いつぞやにポンペイ展に行ってきた。
その日は雪が降ると予測されていたが晴天にめぐまれた。


ポンペイは、大噴火のあったヴェスヴィオ山の南の方にある都市。割と遠いというのに一気にのみこまれたというのだからあな恐ろしやである。

以下の地図は、ポンペイの街の地図で、金持ちが大きく場所をとっていたというのは日本とあまり変わらない構造だった。残念ながら、写真がぶれて、文字は大きくしても判別ができなくなっている。

ポンペイ展は、各エリアで出土したものを分類して紹介していた。
今回はその中でも気に入った作品を紹介していこう。ちなみに、友人といった後、どれが興味あったか交換してみたが、あまり被らなかったのが印象的だった。友人は割と装飾品が興味がいっていたが、私は割と大き目の物が好きばかりが好きだった。
蛇道な燭台
パッと見地味な燭台と思いきや、技巧の重ねられた燭台である。実は蛇が3匹まきついており、蛇のささえる燭台となっている。

頭もきっちり。
というか、この蛇の顔がかわいいし、リアルでよい。リアルでよいが、この燭台は受け入れられたのだろうか。ポンペイの時代って、蛇ってよい扱いだったっけ。どうやらポンペイ時代は壁画はギリシャ神話ばかりだそうだから、メデューサを考えると蛇ってあんまりよくないのでは?

尻尾もくるんとまるまっていてかわいい。作った人は多分蛇が好きだったんだよな。

どれが師匠でどれが弟子の三脚か問題
ライオンの顔のついた三脚テーブルがあるのだが、同じと見せかけて微妙に異なる。特に頭の背後の髪の毛部分とか。きっとお手本に作った人がいて、残り二つはそれをベースになるんだけど、同じライオンではないからと言い張れば確かにと思うのだが、ちょっとむつかしくて端折ったとも言い切れない絶妙具合である。もしくは失敗したか。
丁度、テーブルの内側のライオンの鬣部分があるのだけれども、それがいろんな方向に飛んでいるライオンと、なでつけられたライオンがいる。鬣がなでつけられたライオンは、明らかに一緒に揃えられなかったやつなんだよな。





仔ブタ型のおもし
この造形を見て感嘆したものである。豚は昔からあの形であり、そしてこの形を愛するものがやはりいたのだと。
動物の形は、作った人の愛情によって、大分造形がかわってくる。この豚はとにかくかわいい。鼻の形といい、口からちょっと出ている歯といい、ちょっと垂れた耳といい、くるんとまいている尻尾といい、そうよこれが豚よ!という形をあますことなく再現されている。
このおもしが一体どこに使われていたのだけは、わからぬままである。


ユピテル=アンモン形の錘付き竿杯
重さをはかる天秤なのだが、このおもしとなっているのがユピテル=アンモンの顔。わざわざこやつの頭を重しにしているのは、こう称えていると見せかけてどうみてもおちょくっているとしか見えない顔ぶれである。


ユピテル=アンモンは、ユピテル=ゼウス神と、アンモン=アモン神の習合というかヒュージョンしたもの。顔は確かにゼウスっぽいが、アモンなところは、角の部分。ちなみにアンモナイトの名称はアモン神が由来だそう。