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つらぬき通すことの難しさ

ゴルゴの仕事術を借りてきたその日に、ゴルゴのアニメを見た。舘ひろしの声もなかなかやね!と思いながら見ていた今回のエピソードは厳しいものだった。

恋人が殺人者として有名になりながら5年も待っている女の人の元に、国を裏切って亡命者となった恋人がやって来るのを、待ちぶせしていたゴルゴが迎え撃つ! というもの。ちなみにゴルゴのターゲットはこの亡命者である恋人。

女の不幸は、作中これでもかと展開されていた。

・恋人が殺人者→回りから白い目
・近所の野郎から言い寄られ→渚で強制追いかけっこ
・家で野郎から言い寄られ→野郎が「この女が誘ったんだ」の出任せに、野郎の嫁が「どろぼう猫」扱い
・「どろぼう猫」が回りに知られる→仕事干される
・賃貸していた家が取り壊されることに→オーマイガ!

といった最後に、逃亡者の恋人からバラの花束と手紙が送られて、二人で幸せに愛の逃避行か?! これでようやく女は幸せに! と思ったところをゴルゴが恋人撃って終了という鬱展開だった。ゴルゴじゃなかったら。

通常、こういう話だったら、殺し屋が情にほだされて見逃すというのがパターンだと思う。ゴルゴじゃなかったら。

ヤクザが猫を拾うぐらいのファンタジーを、ドラマやアニメは見せてくれるのがよいのだけれども、ゴルゴは否定した。でもそれはゴルゴだからだ。ゴルゴという、仕事が至上な男のルールだからこそ、それは実現しない。

マジック・ザ・ギャザリングで頂点になった人のインタビューがあった。MTGのキングもゴルゴも、目的を一直線に見据えて、目指す所を間違えなかった。

MTGのキングは一時の感情に流れずに判断をすることが大切だと言っていた。ゴルゴも同じくこれを実現しているだけに違いないだろう。ゴルゴは、情報が集まって、女の人かわいそうと、一時以上の感情に流れそうな所は、なかったのだ。

 

自分コメント

  • ゴルゴすげえという話。