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EverNoteからEvernoteへ(1) 色とアイコンに見るメッセージ

Evernoteは、前のバージョンであるEverNoteと比べると、あらゆる意味で大きな変化を遂げています。インタフェースをウェブサービスにまで拡張したことが一番中心となる点で、「大幅に変わったんですよ!」という彼らのメッセージは、メインカラーとアイコンからも伺えます。

メインカラーが水色から緑色に変更&アイコンが変わった

私はEverNoteの頃から使っていますが、大幅に変わったのはこのメインカラーとアイコンです。

新規ユーザにとっては、Evernoteは何でもクリップできるウェブサービスという見え方です。が、既存ユーザはそうではありません。既存ユーザにとっては、アプリケーションツールが最初に有りきであって、むしろウェブサービスは添え物程度とも思いがちです。そこで、その印象をがらっと変えるために用いられたのがメインカラーとアイコンだ、と個人的には思っています。

そして、そのイメージの変革は成功している、と私は思っています。私が同じEverNoteの変遷として二つを捉える時、同じであって同じではないのだ、と私自身もEverNoteとEvernoteを区別できるようになっています。海の生物から陸のそれへと進化を遂げたような印象も受けました。

EverNoteは水色&ノートのアイコン

EverNoteのアイコン前のバージョンであるEverNoteは、水色がメインカラーで、アイコンのメインイメージはノートでした。ノートの中に三本の線があって、海のイメージがあるとすれば、三本の線は水の流れとも受け取れます。とすると、ノートは海の中にたゆたうパピルスとも見て取れるので、ふんわりしながらすっきりしたイメージを表しています。

名称に用いられている"Ever"からも見て取れるように、EverNoteは「いつまでも」ノートという使い道を指し示しています。その「いつまでも」の部分が、流れを持ってサイクルする海や流れのイメージと、とてもフィットしているなぁと、感じました。

Evernoteは緑色&象のアイコン

image一方、今回のバージョンであるEvernoteは、そのカラーもアイコンもがらっと変えます。カラーは水色から緑色へ、アイコンのイメージは、ノートのイメージを踏まえつつ、象さんのイメージを取り入れています。

前後関係を考えず、このアイコンの印象を感じとって見ると、がっしりとしたイメージを受け取ります。また緑色の印象は、水色と比べると、やはり新緑の葉や木々のイメージがあるので固形的でかっちりとしたイメージを浮かべます。それに付け加えて、象のアイコンが、そのかっちりとしたイメージを固めます。サバンナにいる象といいますか。

アイコンから見て取れる象は、ユーモラスでウィットに溢れており、キュートな印象があります。また、象自体は頭のよいことで有名です。親しみやすさを残しつつ、明晰なイメージをも与えます。アイコンの左上にあるそれは、象の背中にある服のようにも見え、ノートのはじにも見えて、うっかり忘れそうなノートの印象も与えています。

二つのアイコンの前後関係は?

二つのアイコンを前後関係を踏まえつつ比較してみると、EverNoteからEvernoteに変遷するに、昔よりも強固なシステムを作りましたよ、という印象を与えたいように感じられます。そしてまた、進化を遂げたシステムであることも与えたいのだなぁと思いました。

というのも、ノートに意思はないけれども、象には意思があります。そして、水色は海の中だけを表しますが、象は海はさすがに無理かもしれませんが、川を横断できるし、陸だってずんずん進むことができます。昔以上に、制御できるイメージがあるのです。

最後に:とまぁエントリを書いて初めてそう思ったわけだが

Evernoteは、アイコン一つにしてもきっちりとしたメッセージ性があって非常に驚いた次第でございます。次回は、クライアントツールの変更点について書いていきたいと思います。