works4Life

GTDメインのタスク管理と生息してますログを記載しています。

知る前と知った後、その瞬間の衝撃と熱量、シュレーディンガーの猫という可能性の際

via ja.wikipedia.org

プレイフルリストに「ADD,ADHDのチェックをする」というのを書いた。

ひとえにこの項目をプレイフルリストにいれたのには、よかれ悪しかれ、その判明する瞬間の衝撃を心待ちにしているからだ。自分がその予想と近しい場合、その衝撃は歓喜となり、遠い場合には落胆という感情を伴う。私は、いずれに転んだりにしても、その知る瞬間の衝撃を身体を伴ってあじわうことが、何よりも好きなのだろう。またどちらに転んでも、歓喜と落胆を同時に覚えるかもしれない。ただ一ついえることは、何も感じないわけはない、ということである。

その瞬間の前後は、シュレーディンガーの猫を彷彿させる。

シュレーディンガーの猫は、心理学の実験の一つだ。ある密閉空間に猫を置く。そこに毒性の空気を含ませる。この実験の要素は、箱を開けるまでは、猫は死んでいるかどうかがわからない、というものだ。物理的に言えば、猫が生きているか死んでいるかは、他の要素から成り立つ。しかし、感情的には、期待の度合いが反映されて半々だったりして、まったく異なる。

私は、知る前と知った後の心持ちの度合いが気になる。

知った後の気持ちの熱量の違いを知っている。ファイナルアンサー!と言われればやきもきする気持ちを押さえきれない。答えはもう決まっているはずなのに。そしてその後の正解と残念と言われた後の熱量が去った感覚。事実がステージの幕から現れ出たというだけで、内包する熱量の違いは一体何なのだろう。現実というステージに現れ出ない限りには、私たちの脳は可能性があると思って、正解と残念との二つの場合の心の準備をしているのかもしれない。その二つの場合の心の準備の度合いが、熱量の違いなのかもしれない。最近はそのように思う。

私は知りたいと思う。その結果を私に正解とも残念とも気持ちにさせるかわからないにしても、何も変わらない前よりも、変わる先を楽しみにしているのだ。

初出:2010/05/30