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EverNoteからEvernoteへ(2) Evernoteの基本構成

次回はクライアントツールの変更点を、といってましたが、急遽内容を変更して基本構成についてまず見ていきたいと思います。2008/03/18のWIRED VISIONの記事等で、最近知った方も多いと思いようなので、構成要素からのおさらいです。進化を遂げたEvernoteは、前バージョンのEverNoteからの基本構成自体が変更になっています。

ウェブサービスにフォーカスされまくっているEvernoteですが、今回はウェブサービスのほかにも構成要素がありますよ、というのをアピールするためのエントリです。

Evernoteのよいところは、オンラインでもオフラインでも同じデータを取り扱うことができるところです。それを実現するために、オンラインではウェブサービスを、オフラインではクライアントツールを、そしてオンラインとオフラインとで同じデータをやり取りするために、アカウントを用意しています。今回Evernoteはそれら全てを用意し、実現するに至っています。

EverNoteの基本構成

  • Windowsクライアントツール
  • Universalクリッパー
  • クリップ用アドイン各種(IE,FireFox,Thunderbird,OE)

EverNoteは、基本的にアプリケーションツールオンリーでした。なので、Windows上のクライアントツールに、入力インタフェースを拡張してくれるUniversalクリッパーとクリップ用アドインが各種という構成になっています。ポータブル用のツールもあるんですが、今回は詳細な部分については割愛します。

EverNote時代でも、クライアントツールもそうでしたし、何よりインタフェースのツールが充実していたんです。ツールとしては上記の通りですが、クライアントツールでも、オートメールインポート機能や、ディレクトリオートインポート機能なども用意されており、簡単に項目を登録できることを、EverNoteは心がけていました。

Evernoteの基本構成

  • Windows・Mac・Linuxクライアントツール
  • Universalクリッパー
  • クリップ用アドイン各種(IE,FireFox)
  • ウェブサービス
  • アカウントサービス

EverNoteの入力するインタフェースの多様さはそのままに、対応する場面をオフラインからオンラインへとEvernoteは広がりました。Evernoteの基本構成は、アプリケーションツールに加えてウェブサービスが追加されました。アカウントサービスをウェブサービスと区別しているのは、今回はウェブサービスというインタフェースと、アカウントが用意されることで提供可能になるサービスとを区別したかったからです。

基本構成の拡張のポイント

Evernoteになって、大きく変わった基本構成は3点です。

  • クライアントツールの対象が拡大した
  • ウェブサービスが新しく追加された
  • アカウントサービスが新しく追加された

上記ポイントを見る限りにおいても、範囲が大きく拡大されたことが見て取れます。クライアントツールが、Windowsだけだったものから、Mac,Linuxに拡張されることでも随分な拡張です。それに追加して、ウェブサービスまでも含まれていることは、驚くべきことでしょう。

しかしながら、Evernoteになるには、きっとこのウェブサービスなくしては意味のないものだったに違いありません。というのも、EverNote社のこのパーソナルデータベースは、随分前から構想されていたようでしたからです。といっても、私もついぞ最近知ったわけなんですけどね。

EverNoteの位置づけは?

そうすると、EverNoteは今までなんだったの?!という気にもなってきます。少なくとも私はちょっとなった。勿論、EverNoteはEvernoteに変わるのに必要な過程でした。しいて言うならEverNoteは大きな実験場で、結構多彩な機能がクライアントツールに含まれていました。ここで、どんな機能が必要かどうかを、検討していたんだと思います。そのため、一番シェアの高いWindowsのプラットフォームでツールを提供し、Evernoteに向けて機能の検討などに励んでいたのではないかと、私は推測しています。

そう思った理由は二つあって、EverNoteからEvernoteへの機能が大幅に削除されたこと、そしてクライアントツールがMac,Unixまで展開されたことです。特に、機能削除に関しては、その判断が妥当なものであったことから、EverNoteがEvernoteへの布石だったことが裏づけされます。

基本構成に関するエントリはここらへんまでにして、次回は機能の変更点について見ていきたいと思います。