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飯と酒と時々GTD

「(前略)つまみぐい勉強法」の書評をいただきました。おなかいっぱい。

つまみぐい勉強法の本が出版されて、ブログでも書評を頂戴しています。渋川さん教えてくれてありがとう!

 

 

この記事では、簡単に紹介記事から、「つまみぐい勉強法」の本がどんな本なのかを紹介します。

 

新人にとって親切な本

新人にとって親切な本と紹介してくれたのが、 torazukaさんです。

IT業界の新人に対して、広い意味で親切な本だと思います。

以下、ここがよいなあと思ったところをメモしておきます。

1. 仕事をすすめる上での基本的な動作を学べる

第2章「守りの勉強法」では、仕事の基本所作のエアポケットに触れられています。聞き方、調べ方、情報選別の簡単な基準、そして、新しい仕事にどう向き合うか・何から取り組むかといった、誰もが始めはわからなくて右往左往するのに、教えてもらえる機会が少ない情報が、ていねいに説明されています。

特に、「質問の仕方を工夫しよう」は、参考になると思いました。問題を分析するフェーズと、質問を発するフェーズの2つに分けて、やさしく書かれています。

2. 体験することの重要性とその方法が理解できる

第3章「攻めの勉強法」では、体験することの重要性が説かれています。本を読む、コードから学ぶ、記事を書く、翻訳するという様々な方法について、具体的に書かれています。

面白かったのは、中心から右・左・上・下の分野に手を伸ばす「本の選び方の戦略」。これは、意識してみようっと。

『IT 業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」』 - 虎塚

 

確かに第2章の「守りの勉強法」は、私が新人でも読みたい本です。なんだかんだとここら辺の枠組みは、自分で習得していくのが大半で、マニュアルというものがないのが現状です。「質問の仕方を工夫しよう」の部分については、よく聞く話です。今回の本以前にも、聞いたことのある内容でしょう。というより、この本がそういういいとこどりなんです。というのを敢えてほかの人から紹介することで、納得度があがりました。ありがとうございます。

 

積極的に勉強会に参加{している,するつもり}などするひとが読む本

勉強会の本だよ、と紹介してくれたのは、Susumu Miwaさんでした。

みずから進んで積極的に勉強会に参加{している,するつもり}などするひとが読む本。

つまみぐい勉強法 - ヨタの日々(2010-05-09)#p04

 

そもそもが勉強会にもっと参加してもらうには! というのが発端ですから、正しく読み取っていただきました。ありがとうございます。

勉強会については、最初が肝心で、ここでよかった気持ちでないと、そのあとほかの勉強会にも行かない、ということにもなりかねません。そうはならないように、手とあり足とり、工夫の仕方も本書にて紹介してあります。

 

「フランス料理はソースを舐めてレシピを覚える」ように体験することが大切

体験することが重要だ、と強調してくれたのは、「泣かずにいられないつくり話」の研究家の永井正敏さんでした。

そして、ここで強調したいのが、
ぼくたちが、本を読んだり、セミナーに参加したりして、
「師匠」から「ノウハウ」を学ぶのは、
じつは「レシピ」を教わっているだけだということ。
真の料理人としてひとり立ちするには、
そのレシピをもとに料理を作ってみることです。

フランス料理はソースを舐めてレシピを覚える。|映画プロデューサー/「泣かずにいられないつくり話」の研究家 永井正敏の「感動の方程式」

 

この本も実際そうです。本書に書かれているのも、レシピです。実際の体験をすることで、ようやく本の内容が血肉となります。つまり、「つまみぐい勉強」やろうよってことです。本書に書かれたように、きっぱり行う方法もあります。ただ、「学びとる姿勢」がありさえすれば、それでもう「つまみぐい勉強」の一歩だと、私は思っています。

本は終わりではなく、はじまりです。そういう根本的なサイクルを思い出させてくれました。ありがとうございます。

 

目標・使命感の見つかる勉強法!!

