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【ゲーム】かゆみの果てに見つけたNintendo Switchのあやしいソフト達

 体がかゆい。

 

 金曜日に食べた貝との相性が悪いのか、すこぶる体がかゆい。何かに集中していればそんなにはないのだが、どうにもこうにもぼけーっとしているととてもかゆさを思い出す。

 そこで、久々にNintendo Switchをひっぱりだしてゲームをしようと思った。ゲームで集中していればかゆさを忘れるからだ。スポーツ選手も試合をしていると痛みを忘れるって言うもんね。

 そんなわけで、セールになっているNintendo Switchのゲームから遊べそうなゲームを総当たり戦で探し出す。昔電器屋街で培ったゲームソフトジャケ買いの技術が試される時だった。そんな中でよい出会いをしたのだが、これは・・・というゲームもちらほらあった。むしろよく審査に通ったなと思うものもちらほらある。

 そんなあやしいヤベー奴をピックアップしたので紹介する。

 

まさかのそっち?!『シリアルクリーナー ジョージの裏シゴト』

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 食べ物のシリアルを部屋に散らかしたのでそれを掃除するゲームかなあ、という淡い期待が消え失せるのが「裏シゴト」というキーワード。

 このゲームは、ジョージが殺し屋などが殺した後の死体などを警察に捉まらずにきれいにお掃除するゲームである。え、そっち?

 ていうかそっちである。結構殺し屋のゲームはままあるけど、清掃屋の仕事をゲームにするのか。見つかっちゃいけない系のゲームはあるけど、清掃業でぶっこんでくるとは思いもよらなかった。

 ゲーム的にはあやしくはないのだが、設定がマニアックすぎて性癖が危ぶまれるという意味でピックアップした。

 

 トレーラーは無駄にかっこよく決めているが、状況は惨殺極まりない。割とyoutube実況は多い模様。


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ラヴクラフト世界を味わう『シンキング シティ / The Sinking City』

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 年齢確認が必要とするゲームである。それもそのはず、ラヴクラフトの世界を模したゲームだからだ。ラヴクラフトだとなんだっけ?と思うが、クトゥルフの元になったやつ、と説明するとそのいかがわしさは理解できるだろう。

『The Sinking City』 は、恐怖小説の大家H・P・ラヴクロフトの世界観にヒントを得たオープンワールドな世界で 冒険と捜査を楽しむゲームです。 洪水によって水浸しになった街、オークモントは超自然的な力に支配されています。 プレイヤーは私立探偵となって街と… そして、住民の心に憑りついたあるものの秘密を暴かなければなりません。

 へー。である。

狂気の背景にある真実を明らかにするためには精神のバランスを維持する必要があります。

 恐怖な感じが再現できているのかは実際やってみないとわからん感じではあるが、いろいろな所に製作陣の並々ならぬ熱意を感じられるゲームである。特にSwitchでのソフト紹介のページなんぞ、黒背景の赤字である。こんなやばい色で攻めた説明ページがあるだろうか。

 

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 絵はキレいなのだが、いろいろ一体化されててすでにヤバいのである。求ムレポ。 

 

トラウマ当確じゃないの!?『ステイ』

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 私が目を皿のようにしてセール製品を探した中で、一番ヤバそうだったのが、このゲームである。何せ内容自体が「密室に閉じ込められたキャラを狂ったり死なないように助けるゲーム」だ。

 よく審査通ったなと思ったゲームである。ましてやラヴクラフトのように年齢制限もない。これはきっと精神的にキついゲームだと思う。だいたい、説明文がもうどの角度から見てもあやしさ大爆発である。

 

 以下の引用文は説明文である。つぶさに見ていこうではないか。

失敗すれば、クイーンが不慮の死を迎えてしまう。
クイーンを助けるのは君しかいない!

 この見出し文章はまだいい。こう責任感を煽るような言い方をしておきながら、悪い世界へ導くのは、某アニメの白い似非ウサギ詐欺師のようである。

 

ステイはリアルタイムでプレイすることになります。ゲームをプレイしていない時間はクイーンが独りになっています。長時間チャットを続けない、またはクイーンを独りにさせることによって最悪の状態になってしまう可能性があります。

 ここらへんから、だんだんと不穏な説明になってくる。ゲームをプレイしていない時間はクイーンが独りになってしまうって、でも普通に寝るでしょ? 寝るぐらいはいいよね? ・・・ね? 果たして睡眠しても大丈夫かどうかはゲームをしないとわからない。最悪の事態ってもう精神破壊か身体破壊しかないよ・・・ね?

