライフハック界隈じゃ、ホントはそんなこと思っているのにそんなことないですよという人はよく見かける。そんななので、そういう思惑は隠されていることが多いのだけれど、これが前面に出てくるのが、なんというか自分的には真新しかった。

というより、ブログで承認欲求が満たされる、ということ自体が定着されているのが、新鮮。

 あと、アフィリエイトとかのことも教えてくれて、お小遣いは月おいくら万円入ってくる、ていうのはちょっと聞けてよかった。

 

 やままさんのブログを何で書いているのか、ていうのは皆に認められたい!ていうのが大きいということでFAであった。

 

アフィなんとか協会の定義する「月3万円以上の収入があるアフィリエイター像」

やままさんが聞いてきたなんとか協会の月3万以上収入があるっていうアフィリエイター像(全体の4%)てのが面白かった。

  • 毎日4時間ブログに時間を費やす
  • 平均4サイト程持っている
  • 独自ドメイン代、サーバ代等の経費に月5000円程は支払っている
  • 運営は1年以上
  • 毎日1000文字以上の記事を3ヶ月以上続けて投稿している

というのが、条件なんだけど、イベント中はどこのブラック企業なんだということで話しが終了してしまった。「バイト行った方が速いじゃん!」それ言ったらおしめえよ。。

 

ベックさんの発表

 ライフハック横浜の主催でもあるベック(北真也)さん。ふと、なんでそんな名前なのときいたら、昔髪の毛がベッカムヘアーだったらしい。それでベックというあだ名におちついたそうな。

 

hacks.beck1240.com

 

 ベックさんの方は、PV数のあられもない変遷を教えてもらう。ピーク時のPV数と現在のPV数、ついでに言えば儲かった頃の金額と現在のブログでの収入と。さすがにブログでさらすのはやめて…ということで詳しい数字は秘密だ。

 

ブログのマネタイズとは

 あんまり考えたことのなかったブログのマネタイズについて、大枠をベックさんが紹介してくれた。

  • 広告(アドセンス、アフィリエイト)
  • 直接(物品販売、情報商材)
  • 知名度(セミナー、出版、サロン、有料メルマガ)

という3種類が大まかにわけての金儲けの手段なんだが、その流れるような錬金術については、高知に住んでいる有名な人になぞらえて説明。

 

 最近は1ヶ月に1回程度のブログ更新なんだけど、続けているのは「ベックさんのブログに勇気をもらった」という感想をもらったからだそう。やっぱり他の人からそういわれるのって励みになるよね。

 

佐々木さんの発表、というか悩み?

 ライフハック横浜の主催の佐々木さんの発表。というか最近ブログで何書こうか悩んでいるお話。

 

nokiba.hatenablog.jp

 

 ブログをテーマを決めて長年続けていると、ネタがつきて何を書いたらいいのか迷ってくるのがだいたい数年に一回やってくる。佐々木さんもそのループに入っているみたいで、書きたいものはあるが、三方よしじゃないネタなのでどうしようとかなどなど。最近は、湘南の西の方、西湘の方面についてもテーマにしているようで、いつの間にか、タイトルが変わっていた。

 とりあえず、心理学系の本のレビューはほしいとリクエストしておいたので、心理学系の本については今後もブログにアップしてくれるだろう。ブログやってる人には気軽に「こんな話ききたいです!」と言ったらきっと応えてくれるだろう。

 

ブログ炎上事件

 ブログの話しはまぁ明るい部分の方が聞くこと多いけど、暗い話題の炎上案件についても教えてもらった。

 PV数の大きいブログもやっていると炎上もやはりある模様。低糖質の記事にキャベツを入れたら糖質警察が発動されちゃった事件とか、男子も手帳に気軽にマスキングテープ使えるよって書いたらモデラーガチ勢に俺らデフォで使ってるんだけどって煽られた事件があった模様。前者はやままさんで放置プレイ。後者はベックさんでかたっぱしからあやまり侍の対応だった。

 低糖質のプロの佐々木さん曰くは、「たけのこも糖質多いんで含めないほうがいいです」だそうな。

 

どうしてブログを続けるのか?