本書の目的の一つに、自分がどこへ向かうのかをはっきり自分で決めていけるようになりたい、といったものがありました。そこを「目標・使命感の見つかる勉強法!!」として紹介いただいたのは、インタビューでもお世話になりました、株式会社ビープラウド(http://www.beproud.jp)の社長さんです。

本書は若手エンジニアを対象としているが、若手に限らず、上述したような、自分のキャリアに悩んでいるエンジニアにもお奨めしたい。
それは、書籍のテーマである「つまみぐい勉強法」の効果にある。
(1)知識が蓄積され、引出しが増える
(2)目標が見つかる
(3)使命感が目覚める
目標・使命感の見つかる勉強法!!

IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」|恵比寿で働く社長のアメブロ

今回は、読者のターゲットを新人~3年目ぐらいの人に絞ってます。なので、上記に書いていただいた内容は、大半が割愛された内容です。個人的にはここを強調したかったんだけど、容量オーバーで、ボツ原組となった内容です。

そうそう、実際そこも言いたかったことなのよ!! という意味で、3年以降に悩み始めた人にも読んでもらいたいなーと思っています。私のほかにも言いたかったことを代弁してもらいました。ありがとうございます。

 

勉強は自分の幸せ感へつながる

そもそも勉強はどうして必要なのか? という点において、自分なりの考えを紹介してもらっているのが、t2y-1979さんです。

なぜ勉強が必要なのか?

スキルアップと収入アップ、仕事の維持など、切実な思いを持って勉強をしている人の声も多く聞かれました。IT 業界に限らず世の中はどんどん変化しています。もはや会社にレールを敷いてもらうのを期待できない時代です。

本書での問いかけです。私も同じような思いから勉強を始めました。が、今はちょっと違います。

 勉強は自身の成長を自分で実感するための最も簡単で効率的な手段で、
 それが自分の幸せ感へつながる。

これが今の私の勉強の目的です。当たり前ですが、やっぱり勉強そのものも手段でした。

IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」 - forest book

 

簡単な言葉で言うと、勉強するのは「自分の役に立つ」から。例えば、iPadが予約できるようになって、そこでいかに予約しようかと情報収集するのも勉強の一つです。少なくとも私はそう思っています。今以上に、楽だったり楽しかったりするように工夫すること、この作業こそが「勉強」なんだと思っています。今以上に、幸せ感を獲得するために勉強するのです。ジャンルは問いません。会社の内容であれ、経済であれ、金融であれ、モテであれ、美容であれ、ゲームであれ、工夫する姿には、情熱が注がれているものです。そういった、断片の情熱をつなげるものとして、「つまみぐい勉強法」があったらいいなと思います。

この本の源流となる考え方を紹介していただきました、ありがとうございます。

 

まとめ:

いろんな形で、「つまみぐい勉強法」を紹介してもらい、とっても嬉しいし、何より意図を理解いただいた上で紹介されたことが非常に喜ばしいです。

 

本書を書く上で気にしたことは、本のライフサイクルです。この本の寿命として20年レベルを想定しています。本書の読者ターゲット層自体は、確かに新入社員や1~2年目といった若手を想定しています。彼らが成長していった後も、この本が役に立つように、何か分岐点となるタイミングに、この本を見返すような本になりたいなと思いました。そう思ったのは『Getting Things Done』が念頭にあったからです。

『Getting Things Done』は、何がすごいかというと、初級者・中級者・上級者のどのレベルであっても、それぞれに対してそれ相応の内容がすべて記述されているという点です。章立てがほぼそのレベルと相当しています。それで、私がしばらくした後読んでも、新しい発見があって感嘆したものです。「つまみぐい勉強法」の本もそんな風に育つといいなと思いました。もともと「つまみぐい勉強法」の根本的な思想はGTDの考え方に相似しているのですから。

 

そんなこんなで書いてきましたが、「つまみぐい勉強法」は、本を買った後も二度おいしいです。今本を買った人向けにスペシャルコンテンツを鋭意準備中です。気になる方は、買ってね!

 

IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」
奥 乃美, 渋川 よしき
技術評論社 ( 2010-05-07 )
ISBN: 9784774142593