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飯と酒と時々GTD

エマジェネティックス基礎研修に行って来ました

以前本を読んで、すごく興味を持ち、こりゃあ思考スタイルを知ると面白いだろう!ということで、早速参加しに行きました。

研修はフランクに

講師である中村さんが青年会議所に属していることから、参加者には青年会議所経由の方々もおられました。他には、社長が気に入って行って来いと、宮城から社長命令で来られた方がおられたり、場は割とフランクな感じでした。

最初に隣におられた人は、中村さんのファシリテーションがよかったので堪能しに来た、と言っていたり、他の人に薦められてやって来た人もおられたり、本から行こうと思った人は、そんなにいなかったようです。私の場合は、本を読んで予習する形だったので、内容自体は、そのおさらいという形になりました。

で、今回の基礎研修に行った理由は、何はなくともエマジェネティックスのプロファイル(以下EGプロファイル)を検査したかったからです。基礎研修には、エマジェネティックスのプロファイル料も含まれており、これを確認したいがために行きました。

EGプロファイルの予想と実際

で、結果は以下ドン。

20080727231344

実は、この研修を受ける前に、自分でEGプロファイルを予想していました。コンセプト型・社交型・ディテール型・分析型の順に、50・10・10・30、これが私の予想値でした。

社交型とディテール型は、他二つに比べて弱いことは理解していましたが、どれぐらい弱いかはわからなかったし、社交型とディテール型の順序もあまり自信がなかったです。なので10/10という予想です。コンセプト型と分析型の二つでは、明らかにコンセプト型の方が強いであろうという予測はついていたので、50/30という予測です。

で、実際のところは、44/15/10/31。コンセプト型50%のうち、6%のみ、分析型と社交型に分配されたぐらいが差分なので、正答率は割とよかったです。

EGプロファイル分析

それでは早速、分析型の思考スタイルを使って、思考スタイルの比率について、分析をまとめます。

まず、一番強いコンセプト型について。前回に説明したとおり、エマジェネティックスの本で説明されていたまんまのコンセプト型の行動をしていたので、コンセプト型が強いのは予想範囲でした。分析型より強いと予想したのは、合理性もさることながら面白みがなくては窒息しそうだからです。

次に強い分析型について。これが強いことは、コンセプト型のわけわからん行動について、理解をしようと分析をかける作業をよくしているので、すぐに予測がつきました。意図を読み取るのがそもそもすきなんですよね。

そして社交型。おそらく、社交型は最近になって強化された部分で、以前はもっと少なかったでしょう。というのも、会社でマネジメント業務に携わったり、このようにブログに書いて発信したり、それからgihyo.jpで連載を書かせてもらっていたり、GTD勉強会を実施していたり、などなど、苦手ながらも積極的に動いて、以前より格段マシになったのを自覚しているからです。でももともと苦手なので、上記二つよりは、かなり弱めでしょう。

最後にディテール型。細かい作業とか、手順を考えるとか、私は大の苦手です。だからこそ、GTDがぴったり相性が合ったのかもしれません。というのも、GTDはこのディテール型を補助してくれるシステムだからです。私が手順を考えるにしても、手順に考えつくまでに、だいたいが頓挫してしまい、実行段階まで行き着くことができませんでした。GTDを先に手順を書いておくことで、ディテール型を補強し、実行することができるのです。これは、私にとって非常に喜ばしいことでした。

こんな感じです。EGプロファイルは、自分の今までの行動のもととなった思考スタイルと考えると、割と整合性がよく馴染みがよかったのです。EGプロファイルは、至極妥当な結果でした。

いかにディテール型と付き合っていくか?

こうだろうなと思うのと、こうですよと確定するのとでは、雲泥の違いがあります。今回の研修に参加したかったのは、思考スタイルをこうですよと確定させたいことにありました。それは確定し、間違うことなくこれからはコンセプト型として振舞えたり対応を考えたりすることができるようになりました。

それもありますが、もう一つディテール型の比率を確認したいというのが、今回の目的にありました。

同じことを二度も思い出すなんて大嫌い

コンセプト型は、ディテール型とはあまり相性がよくありません。ディテール型が「なぜ手順どおりにしない?」「なぜ変える必要があるの?」と言っている傍で、コンセプト型は「なぜ手順どおりにしなければならないの?」「なぜ変える必要がないの?」と、正反対なことを言ってのけます。ディテール型が愛するのはStableな状態であり、コンセプト型が愛するのはDynamicな状態なのです。

そんなコンセプト型の強い私は、手順というものはできれば必要最低限しか覚えようとしません。一方、ディテール型は覚えるのが非常に得意です。その違いを改めて知ったのは、2008/06に、会社で手順書を使って作業をしていた時です。

ディテール型が強いと、この手順書の内容は既に覚えており、資料を見ることなく作業を行うことができます。しかし、私の場合はそんなことは一切できず、毎回資料を見ながら実施します。覚えるまでの作業回数の問題もありますが、私より後に参加したメンバーですら、見ずに作業ができるようになったので、私が手順を覚えようとしなかったのは明白でしょう。勿論、覚えるのが面倒だから手順書にしたわけでありますが。。

このことがあってから、私の手順化人生に拍車が掛かりました。最近では、どのくらいの粒度で、一つの手順単位にすればいいかも理解できるようになったので、いけいけどんどんです。今では、家事についてその手順化を行っている途中です。

しかし、手順化にもいくつか心配する部分があるのも確かです。

どこまで手順化したらいいの?