 だいたいブログやってると、この問題に行きつくことは明白だ。最初は書いてて反応があるだけで嬉しかったりするんだけど、時間が経つにつれて、反応があるのは当たり前になったりする。

 私も1年に数度、同じような悩みに行きつくんだけど、最近は「未来の私向けに説明するため」ということで腹が決まっている。

 高校生の時分、私は島田雅彦がとても好きだったんだけど、今となっては彼のあの作品のどこが、どういう風に共感して好きだったのか、というのがわからない。そういうのをブログで書いておけば、そういえば当時はそんなことを思っていた、ような? というひっかかりにはなる。

 とはいっても、すぐに自分でブログを書くハードルをあげて書かなくなったりするもんだから、まぁ難しいよね。

 

 

 

 今回の会では、ブログでもあんまり聞かない内容が聞けたのでとても面白かった。

 

 

 

【観劇】鶴屋南北の歌舞伎狂言「盟三五大切」は、えげつない構成だった

spice.eplus.jp

 この前、友人に誘われて歌舞伎に行って来た。夏の納涼祭といって、今回の演目は鶴屋南北の歌舞伎狂言「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」が公演された。見たけどさすがの鶴屋先生、人間のクズっぷりとヴァイオレンスな血みどろだったわ的な内容でござんした。つーか、怪談的な涼しさは全くなく、にんげんこわい~の涼しさ的な納涼であった。

 

 歌舞伎や狂言は、前回見たときのことを思い出し、あらすじをある程度勉強してから見るようにした。というのも、狂言とかの設定って、人が多い、話が込み入っているという内容柄、一見で内容を理解するのがキツいからだ。

 「盟三五大切」も同様で、正直見る前にある程度あらすじを入れておかないと、誰がどれやらでといった感じになった。だいたい主要人物が、こいつはAなんだけど実はB、という設定ばっかりで、その時点で初見殺しである。特にこの「盟三五大切」は、後から調べるだに、「書替狂言」と「綯交ぜ」とを組み合わせた内容で、見る側の知識量を試す内容でもあった。

 

 今回は、「盟三五大切」の話の構成って、いい意味でえげつないっていう話を紹介したい。まず最初に、構成として欠かせない「書替狂言」と「綯交ぜ」について説明しよう。

  

「書替狂言」としての「盟三五大切」

 狂言には「書替狂言」という評判となった先行作の大枠を残しながら、人物の役名やストーリー展開の一部を書き換えるという手法がある。

 「盟三五大切」は、その「書替狂言」の手法も取りいれており、並木五瓶の「五大力恋緘(ごだいりき こいのふうじめ)」の書替狂言であった。

「綯交ぜ」としての「盟三五大切」

 鶴屋南北のえげつない所は、更にここにかぶせてくる点だ。

 狂言は、源義経といった馴染みある伝説だったり文学作品だったりから成り立つ。この土台となるものを「世界」と呼んでいる。例えば、今回見た「盟三五大切」は「五大力恋緘」の「五大力の世界」を土台としている。

 ところが、その「世界」を複数取りいれる手法もあって、鶴屋南北の得意技だったらしい。「盟三五大切」には、「五大力恋緘」の「五大力の世界」に「仮名手本忠臣蔵」の「忠臣蔵の世界」を入れ込んでいる。

 また、「盟三五大切」は南北が書いた「東海道四谷怪談」の続編としての意味合いもある。「東海道四谷怪談」自体、「仮名手本忠臣蔵」の外伝として書かれており、「東海道四谷怪談」は「忠臣蔵の世界」がベースとなっている。

 

 そんなわけで、「盟三五大切」の立ち位置は、「五大力恋緘」の「書替狂言」であり、「東海道四谷怪談」の続編で後日譚であり、「仮名手本忠臣蔵」の外伝であるという、3作品を題材に含んだ、入り組んだ世界なのである。

