年末あたりからOmnifocusに手をだして使い始めている。スタートアップ時は多少の困難もあったけど、割とよいんではないかと思ってしばらく延長課金して使用中だ。1か月もてば、アプリ買いきって課金してもいいんじゃなかろうか。
最近のアプリの中では一番ヒットである。
ここ最近タスク管理のアプリを流浪していて、NotionやらWrikeやらJootoやらに手を出していた。が、どれも一覧性には欠けていて、すぐに見なくなってしまうのだった。Notionはそれもそうだ、タスク管理がメインじゃないから当然だし、WrikeやJootoはどちらかというとグループタスクがメインである。
それならそうと、原点回帰かふと目に入ったOmnifocusを使い始めた。
Omnifocusは、実はすでに使ったことがあって当時は挫折した。だから再度手を出すのには躊躇していたのだった。そんなこともあったよなー、とふといつ頃買ったのかと明細を探すと2010年の話である。当然である、MacユーザじゃないからiPhoneオンリーだったし、日本語訳にもなっていたかどうだかもあやしい。PCで見れないストレスと、Omnifocus特有の癖に慣れないまま、利用は頓挫した。
あれから10年、Omnifocusは2から3にバージョンをアップしていた。日本語になったし、なんとWebサービスもある。サブスクはできれば避けたい、と思いつつも、ものは試しにトライアルログインする。
そしたら、とても見やすい環境になっていた。
Webサービスもあるー!と思って喜び勇んだものの、まだまだ発展途上だった。検索ができない上、すべての機能をウェブで展開できるというわけではない。というか、iPhoneの方が使いやすいし、iPadの方が使いやすい。どゆこと?!
ここらへんから気に入ってる部分を列挙。
気に入ってる所その1、レビュー機能
プロジェクトには、レビュー日というのが用意されている。定期的にこの日になると、レビューが完了すると、新しいレビュー日が自動的にセットされて、またそのレビュー日になるとレビューしろとピーチクパーチク連絡してくるのである。
メールとかのいわゆるスムース?機能なのかな。それがレビューとして実現されている。
Somedayリストの項目とかって、正直積極的にレビューしないので、こういう強制的にレビューさせようっていう機能はありがたいのだった。
また、レビューのインターバルもカスタマイズできる。自分都合でこれは1か月後でもええじゃろ、と思うやつは積極的に遅延させる。でも忘れない。便利である。
こういうレビュー機能がついているのは、今まで見てきたうえでは、Omnifocusだけである。
気に入ってる所その2、パースペクティブ
とにかく他のものと俄然異なるのがパースペクティブ全般。もともと用意されているものに加えて、自分でカスタマイズして追加することも可能。
パースペクティブって何?というと、絞り込み表示ができるもので、前々からほしがっていたスマートリスト(検索絞り込み条件が自分でできるリスト)が実現されているのであった。
これだよこれ!私のタスク管理ツールに求めていた機能の一つは!
レビュー用のレビューパースペクティブだったり、フラグつきだけさらうフラグパースペクティブがあったりする。後、予測パースペクティブは、近日締め切りを迎えるやつだったりするのをなんとなく漁ってきて作業すべきものを出してくれる。
カスタマイズも可能、ということでありそうでなかった「NextAction」用のパースペクティブも自分で作った。
気に入ってる所その3、「次まで延期」
日本語ではそう訳してるんじゃよー。内容的には開始日。
作業的には一年後のやつなんだけど、表示されててうざいってことあるよね。特にサブスクリプションの見直し関連とかそうで、更新月から見えてくれればいいのに、ってやつ。
それを非表示モードにできる機能がOmnifocusにはある。もちろん、表示切替で全部表示することも可能。
これで、今まさにすべき事項を絞り込むことができるようになった。
不満がないわけではない
こんなにいろいろ今までの不満を解消してくれるOmnifocusだが、不満も勿論ある。
InboxからProjectリストへの移動がわかりにくかった。
Inboxからの移動には、下にあるアイコンで、意識的にProject化しないことには移動されない。これが最初わからんくって、どう動かせばいいのかわからなかった。
しかもInboxの階層移動はInbox内だけしかできない。個人的にはInboxからProjectのアクションとして配置させたいとかあったんだけど、これが1手順では用意されてないっぽい。
Inboxの階層移動がなぜできるのか、ってのは不思議だったんだけど、つまりInbox内である程度作業分解してまとめろ、それで階層化したらProjectにもってけってことなんだろう、というので使い方はわかった。
単品ActionものはどうやったらInboxから除外できるのか。
単品用の任意プロジェクトに移行することで解決。Actionは、Project配下でしか作ることができない制約があるため、どうしても単品用の任意プロジェクトが必要になる。これに気付くまで、Inbox→Project化→単独Action化、という七面倒な作業を行っていた。
パースペクティブの条件文字列がわかりにくい。
パースペクティブのカスタマイズをよくするんだけど、この条件文字列が何を示しているのかわかりにくい。多分これかな~と思いながら設定している。個人的には「親プロジェクトに期日がある」っていう条件がほしいんだけど、それはないんだよな。作ってほしい。
Omnifocusで迷子にならないためのマイルール
管理ツールもいろいろ渡り歩いてきたので、よいツールも使い方によっては破綻することも重々承知している。今回でも破綻をまぬかれるため以下のルールを自分に課している。
マイルールその1 プロジェクトは原則1階層。プロジェクトの中にプロジェクトは作らない。フォルダも原則作らない。
プロジェクトの中にプロジェクトを作ることは、個人のタスクレベルだと、管理に煩雑さしか生み出さないやり口である。ツールが実現できるからといって、子プロジェクトなど作ってしまうと、破綻の末路しかない!
一階層で確認可能という意味での厳密な一覧性を保つためには、フォルダを作ることも論外である。似た作業だからといって安易に作ってはならない。
マイルールその2 SomedayリストはプロジェクトにSomeday用のフォルダを用意し、そこにすべてを突っ込む
マイルールその1の例外が二つあってそのうちの一つがSomeday対策。Somedayリスト的な項目は、Someday用フォルダを作ってそこにプロジェクトとしてつっこんどく。
Somedayリストは期限のないProjectとしてつっこんどく。が、それだとプロジェクトパースペクティブを見るのに不便なので、Someday用のフォルダに入れておく。そうすると、フォルダとして非表示になるため、標準のプロジェクトパースペクティブで見るでも問題ない。
マイルールその3 1アクションは専用のプロジェクトを用意し、そこに突っ込む
マイルールその1の例外が二つあってもう一つが1アクションで終わるものの扱い。これは1アクションで終わる用のプロジェクトを一つ用意しておくことで細かい作業はまとめられる。
※
そんな感じで、話したいほどには、結構真面目に使い込んでる感があるOmnifocusである。ここしばらくの管理体制としては合ってるんじゃないかなーと思うので、多分アプリを買うのではないかと思う。買い切りバージョンだとウェブインタフェースが使えないデメリットがあるんだけど、割としょぼくてしばらくは買わなくてもいいんじゃないかと思っている。
ツールの見直しをしたのは、iOSがバージョンアップしてウィジェットができたからだった。その話は今回入れてなかったけどまたの機会にお話ししたい。パースペクティブについてももうちょっとまとめたいので、これもまたの機会に。