フロイトの心理学のトラウマと海馬の関係は何か関係性があるのでは、というのが佐々木さんの気になるところなようでした。
以下思いつきメモ。
海馬は記憶を作る機関。
→ストレスがかかると、そのストレスばかりがかかって、海馬はストレスの記憶ばかりを作ってしまう。
→その記憶を軽減させるために、海馬自体は記憶を作る機能を制限させる。
→海馬の機能減少のため、セロトニンが減って、いろいろ体に支障がきたす。
→そうすると、他の記憶が全くできず、バランスがとれていた最近の記憶内容がトラウマ記憶ばかりで、何でもトラウマ記憶につながっていく(これはそのまま水が集まるままに)
→最近の自分の記憶や行動の記憶が減る。
→現在進行形の自分の記憶が減るため、自意識が減り、正常な判断も減る。
→正常な判断がさらにできなくなり、悪のスパイラルへ。
というのは聞いてて考えたサイクル。
フロイトの心理学にはあまりでてこなかったんだけれども、ストレスというのは、なんだか大きい石ころみたいなもので、それで正常な記憶を思い出す経路をふさいでいるような気がします。
そのため、正常な記憶を思い出すことができず、今までの前後関係の情報を引き出すことができずに、近視眼的な物の見方ばかりになってしまうんじゃないのかなーとも思ったのでした。
また、療法の中で、昔の記憶を思い出し、その中でよかった記憶を広げるというものがあったが、これが、昔のよかった記憶を思い出すことで、正常な記憶サイクルを活性化するような感じを受けました。
石ころ自体を直接どうすることかは難しいので、周りからせめていくような感じも。
正常な判断をふやすために、昔の記憶を思い出すこと・よい思い出を思い出すことで、自意識の回路を活性化させるといったような。
参考図書メモ。
「うつかもしれない」 - 調べたけど、なんだか間違ってるっぽくて本を特定できなかった。