 

 この3つの世界をよどみなく組み込ませた点は本当にうまいというしかない。

 

ざっくりとしてないあらすじ

 ざっくりとしたあらすじを書こうと試みはしたんだけど、前提条件多いし、Aだけど実はBとか多すぎるし、登場人物3人のあらましだけでもwikipediaからひっぱってきてこうも長くなるのだ。

 

薩摩源五兵衛、実は不破数右衛門塩冶浪人

不破数右衛門は御用金百両を盗賊に盗まれるという落度で主家を追われたが、そのさなか塩冶判官の刃傷沙汰による主家お取潰しが起こり、何とか百両を調達して仇討ちの一味に加わろうと、薩摩源五兵衛と名を変えて金策している。

芸者妲妃の小万、実は神谷召使お六

神谷の家人の娘であるお六は、父に勘当された三五郎と夫婦となり、三五郎の勘当を解いてもらうため、百両の金子を調達するために、芸者をしている。自分に惚れている源五兵衛から金を貢がせようとしている。

船頭笹野屋三五郎、実は徳右衛門倅千太郎、小万の旦那

徳右衛門倅千太郎は、身持ちが悪く、徳右衛門から勘当を受け船頭笹野屋三五郎となっていたが、父から旧主のために百両の金子の用立てを頼まれた。これによって勘当を解いてもらおうと、女房お六を小万と名乗る深川芸者をさせて、百両の調達しようとしている。父の旧主の不破数右衛門が源五兵衛とは知らずに、小万を惚れさせて金を巻き上げようとしている。

 とりあえず覚えてほしいのは、主人公が以下二人にお金をだまし取られて怒って、小万を殺して、三五郎は切腹死させた、という結果だ。

 

いかにお約束を含ませるか

 世界を組み込ませた部分では、構成の中でどれぐらいお約束を含ませるかが、面白みのポイントだ。水戸黄門だったら「この印籠が目に入らぬか!」という台詞がなかったら締まりがないのと同様に、必ず組み込んでほしいような項目だ。

 「五大力恋緘」からは、例えば以下のようなお約束があって作中に含まれた。

  • 「五大力」から「三五大切」に書き換え
  • 主人公が、五人を皆殺し
  • 主人公が、殺した小万の頭を持っていって一緒にご飯を食べる

 「東海道四谷怪談」からは以下のようなお約束を含んだ。

  • 幽霊が出る

 そんでもって、「仮名手本忠臣蔵」からは次のような項目がお約束として組み込まれているかなーと思う。

  • 勘平の、間違って味方を殺めて、そこからくすねた金が味方の首をしめる要因からの切腹
  • 打倒吉良の、隠れていた所を頃して首のお供え

 特に忠臣蔵というと、切腹シーンがないと忠臣蔵じゃないよね!というぐらい、切腹シーンはお約束の一つだろう。

 

主人公が不破数右衛門が薩摩源五兵衛に身をやつして浪人だという設定

 この主人公の設定自体が本当にうまいと思う。

 不破数右衛門というのは、忠臣蔵の世界だと、赤穂浪士の一人にあたる。その一方で、身をやつした方の薩摩源五兵衛は、五大力恋緘の主人公の名前でもあり、二つの世界がちゃんと綯交ぜになっている。

 じゃあ、忠臣蔵では47人のうち不破数右衛門なんだ?と思ったんだけど、どうもwikipediaによれば、不破数右衛門は、47人の中で唯一浪人から義士の仲間入りができたという。だから、今回の浪人という設定には、不破数右衛門しかありえない。

 しかも、不破数右衛門は、義士の中でも最も活躍した、つまりもっとも人を切りとめたともいう。作中にあった五人切りは、「五大力恋緘」のお約束ではあるのだが、皮肉にも史実ともかぶってくるあたり、絶妙である。

