バレットジャーナル公式本読んでるけど、いろいろ勘違いしていたことがわかった。
流布しているものなら尚更原典を辿れ
と、思いつつも、巷で紹介しているものを消費してわかった風な感じがしてこんなもんだろ、と思っていることが多いのだが、バレットジャーナルについても同じ感想になってしまった。
ウェブで見かける話とは大いなる差である。
その大いなる差とは、思想について。
思想、というとアレな感じもするが、つまり、設計方針とか、「なぜこのシステムを作ったのか」という根本的な考えだ。
これが、公式のこの本には書かれていて、だからなるほどこういう風な実装になるわけなのだな、と合点がいく。
いかに見返すために、簡易にわかりやすく記録するか
バレットジャーナルの目的は、「ジャーナル」と言われる通りに「見返す」ことが主眼とされている。
ついつい、書き方のルールが目立つのでそっちにフォーカスが行きがちだが、それは目的のための手段であって、重要なのは、なぜその書き方をするかの方だった。
それはもうひとえに「見返し」のしやすさだ。あとから見返して、これは「行動した」ことなのか、それとも「イベント」の内容なのか、単なる「思考」なのか。それを文面の中で区別するためにしようとしていたのが、「・」「〇」「―」といった記号なのだ。
こうすることによって、あとから見返しても、各行ごとの属性が明確になる。
このデータの属性についてはPoICのカードで語られていたことだが、それが、一文ごとに割り振られた、と感じられる。
簡潔に書く
バレットジャーナルでは、メモ書きも「簡潔に書く」ことを方針としている。これを「ラピッドロギング」と言う。簡潔に書く理由には、見にくいこともあるし、書く時にいろいろ時間がかかるから、ということもある。
ウェブやら見かけた中では、この「簡潔さ」がどういう方針に起因しているかは、あまり見かけることはない。でも、長期的に見返すための運営方針だと言われると、なるほどその通りである。
だが、私はあまり「簡潔に書く」ことがピンとこなかった。それで、いつも通りな感じで書けばよかろう。とかそんな風に思っていた。
だから昔バレットジャーナルを試したことがあったが、失敗している。
昔バレットジャーナルを導入して失敗した
昔私もバレットジャーナルを導入したことがあるが、ものの如く失敗した。
今ならわかる。方針を知らなかったからだ。
方針を知らなかった私は、とりあえず紹介された通りのテンプレートを作ってやってきたが、そのテンプレートづくりが苦痛になってやめてしまった。
インデックス作りが面倒だった。公式本のサンプルを見ると、それは目次ではなく、どっちかっていうと、索引だった。
ラピッドロギングをなぜ取り入れるかよくわからず、他のメモの取り方との区別ができなかった。
コレクションページにうまく反映することができなかった。
今回、改めて本を読んで思ったのは、ただ雑多にメモを残すわけではなく、書く時には多少の精査が必要なことだ。
もちろん、自由に書くページがあってもよいが、少なくともデイリーログについては、簡潔に書く必要はある。
とりあえず読んでる途中だが、ひとまず初見の感想でした。