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GTDメインのタスク管理と生息してますログを記載しています。

【タスク管理】今日するタスクはどう絞り込めばよいのか?絞り込むことすら惜しいくらい忙しい場合は??

 今日実行するタスクを絞り込むには、優先度をつけよ☆とかMITとか決めよ☆とかよく説明されている。

 これ、結構難しいよね。

 

 数が少なかったら優先度とか付けるまでもなく実行できるし、問題ない。

 だが徐々にタスクが多くなってくると、どれから手を付けたらいいのかちょっと戸惑ってくる。

 そんな時に、優先度付けたりMITを決めて絞り込みましょ!といったアドバイスはよく見るだろう。

 で、実際つけたら優先度高が全体の6割とか占めてて、全然絞りこめなくて頭抱えたりする。

 MITも、それが決められるんなら今困ってないのよとか言いたくなる。

 

 優先度が今いまタスクを絞り込むのに難しいってのはまあ当然だ。用途が異なるからだ。

 

優先度はどちらかといえば長期計画向けで、数多い中から絞り込む用途

 優先度は、いろいろあるタスクの中から複数個絞り込むためのものだ。ついでに言うと、優先度は長期計画をする時に用いるのが有効だ。

 数的に言えば、100の中から10個絞りたいとかそういうような感じ。

 例えるなら、優先度は選抜のメンバーを決めるようなものだ。

 

 が、個人のタスク管理でしたいのは、「数多い中から今(もしくは今日)すべきことを絞り込みたいいや決めたい!」ということだ。

 選抜メンバーからベスト3決めるとかそんな感じ。だから優先度だと少し足りない。

 

 そこで、MITで3つ決める方が効果的だね!

 MITとはMost Important Taskといって、最も重要なタスクだ。数あるタスクの中から1番重要なタスクを3つとか決める方がいい、という考えだ。

 

 しかしちょっと待ってほしい。

  直感でMITが決められないから優先度つけてたんじゃい!と思わなかろうか?

 

じゃあ、今日やるタスクはどう決めるのか?

 優先度はあんまり効果的じゃないことは分かった。だがMITも難しいということもある。

 そんな中、私が選んでいる基準を紹介しよう。

 

 私が優先したいタスクは締切が直近か、もしくは不確定要素が高いものだ。具体的には以下3つ。

 

  • 締切が直近なもの → 破るとヤバいから
  • 後続の作業に他の人にお願いするようなもの → 時間がよめないから
  • そもそも何するのかよくわからんもの → いつまでたっても手につけないから

 

締切が直近なもの → 破るとヤバいから

 これは自明だろう。締切が今日とか明日のものとか。こういうものは、今手をつけた方がいいというのは異論はないと思う。

 締切が先でも間に合わなさそうというものも、手をつける。

 

後続の作業に他の人にお願いするようなもの → 時間がよめないから

 不確定要素が高いパターンその1である。

 例えば、誰それさんに作業お願いするとか、お客さんに問い合わせするとかそういった作業がこの後控えているようなものがこれに当たる。他の人に確認したところ、休暇でお返事こないとか、想定外に時間がかかることはよくある。直ぐに返事は返ってくるに違いない、など楽観的な見積もりは極めて危険だ。

 なぜ、これを先にしておいた方がいいかと言うと、自分で潰しが効かないからだ。自分の作業なら時間をかければ何とかなる。しかし、他の人に任した作業だと、早くしてたも!と思っても催促しかできない。だから早々に手をつけるのがよい。

 

そもそも何するのかよくわからんもの → いつまでたっても手につけないから

 不確定要素が関わるパターンその2である。

 何が不確定要素かっていうと、今後のタスクが明確じゃないという状況。

 残念で当然のことながら、こういうオバケのような、やることが明確でないというタスクは、手をつけない限りいつまでたっても明確にならない。

 この先放っておいても、何したらいいのかよくわかんないので明日がんばろ☆といって後回しするのはよくある光景だ。だから、まずは手をつけて、どういったものなのかを最初に明確にしておいたほうがよい。

 そうすれば、思ったよりも簡単に終わるタスクだったり、思った以上にてこずるタスクだったりするのがよくわかる。もちろん、自分の手には負えないという場合もわかる。

 そしたら、次にすべきアクションが明確になる。

 ゴールまでの道がすべてわからなくてもよい。霧の向こう1メートルぐらいがわかるだけでも、次へのアクションはできる。それが重要だ。

 

 

今日することを決めることすら惜しいくらい忙しい場合は

 今日何をするか決めることすら惜しいくらい忙しい状況にまみれることがある。

 そういう場合は、GTDで紹介されていた以下の「行動を選ぶための4つのモデル」で毎回選ぶのがよい。

  • 状況(コンテクスト)
  • 実行できる時間
  • 気力の確認
  • 重要かどうか

 状況(コンテクスト)。ミーティング前なのかとか、いまどの場所にいるのか。
 実行できる時間。ミーティング直前なら10分しかないとか、エンドが決まっているのかの確認。
 気力の確認。午前中でやる気十分なのか、こってり話し合いして疲れてへとへとなのか。
 重要かどうか。どれが一番重要なタスクなのか。

 

 余裕がある場合は、時間(今日するタスク)で絞り込むことが出来ればよいが、忙しい場合はそれもままならないと見てよいだろう。

 これもできない場合は、精神が病み始めてるので上司にエスカレーションだ!