小万の首

 小万は、主人公数右衛門をだました芸者なんだけど、数右衛門は小万を殺すと、その首を家に持って帰って一緒に飯を食うというなかなかなエピソードがある。この首持ち帰り自体もやはり「五大力恋緘」にあったエピソード。面白いことに、忠臣蔵だと、最後に仇である高武蔵守師直を首を掻き切り、位牌にその首を手向けるというシーンがある。なんとなく似てるんだよね。

 ところで、本来の劇内容では、数右衛門が飯を一緒に食べている間にかっとなって、首に飯をぶちまける。このエピソードは、「五大力恋緘」にはなくて、「盟三五大切」で追加されている。

 この飯ぶっかけ、どうして入れたんだろうかと思った。

 私が思うに、忠臣蔵では仇に当たるのに、一緒に飯を食うのは合ってない、それに敵討としてはこの時点ではまだ小万の夫三五郎はまだ生きているから、その点からみても、完全な敵討ちとしては不完全。だから、「これで終わっていいわけないだろ!」という意味合いも含めて、飯をぶちまけたんじゃないのかなぁと思った。

 それというのも、この後の三五郎の終わりがうさんくさいからだ。

 

よもやしそうにない三五郎がまさかの切腹死

 三五郎の最期は、本人が切腹死する。これが、三五郎の性格から考えると切腹するタイプには到底見えない。三五郎が金策していた理由だった家からの絶縁は、もともと身持ちが悪かったからだ。しかも金策についても、結局自分の女に金を作らせるという、身持ちの悪さを体現したような輩である。

 なのに、最後の最後になって、責任を感じて切腹するなんて、そんな忠義、どこに隠し持ってたの?!という有様だ。実際、ベースとなる「五大力恋緘」では三五郎切腹はしていないし、格闘の末討伐されるわけだし。となると、三五郎の切腹は、性格に目をつぶってもやるしかない、ということになる。

 そこで、切腹自体は、忠臣蔵の世界から必要になったんだろうなと想像できるだろう。

 

 というか、忠臣蔵=切腹、というイメージが私にもあって、やっぱ忠臣蔵だというには、切腹をどこかで入れないと締まりないよねー、と思う。

 

組み込まれた「仮名手本忠臣蔵」

 じゃあ、切腹があれば忠臣蔵なのか、というと、そこはさすが南北、ちゃんと忠臣蔵の話の構成を組み込んできている。

 三五郎の、工面したお金が本来助けるべき人間の首を絞める行為だった、というのは忠臣蔵に出てくる早の勘平の話の構造でもある。「盟三五大切」のここらへんの話の作りは、最後に切腹シーンを入れたことからも、忠臣蔵の話を取り入れているのは明白だ(早の勘平は切腹死するので)。

 また、「五大力恋緘」では夫婦ではなかったのに「盟三五大切」では最初から夫婦仲の三五郎/小万と数右衛門の関係は、「仮名手本忠臣蔵」での、塩冶判官高定の妻に横恋慕する高武蔵守師直との関係にも似ていて、そうするとこちらの関係から言えば、三五郎は、塩冶判官高定とも見てとれるわけである。

 さらに言えば、「仮名手本忠臣蔵」のラスボス高武蔵守師直は、隠れていた所をひっぱりだして殺された。一応三五郎が全体の話の立ち居としてはラスボスになるのだけれども、一応樽に隠れているんだよね。切腹したとはいえ、最終的には死んだわけで、三五郎=高武蔵守師直というのは、それっぽく見えるっちゃあ見える。

 

 見ようによっては、三五郎の死は、「仮名手本忠臣蔵」の三つの死のいずれにも似た部分を感じることができる。ま、見ようによってはね。

 

南北のそれっぽく見せるうまさ

 とまあ、これらが本当に相関関係にあるかどうかは、すべて憶測である。んだけど、まぁとにかくこういう混ぜたというか重ね合わせた構成を作るの、本当にうまいなと感心した。

 どこまで類似性を見出すかは、見る側にゆだねられているとはいえ、まさかね、二つの話の構成を重ね合わせてちゃんとした話にできてるのって、えげつないよね。

 