GTDでは、家から出さえすれば会社に行けるように、最初の第一歩さえ用意しておけば、その後の作業が実施できると説明しており、そのリストをNextActionにします。

しかしながら、そうであってもどうしてもしたいと思えない作業が存在しています。例えば家の掃除などです。会社では、同じ作業は手順書を作り、最小限の力量で実行できるように最適化されていました。これを家の掃除についても同じことをすればいいんじゃないのか、と思ったわけです。

けれども、手順化は結構面倒な作業です。そもそも明確にする必要があるのだろうか?という問題もあります。反対に全部見えたら見えた分やる気がそげるという場合があります。そういうこともあって、GTDではNextActionだけ明確にしておけばいいとも言っています。全部見せればいい? はじめだけ見えればいい? さあどっち?!

それで、ディテール型の思考スタイルの比率がどれぐらいかを確認したかったのです。ディテール型の思考スタイルの比率が低ければ、全部見せる手順化がよいだろうし、ディテール型が思った以上に比率が強ければ、NextActionだけでも十分かもしれません。

診断はディテール型は10%で、結果、私は全ての工程を手順化することにしました。そのかいあってか、家事でも辿るべき道が指し示されているので、その手順を見る見ないにせよ、作業をしててもゴールへ近づいている安心感があります。今はどのぐらい時間がかかっているのかのトラッキングも兼ねるようになって、更に時間の見通しがつくようになりました。これのような、途中の経路が私には必要なことが、改めて自覚するようになりました。

友人にこのカードを見せた時、形式化しないか、という問題がありましたがそれは多分ないでしょう。コンセプト型は意味あるカードでなければ存在を許しません。不足があれば、カードに付き足していくことは、コンセプト型にとっては普通に行われる作業です。ルールがあるのはよいのです。問題は、ルールに意味がない場合なのです。

それにしても、思い出すのが嫌いだとは言え、同じ手順を思い出すことすら嫌いだとは、想像だにしませんでした。

分類方法の二つの心配

今までいろいろ思考スタイルについて、分類方法を垣間見てきましたが、ここまで自分がピントのあう分類方法は滅多にありませんでした。私が感じる分類方法には大きく二つの心配がありました。

  1. 分類に違和感を生じる
  2. 強味を弱味に還元するサイクルがない

分類に違和感があるのは、その分類自体にどうも納得がいかないのです。分類方法もそうですが、全部を網羅している、ということにも不信感があります。接触の仕方が紹介だったこともあり、データの裏づけ自体も少ないことも、馴染めなかったことの理由でもあります。それもありますし、分類自体に抽象性が感じられないというのもあります。あまりに具体的すぎて、それを利用するにはあまりに偏りが過ぎるような気がします。反対に大雑把過ぎて、再利用するには的を得ないような感じもありました。

その分類の違和感は、強味を弱味に還元するサイクルがないことで説明がつきます。なかなかに強味を弱味に還元するようなサイクルができないのです。強味を更に強める方法については、分類方法は得意だったことでしょう。強味を強めることも必要ですが、それ以上に、自分の弱味を補えることも大切なのです。強化するにせよ補強するにせよ、全体的な底上げを必要とする場合、その弱味を知ることは必要になってきます。

いずれにせよ、私にとって必要なのは、再利用可能な何がしかをサイクルできることであり、一方的に発散するようなシステムではないことです。

それを知ったところで、強みを強める以外に勿論できるよね? まさかそれだけしかできないと言うんじゃないでしょうね? 傾向が分かったからといってそれをうまく使えないようでは対策にならないよ。それはもちろんクリアになるんでしょうね?――父性・母性・子供性等の分類方法や、プロモーター・サポーターの分類方法や、エニアグラムもやりました。でも定点観測したいぐらいには使おうとは思わないのが現状でした。だって、その後全然応用できないんだもん!

エマジェネティックスは、この私の二つの心配に応えてくれました。

まず違和感について。エマジェネティックスの分類方法は明快で、エマジェネティックスの思考スタイルの4分割のうち一つの基準となる抽象・具象については、私も以前から考えていたことでもあります。なので、自分の分類基準がそのまま採用されていることで、馴染みやすかったです。もう一つの指針である感情的と理論的についても、特に違和感がありません。かなり大まかな分類指針ですが、特に違和感がありませんでした。

そして強味を弱味に還元するサイクルについて。エマジェネティックスは、自分の弱い思考スタイルを、自分の強い思考スタイルで補充することができるため、非常によいサイクルができあがります。弱い部分を補いつつ、同時に自分の強い部分も強化することができます。今の自分を変えることなく、弱い部分に対応することができるのは、非常にすばらしいことです。

かつ上、エマジェネティックスの最大のよいところは、それぞれの思考スタイルを相互理解できるところにあります。男女の場所の説明がどうしてこんなにも違うことにも、エマジェネティックスは明快に思考スタイルの違うで異なるのだと言ってくれます。言語が異なればわからないように、思考スタイルも異なれば分からないものに見えてしまいます。そういう部分を、エマジェネティックスは誰を否定することなく説明してくれたことに、大きな重要性があると思います。

日本のエマジェネティックスはこれから

日本ではエマジェネティックスは2007年12月から活動された模様です。基礎研修自体も6回目と日本での歴史は浅いですが、アメリカでは長年培われたものです。Microsoft,IBM,Hilton Hotel等有名な会社がこぞってエマジェネティックスを取り入れているのがその証明でしょう。

私はあらゆる会社に、積極的にエマジェネティックスを取り入れていってほしいと思います。特に経営層や、メンバを率いるマネージャクラス、人材は人財だと発言するような会社にとって、相互理解を高めるツールとして、エマジェネティックスは最適なツールだと私は思います。