タスク管理でいろいろ考えることのうちに、どうもまとまりのないのがいくつかあるのでそれをちょっとまとめておく。
タスク管理のゴールは、「自分が実行しやすい状態までに絞り込める」こと
結局タスク管理ってどんなのがいいの、と言われると、そもそも元を正せばちゃんと実行して前に進むことを第一の目的としている。
そしてそれ以外の今は実行できないことについては忘れずにいるために、どこかにデータを保管しておく。
実行→保管したものをひっぱりだす→実行
これができれば問題ないのである。
が、いろんな状況の変化によって、この「実行→保管したものをひっぱりだす→実行」というのがうまくいかなくなる。やりたいことが増えて、管理項目が増えて実行しずらくなる、というのもうまくいかなくなるパターンの一つであり、私がよくやる失敗例でもある。
母艦と子艦
やりたいことが多すぎるが、実際実行するには全部が見えているとやりたくなる。だったら絞り込めばいいじゃない!
ということで、最近おちついているのは母艦と子艦の関係である。
母艦は大きな管理サービスで、1年以上とか数年以上後でも実行できそうとか今は実行できないとか、この店おいしかったとかの、そういったもろもろを管理する。
子艦は、母艦と違って短期決戦の実行内容するものを管理する。だいたい1週間で母艦からやることをひっぱりだせると望ましい。
が、これもなかなかうまくいくときとうまくいかない時がある。
管理する範囲
とにかく最初っから大きくものを管理しようとすると、うまくいかないことは多い。ゲームのチュートリアルだって、最初は範囲を決めて実行させようとするのがわかる通り、初心者を大海原に放っておくと、ゲームが続かない可能性が高いのである。
それは、タスク管理についても然り。
そういった場合は、まずは仕事に関してタスク管理をすることから始めるのがいい。
個人的な項目については、「絶対やんなきゃ!」というものが少ない。あっても自分の情熱にのみに依存していることが多い。こういったプロジェクトは、管理云々ではなく、プロジェクト自体が失敗の可能性を多くはらんでいるため、最初からうまくいかないことが確率的に高い。
仕事は、自分の云々に関わらず達成すべきこと、というのが多いため、ちゃんと実施できることが多い。成功確率が高いし、そもそものっぴきならないために実施しやすかろう。
GTDは最初から人生とかでっかく管理範囲を取れとは書いてあるけど、無理はしない方がいい。私も仕事の範囲だけから実施した。