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【昼休み日記】バケモノの子見たけど物足りなかった【映画】

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細田守監督の新作だけど見た?見た?全般的にはよかったんだけど、最終的な印象というと、絵文字で表すとこんな感じ (-<>-)

twitterだと結構プレゼント企画もあるらしくて、twitterでは上々の感想だけど、自分的にはどうだ、というと合わなかった。なんか、ディテールが合わなかった。

こっからネタバレが始まるので見てない人は要注意。

例えば、途中九太がクマテツをのす時の体技が今までぜんぜん出てこなかった背負い投げで、お前いつ習得したんだよ使ってるやつ見たことないじゃん、とか、最後の鯨になったのって本を読んだからだけど、なんでアイツ鯨って読めんの見たことなさそうなのに海にもぐってジャンプするとか細かい生態系もなんで模倣できてんのとか、途中九太が大きくなったのはいいけどさいつの間にか話が育てゲーの話から少年の主張にいきなりテーマ変わってて最初のカタルシスはどこへ行ったのかすごい置いてけぼり感があったりとか、いきなり人間界戻ったのはいいけどいきなり勉強したいってどこからそれ繋がってんのとか、名前が二つあって名前の扱いだったり界の扱いだったりがすごくぞんざいじゃなくね?とか、あんなに爆発しといて死者ないのは不自然だろとか、細田ケモノ好きすぎだろとか、いろいろいいたいことはあるんだけど、そういった不満が噴出するのは締めるところが締まってなかったんだと思う。

 

つまり、結局どこが一番の見せ所だったのか。

思い出せない名場面

バケモノの子が私の中で消化不十分なのは、結局どこが一番の見せ所だったのか、というのが納得できなかった点。誰かのメッセージが強くでさえすれば、上記のような些細なこともある程度まぁ、終わりよければすべてよしで流せるような瑣末なことだ。

しかしながらである。

残念なことに、私にとってはバケモノの子は、焦点が合わないままに、誰のメッセージが一番最後に強くのこったのかが、納得できないものになった。強いていうならラストあたりの九太のブチギレシーンがまだ納得感があったけど、でも今回の話のメインってそこじゃないよね。

私がバケモノの子を頭の中で思い出すのは、鯨が泳ぐシーン。もちろん、この話で一番したかったであろうビジュアルのひとつであろうけれども、このシーンが頭に残るのはよろしくない。明らかにメッセージが備わっていないからだ。これが最初に残るってことは、それ以外のシーンがそれ以上に強く印象に残ってないってことだ。

もちろんメインは、クマテツと九太が一緒になって倒すシーンなんだけど、なんだか心に落ちなかった。クマテツはちょっとはましになったもののダメオヤジだし、九太はガンコ師匠に見切りをつけて新しい世界を広げようとしてるし、二人をつなげることは強くなろう、というだけだったけど、それが話の途中で知りきれトンボになって、だからなんであの時系列で勉強したいって話題をいれんのさ?!

とまあ、その二人でがんばるっていうのを全面に納得するには、それまでに語られるトピックが貢献していない、だから、メッセージに納得できない。二部構成だったらわかる、けど今回の話一部じゃないのね。つーか話を詰め込みすぎだ。親子物に甘酸っぱい青春まぜるなきけん。

勝手に考える、今の状態で印象的にするためには?

とはいえできたものは仕方がない。あのままの内容で、もうちょっと印象的にさせるには、というか私が満足するにはどういう風だったらいいのかを考えたんだけど、これだったら多分いいな、と思ったのがある。

 

クマテツと九太がラスボスを倒す。

その後のシーン全部エンドロール化セリフ全削除でテンポよく編集、BGMはミスチルの音楽流す。

最後、クマテツの締め台詞。

【完】

 

これだ! これならいろいろ最後の結末のごちゃごちゃ感も見せつつ大団円に終われそう! な気がする。

まとめ、バケモノの子はこんな映画だった

バケモノの子」は、しいて言うなら、「お店に入って食べた料理が料理人特性のどんぶりだったんだけど、いろいろ良い具が入っているもののあまりに数が多くて結局どんな味なのかよくわからないまま食べすすめていると、途中から作った当人である料理人がわざわざ厨房から出向き、一から十まで食材の内容や工夫した点食べ方等ありとあらゆるその料理に関して薀蓄を披露してたら途中から苦労話などが入りつつ食べきるまでずっと話された結果、食べたんだけど料理の印象よりも「料理人ウザい」っていう感想になってしまったお店」のような感じの映画だった。

とりあえず、細田がケモ耳がとってもとってもとってもとっても大好き!ということはひしひしと感じ入った。ケモノかぁ。いっそ鳥獣戯画をネタに映画作ればいんじゃないかね。