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GTDメインのタスク管理と生息してますログを記載しています。

GTD Japan Review(4) 流行らせるためのゴール状態の定義及び分解

前回では、日本では、アメリカのように、伝播経路のキーパーソンとなる人間にアプローチしにくいことから流行らないのではとまとめた。それでも、日本に流行らせたい。ので、今回は、アメリカでの流行るための要素を分解してアプローチできる部分はないか探っていく。今回はそのパーツ洗い出しをする。

そもそも「流行っている」状態とは?

まずは、目指すべき「流行っている」という状態から要素分解をしよう。私の定義では次のように定義する。

  • 大多数の人間に知れ渡っている (東京新橋のビジネスマン100人に聞きましたなら少なくとも50人以上は知っているレベル)
  • 一定量の成功例がある (東京新橋のビジネスマン100人に聞きましたなら少なくとも3人以上は実施して効果のあるレベル)

ビジネス的成功(GTDを仕事にできるかどうか、とか)もあるんだけれども、今回は、GTDが少なくともビジネス界隈である程度認知があって、それなりの効果を納めていることを、ゴールとしている。

ちなみに、GTDを実施して効果のあるレベルを、認知数の6%、全体数の3%としている。本を読んで行動に至って効果を得る程度が1%程度とかそんな話をうろ覚えに聞いて、多少多めに見積もっている。

とりあえず、「流行っている」状態になるための状態を収集してみる

ゴール設定がある程度具体的にできた(ここでは感覚値として理解できる程度を想定している)として、じゃあ実際にそのゴールに向かうまでにはどんな状態が実現できればいいのかを、細かく分解してみる。今回はとりあえず収集ステップを実施してみた。

  1. GTDが、日本企業導入としての実績がある
  2. GTDが、ある一個人への実績がある
  3. GTDの理論が、正確に理論が伝わっている
  4. GTDの正確な効果が、発揮されている
  5. GTDの質問できる場所がある
  6. GTDを実施していて、自分がGTDのどのレベルかがわかる
  7. GTDについてコミュニケーションすることができる
  8. GTDについてある一定の状況に対して最適なツールが存在する
  9. GTDに関する良質な情報が存在する
  10. GTDをして、ビジネス的な成功実績がある
  11. GTDという言葉自体が認知されている
  12. GTDで、著名な人間が成功例を納めている
  13. GTDをすると、効果が高いことの実績が数多くある
  14. GTDを、初めて実行するのに実施しやすい
  15. GTDを実施して、すぐに効果があがった
  16. GTDの情報のうち、「GTDはいい!」という情報が、googleで検索すると上位50位の80%が友好的な情報である
  17. GTDを教えてくれる何がしかがある

ふぅ、やれやれ。以上です。おわり。

じゃ、ダメだよねw

収集した「流行っている」状態になるための状態を分類してみる

    さっき収集した項目を三つの観点で分類した。三つの観点とは、「認知」「実績」「実行」である。これら三つの観点は、先ほど定義した私の目指すGTDが流行ったゴールのうち、次のように関係することを想定している。
  • 大多数の人間に知れ渡っている
  • 一定量の成功例がある

まず「認知」。「認知」は一つ目のゴール条件である「大多数の人間に知れ渡っている」というところに関係する。このゴール条件を分解したものが「認知」に属する分解した状態である。

次に「実行」。「実行」は二つ目のゴール条件である「一定量の成功例がある」に関係する。このゴール条件に到達するための途中過程の中間ゴールとして分解したものが、「実行」に属する分解した状態だと考えてよいだろう。

最後に「実績」。「実績」は、この二つのゴール条件のいずれにも関係する。「実績」は「一定量の成功例がある」という結果を、「大多数の人間に知れ渡っている」という結果に結びつける際、どれぐらい効果のあるものかを現したものとなる。例えば、社長と平社員とでGTDを実行し成功したとして、社長の方がより興味津々になるだろう。結果によって効果の度合いが違うので、別々にゴール状態を用意したのが「実績」となる。

この三つの観点から分類した結果は、以下の通りとなる。

  • 認知
    • 3.GTDの理論が、正確に理論が伝わっている
    • 9.GTDに関する良質な情報が存在する
    • 11.GTDという言葉自体が認知されている
    • 16.GTDの情報のうち、「GTDはいい!」という情報が、googleで検索すると上位50位の80%が友好的な情報である
  • 実行
    • 4.GTDの正確な効果が、発揮されている
    • 5.GTDの質問できる場所がある
    • 6.GTDを実施していて、自分がGTDのどのレベルかがわかる
    • 7.GTDについてコミュニケーションすることができる
    • 8.GTDについてある一定の状況に対して最適なツールが存在する
    • 14.GTDを、初めて実行するのに実施しやすい
    • 15.GTDを実施して、すぐに効果があがった
    • 17.GTDを教えてくれる何がしかがある
  • 実績
    • 1.GTDが、日本企業導入としての実績がある
    • 2.GTDが、ある一個人への実績がある
    • 10.GTDをして、ビジネス的な成功実績がある
    • 12.GTDで、著名な人間が成功例を納めている
    • 13.GTDをすると、効果が高いことの実績が数多くある

次回について

今回は、ゴール状態の定義と、更にそのゴールを実現するための分解したゴール状態を洗い出した。次回は、これを踏まえて、私が今までGTDに対して行ってきたアプローチについて、どのゴール状態について行ってきて、どのような効果が得られたのかを確認する。

公開は週明け予定。