第2回は読書サイクルで取り扱う範囲とステータスについて。第1回で話した心持を端的に表すのに、いくつかのステータスを作ります。
読書サイクルの範囲
範囲とは、読書サイクルがどこからどこまで取り扱っているのかという話。そもそも読書サイクルで取り持ちたい範囲というのは大きいです。動詞で表すと、「本が読みたくなった」から「本を読んだ」「本を返した」までです。
本当は、「本を処分した」まで持っていきたいところですが、ちょっとそこまでは回りきれないので今回はこの範囲まで。
読書サイクルで用いるステータス
範囲の影響もあって、ステータスで端的に表したいものは、多いです。そもそも一番ネックなのは、読む以前の手に入れる段階の話なので、そこをなんとかしたいと、今まで思っていたわけさー。
- その本を読んだかどうか
これは基本中基本のステータス、だよね。後半の部分にて有効になってくるステータスです。
で、次に、今回のネックにあたる読む以前の段階について。
「読みたいけれども買うほどではない」
「買いたいけれども、絵本だからいつ買うでもいい」
といった心持ちをあらわそうと思って、二つのステータスを作りました。
- その本を買いたいかどうか
- その本に対する興味ベクトルはどれぐらいかどうか
「その本を買いたいかどうか」について。もちろんお金があれば全部買えられるかもですが、お金を使える上限が決まっていることで、買ってもいい範囲かどうか、ということで線引きを変えてます。絵本なら「買いたい」になるし、紹介されててパラ見したい程度なら「買いたくない」という線引きになります。
「その本に対する興味ベクトルはどれぐらいかどうか」について。これはそのままの意。読みたい気持ちが3段階程度で表そうというわけです。今回は、GTDでよく使われている単語を用いて表しています。"Action">"Maybe">"Someday"というイメージ。"Action"が一番強くて"Someday"が一番弱いです。このステータスは、コレ単体だけでは何の役にも立たなくて、図書館を借りたり本を買う際に、簡単なフォーカスを提供してくれます。
つまり、本を買ったり借りたりする時は、まず優先的には"Action"の項目から選んでいくということです。
図書館を併用することを考えているので、もちろん図書館のためのステータスが必要になってきます。
- その本は図書館にあるの?
まとめると、併用しているステータスはこの4つ。これらをMediaMarkerで実装しながら今回はこしらえているというわけです。
- その本は図書館にあるの?
- その本を買いたいかどうか
- その本を読んだかどうか
- その本の興味ベクトルはどれぐらいかどうか
といいつつ実はもう一つあった。
- MediaMarker受け付け用ステータス="Inbox"
MediaMarkerでのステータスの実装
じゃあMediaMarkerのどこにあるのかというと以下の通り。
その本は図書館にあるの?
MediaMarkerのタグで実装。
- "図書館にある"
- "図書館にない"
その本を買いたいかどうか
MediaMarkerの属性で実装。
- ウィッシュチェックボックス
その本を読んだかどうか
MediaMarkerの属性で実装。
- 未読
- 読中
- 読了
その本の興味ベクトルはどれぐらいかどうか
MediaMarkerので実装。
- "Action"
- "Maybe"
- "Someday"
これだけだと、勿論めぐりは悪いわけで、やり方をある程度決めておく必要が出てきます。で、第3回目は実際の手順についてまとめます。