works4Life

飯と酒と時々GTD

答えるのは誰?

簡単な能率アップのテクニックや、小さなライフハックにも心引かれますが、それらを知れば知るほど根源的な「何をすべきか」という問いの投げかける影は大きくなるばかりです。一方で GTD がたとえ「簡単で表層的」だとしても、それは自分のなけなしの力をレバレッジするのにどうしても必要なワークフローなのです。

この二つのバランスは、これまでも書いてきましたが、今まで思っていた以上に深くて重要な話題なのかもしれません。

via 成功は GTD と7つの習慣の出会うところにある? | Lifehacking.jp

7つの習慣とGTDをどのように絡むのかについては、私の気になることのひとつです。それについて、Lifehacking.jpさんが、ひとつの考えを示したのが上記の記事。

この記事の中で、GTDには考えるべき二つのポイントがありました。以下はLifehacking.jpさんからの抜粋です。

  • ワークフローだけでは「次になるをするには答えられても」「何をすべき?」には答えられないのです。
  • 忙しい人がタスクを最適に管理しつつも長期的なビジョンを維持したいと考えるとき、あるいは ToDo リストの次の項目を「本当にこれをするべきなのか?」と首を傾げるとき、答えは GTD と 7つの習慣の交点からやってくるのかもしれません。

私は、まだ7つの習慣については、聖杯で言うところのバージンです。なので、どう組み合わせたらいいのか詳細についてツッコむことはできませんが、今思ったことを以下にまとめておきます。

できないことは、できないものだ

Lifehacking.jpさんに挙げられていた二つのポイントですが、私が思うには、それらGTDが提供するものではないと思っています。いかにも魔法のステッキのように思われがちなGTDですが、何のことはありません、そもそも何ももってない。

無口で目のところが窪んでてハードボイルドっぽい人がいて格好いい!と思ってたけれども、それは単に口下手で話さなくて飲んだくれて目にクマができてそんな風に見えていた、そんな感じかもしれません。あ、ちょっと言いすぎかも。

GTDを導入したからといって、GTD自体が次のアクションに落とし込むかというとそうではない。そもそも、上記のポイントって、本当は自分が考えるべきことなんじゃないの?

GTDは道具

私のGTDの好きなことの一つに、GTDは道具であることがあります。道具とは、そのもの自体は使用者をして制限も拡張せしむることはありません。使い手の力そのままにその効果を発揮するだけです。熟練者には効果的に、初心者にはそれなりに。

道具、という言葉を使った中には、そのもの自体に思想が存在しないことも含んでいます。7つの習慣はどちらかというと思想の理想モデルとして用意されている感じがしますが、GTDは使用者がどんな考え方であっても受け入れます。私の考え自体をGTDは否定することは決してなく、むしろ私の自由を広げていくものでした。そしてそれがとても心地のよいものでした。

じゃあ、GTDはどのように役立つの?

  • ワークフローだけでは「次になるをするには答えられても」「何をすべき?」には答えられないのです。
  • 忙しい人がタスクを最適に管理しつつも長期的なビジョンを維持したいと考えるとき、あるいは ToDo リストの次の項目を「本当にこれをするべきなのか?」と首を傾げるとき、答えは GTD と 7つの習慣の交点からやってくるのかもしれません。

本旨に戻って、上記のポイントにGTDは全く役に立たないのか? というとそうではありません。道具は使い慣れれば割りと応用が利くんです。でも応用が利かせるためには自分自身にスキルが必要になってきます。でもどうやったらそのスキルを習得できるのか? そのトレーニングの一つとして、GTDは役立つのだと、私は思っています。

大きなプロジェクトで具体的な次のアクションを導くには?

少なくとも私はGTDを通じて、ある程度の大きなプロジェクトについて次のアクションを考えることができるようになりました。だからといって、それが最善の一手かどうかはまた別問題ですし、最後のイメージを決めることが次のアクションでもあったりします。そのプロジェクトに関連する行動でありさえすれば、次のアクションが何であろうと問題ないのです。

私も最初の頃は、プロジェクトを明確に決めなければ行けないのかとも思っていました。けれども、仕事で障害対応などがあった場合には、方針以上に行動することが優先されます。そして状況によって、次の行動が決まることがままあります。携わるプロジェクトによっては、状況は刻一刻と変わりますから、最初に厳密に決める必要もないと考えるようになりました。効果的である如何にかかわらず、何より最初の第一歩を踏み出すことが、プロジェクトを進むための重要な事項であることは変わりはありません。

私がGTDを通じて理解したのは、第一歩を踏み出しやすくなるようになった、そのように次の一歩を頭が考えるようになったということです。

どれが大切なんて、どうやったらわかるの?

むしろ誰が知ってるんだという話なわけですが。結論的としては、実績と統計出して判断基準を確認しろという話かなと思っています。いい説明がまとまらないので、ちょっとあいまいで直接的な説明になってしまいますが、以下にまとめます。

いったい今の自分にどれが大切かを判断するのは、まとめて言えば価値観です。価値観は決定基準の偏りです。決定基準の偏りを知るには、判断の実績を統計することで傾向を知ることができます。判断の実績とは、いくつかパターンがあります。何を選び、何を決定し、何を考えたかです。その実績値をしるために、自分の考えや気になったものを収集します。ユビキタス・キャプチャはその例です。これによって自分がよく考えているものなどが、傾向的に明るみになります。また、判断する実績は、実績数を積めば積むほど傾向が明るみになります。その実績数をどこでこなせばいいのか? GTDの処理ステップで、いろいろとあらゆるものを判断しているじゃないですか。それが蓄積され、価値観の礎となります。判断数が多ければ多いほど、判断の勘が培われてきます。これは曲げたくないとかこれは判断したけどどっちでもいいとか、そういう勘です。

でもこれだと、判断基準等は好き勝手な方向にいってしまいます。成功したいと考えても、成功できるとはわからない。ただ、自分の向かいたい方向に行くのが強調されるばかりです。そこで、成功したいと考える人が持ちうる価値観なり習慣なり判断基準なり、として7つの習慣が用意されたのではないのでしょうか?

まとめ:答えるのはあなた

GTDは何も答えません。何も与えてくれません。モチベーションだってGTDはくれない。でもすぐに思い出せるもの、言わば人生のセーブデータをGTDは用意してくれます。そんでもってGTDは道具です。使いこなすまでにはまぁちょっと時間がかかります。

何が重要かなんてどこへ行きたいのかなんて、あなたの答えることです。けれども自分にとって何が重要なのか? その答えの探し方を用意するのがGTDだと、私は思います。それを通じて、7つの習慣で言うところの第1の習慣を習得できるのかもしれません。