参考URL 

 

【雑記】定点観測 2018/08/10

定点観測は、自分のタスク実装を定点的にみていくための記録です。金曜記載。
だったんだけど、忙しさにかまけてサボってました。

 

仕事の状況

  • プロジェクト数:小(変化なし)
  • プロジェクト期間:1週間~1か月程度がメイン(変化なし)
  • コミュニケーションチャネル数:小(変化なし)
  • 場所数:小(変化なし)
  • mtg数:小(変化なし)

果たして、変化したタイミングで私が変わってきたな、と気づくことができるのかが心配になってきました。

正しいポモドーロテクニックをKanbanFlowでやり始めた

kanbanflow.com

 

 ポモドーロ導入については、他の記事に記載したので、ここではトピックログとして記載のみです。運用に大切なのはどちらかといえば、真摯に現実を計測するまことの力ではないでしょうか。22分ごろに声かけられても、もう1ポモでいいよね。。。

 

Todoistは崩壊している

 管理系の本拠地ツールを探して流浪の民ですが、Todoistもやはり私の運用には合わなかったようです。タスクの概要を追加できないのがやっぱり痛いし、コメント毎回開くのも面倒なんだよね。。

 

管理系の本拠地ツールとしてTrelloを使い始めた

 ええ、今まさに初めて使い初めてます。というぐらい、ブームからかけ離れてからようやく利用し始めましたがいい感じです。最初の使い始めはいつだって「いい感じ」なんですが、なんですが。。

 Trelloがいんじゃね?と思ったのは、各カードに概要を記載する部分があるところ

 GTDの2ステップ目の見極めステップで、「それは何か?」と答える部分があるんですよね。これを、この概要を記載するようにしてます。寧ろここに書かなかったら、Inboxから別のリストには移動させないようにしています。

 うまくいかない原因をつきつめると、2の見極めステップを疎かにしがち、という問題があったんですね。それが、気になってぺろっとInboxにいれるけど、その後のステップでちゃんと見極めようとしなかった。特にデジタルのリストで取り扱っていると、それに対してこまごまどういう風に考えているのか、といったものをどこにもはりつけずに、移動させるだけで満足してしまったというのが否めません。

 今回ポモドーロテクニックをやって、正しいやり方をするのが一番だ、というのを実感したわけで、GTDもみ直して、ちゃんと見極められるように「それは何か」を記録に残しておく必要があるわな、と思っていたのでした。

 それが、なんとなしに使ってみたTrelloがよかったというわけ。こうやってみると、チェックリストもコメントもあるわで、使い勝手はよさそうです。このまま使ってよさげかどうか見ていきたいと思います。

 Trelloをなんで使わなかったと言えば、画像の添付がいまいちだったから

 そんなTrelloを今まで敬遠していたのには、画像の添付がいまいちしにくいなーと思っていたから。

 Todoistならやってくれるリンクから自動的に画像取得してサムネしてくれるわけではなかったので、どうもなぁと思っていたのでした。

 が、この度、クリップボードから直接添付できることが判明したので、割と気軽に画像つっこめることがわかったんで使うようになりました。

 

 スマホ向けのアプリがあったり、連携しやすいツールがあったりといった所もありがたいです。

 今はそんな感じかな。

 

【雑記】家事をタスク管理化することはそんなにイヤなのか?

note.mu

 

 GTDの親分ツールにTrelloを導入し始めたので、Trelloの事例を漁っては読んでいる。その中で上記の夫妻で家事タスクをTrelloで回すっていう記事があったので、楽しく読んだ。個人的には、大賛成なやり方でいいな、と思ったんだが、はてブのコメントを見る限りだと、賛否両論で、「面倒くさい」「管理されすぎ!」とかのマイナス意見も多い。その中のコメントで全く同意なのが、「人はいかにプロジェクト管理しないのかがわかった」というコメントで、私も全く同意見だった。

 

家事をタスク管理するのはどこがイヤなのか?

 賛成意見については同意しかないのでスルーして、気になるのは、「面倒くさい」など管理を取り組むのに消極的な人々のことだ。

 それにしても、どういうことが、家事をタスク管理することがイヤなんだろうか?

 

 

その1:家事をタスク管理するのはどこがイヤなのか?→サボってるのがばれる

 この管理してまで家事をしたくない、というのは、寧ろ、こうすることによって、いかに自分が家事をサボっているのかを目の当たりにしたくない、というのが大いなる理由の一つとしてはあるんじゃないかと思っている。

 GTDを全く初めて収集するときに、同様に抵抗を覚える人がいる。その抵抗の一つには、「私が思い出すこの全部が私の全てだといいたいのか」とかいったような暴露に対する抵抗勢力を感じることがある。

 別に項目が多かろうが少なかろうが、未完了のタスクが多かろうが少なかろうが、それを自分自身の尊厳を傷つけるものではない。たとえどんなに部屋をキレイにしたところで、シンデレラの継母だったら重箱の隅をつついて文句を言うものだ。それと同様、気になることをやめない限り、気になることは永久に出続ける。

 家事も然り。寧ろ、洗い出すことで、通常の自分はどこまで実施することでよしとするかが明確になっていいのでは、と思うのだが、そういうわけにもいかないようだ。

 

その2:家事をタスク管理するのはどこがイヤなのか?→今までのロクでもない経験を思い出して、イヤだ

 管理を共有することでありがち、というかタスク管理で今までにあったイヤなことを思い出して、そもそもしたくない、という気になってしまうのはありそうだ。

 だから、こういう仕組みを見るだけで、上司の顔を思い出すような、そんな気分になって「うえええ~やだよぉ」という気になってしまってもおかしくないだろう。

 これはもう仕組みの内容がTrelloが云々というのではなくて、タスク管理、という概念そのものに嫌気が出しているんだろう。

 

ポイントは合意形成と運用方法

 この手の管理手法の場合、何が一番ポイントかというと、記事にも書かれていた通り、合意形成が大切だ。

 この仕組みをいやいやというわけではなく、受け入れて使っていくことに同意します、というのを説得して使う段までもっていくこと、これが大切だ。

 他にも、1週間で終わらせるつもりでも終わらなかったタスクをどうさばくか…怒らずに次週からのタスクを減らして対応しようとするか、はたまたどうしてできなかったのかねちねちなじるのか、では今後続けられるかは変わっていくだろう。

 

 

家事のタスク管理は導入したい(一人で)

 私は同居人と2人ぐらしだ。同居人がメインで飯を作るので、私はそれ以外の家事を率先してやるようにしている。

 明確なタスク管理は行っていないものの、そこそこ回ってはいるので、今回のようなタスク管理は二人では行わない。合意形成がとれないので。。のだが、私個人としては必要だと思って、一人で利用したいと思っている。

 理由は、家事タスクを毎回思い出すのが面倒&プロセスを忘れがちだからだ。家事は結構いろいろ細々あったりするので、漏れがないように覚えておきつつリサイクルしたいと思っていたのだけれども、なかなかいいのがなかったんだけど、これはいい事例だなと思って、早速家事用のボードを作ろうと思う。

 

複数人で回す家事は理想系を共有することから始まる

 複数人で家事に関して問題が生じるのは、それぞれによって、これが理想系、が全く異なることだ。その理想系に至らしめる家事に人によって誤差が生じるのも不思議ではない。

 人はどれぐらい相容れないものなのかは、我が家の事例を紹介しよう。

 

同居人「家がきたなくて、気が狂いそう。のみちゃんはこんなお家で大丈夫なの?!」

私「(周りを振り返って見直しつつ)……どこらへんがきたないの?」

同居人「(こいつ……汚いとすら思っていなかった……っ!)」

 

とまあ同居して15年以上経つというのに、理想系の状態が全く共有されていないことがこの前判明したことである。家事に関するイライラというのはそんなに簡単に解消することはないだろう。