 

クイーンは狂ってしまいそうなので、君の答え次第でクイーンを落ち着かせ、優しい仲間であると見せましょう。そうすると、クイーンが発見した物や自分の考えを共有するようになる。逆に間違った選択をすると、君が信頼されなくなってしまいます。

 あ!ゲーム自ら狂ってしまいそうって言っちゃった! やっぱりそうなるしかないのか、そうなるしかないの、よねぇ。。

 そして極め付きがトレーラーで、非常にこのゲームのヤバさ加減がアピールされている。ちなみに私は、「あ、これはアカン」と思ってやめた方だ。失敗したときのトラウマが激しそうだけに、実況には合いそう。リアクションに定評のある狩野英孝がプレイするならぜひ見てみたい。youtube実況は・・なくはなかった。

 

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  トレーラーはものすごくいい。世界観を表してて非常にイメージが湧く。湧くのだけれども、求める客層があまりに少なすぎるのではないだろうか。。

 

ちなみに買ったのは心安らぐSpiritfarer

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 私の趣味を疑われるようなものを紹介してきたが、上記のようなものを選ぶと同居人が怖がってゲーム禁止令が出てもおかしくないので買わなかった。私自身も気分が悪くなるだろうし、そもそもかゆいのを紛らわせるためにゲームをするのであって、別の不穏を買っては元も子もない。

 それよりも、私もかゆみで心がすさんでいるし、気持ちがよくなるようなさわやか路線で私もお願いしたい。そんなわけで、買ったのはこのゲーム「Spiritfarer」だ。

 トレーラーを見てもこれはよさそうな感じだったし、お世話ゲームではあるものの、最終ゴールはある。スマホ課金ゲームのような、終わりがないようなゲームだとループカウントしてしまってできなくなるが、これはそんなことがなさそうである。

 

 


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 ちなみにスマホゲームを買わなかったのは、スマホは集中できないからだ。おかしな話だが、コントローラーを持ってゲームをすること自体に集中さが生まれる。指揮者のように上下左右に指を動かすだけでは、ゲームは集中できない。正確には、思考と行動を分離できない。

 私がゲームに求めるのは、いわゆる没入感だ。頭と行動そのすべてがゲームを進めることにすべて殉じ、ベクトルの方向性が一方方向に統一されている感である。「没入」という語には、あまりベクトルのような向きがなくてちょっと雰囲気は異なる。必要なのは、向きであり、いつもは雑然としている私たち思考と体が一体となって、同一の方向に向けて邁進する状態を指し示す。だが、スマホの操作は、自分が思った通りに動かせない、という誤操作が多いために没入感を阻害しているのだと思う。

 それとは別に、スマホゲームは、すぐに同じ動作だと頭が類似認定してしまってループゲームになって目が醒める。どうにも、認識レベルが雑なようである。

 

 数日たって、体のかゆみもおさまってきた。買ったゲームはまだ終わっていないが、最後まではちゃんと遊ぶ予定である。

【雑記】ブラウザをOperaからVivaldiに変更しました。

 すっかり忘れていたVivaldiでしたが、炎上ブラウザの件で思い出して、移行要件がクリアしたので引っ越します。

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ダウンロードした後のはしゃぎっぷりは半端ないロゴのVivaldi

 

togetter.com

 

ブラウザ要件はとにかく速い、IE→Netscape→Opera→これからVivaldi

 私のブラウザ要件と言えば、とにかく速い、である。最初はIEを使っていたが重さに耐えきれず、軽いNetscapeがあるよと友人に教えてもらってNetscapeに切り替えた。しかしながら、Netscapeは開発終了してしまい、次にこれまた紹介してもらったのがOperaだった。

 それからOpera一筋、というより多少他のブラウザも試してみるんだけれども、画面IFの見た目の軽さが自分に合ってて、Operaを使ってきた。

 

 そんなOperaも資金難のためか買収されてしまった。大丈夫かなぁ、と思いつつも他に選択肢もなく、Operaを使い続けた。

 そんな折、もともとOperaを開発していた人たちが、新たにブラウザを作ったという。元のエンジンはchrome、もともと買収前のOperaも苦渋の決断でchromeエンジンベースになったのでそこは気にしなかった。

 ただ、会社で使うとなると、これだけは実施してもらわないと困る、という移行要件が満たしていなかった。新規ダイアログウィンドウが別ウィンドウで表示してほしかったんだー。当時、これが実現できず、泣く泣く私は導入を諦めた。

 時は過ぎ、Vivaldi元気かなぁ、と思ったりなかったりしていた。嘘すっかり忘れていた。それが、Togetterにまとめられていた相変わらずのトンチキ機能導入に、やっぱ元OperaチームのVivaldiだわ、やることがオカシイ(賞賛)と感心した。

 丁度、その時私はOperaのタスクバーの色がずっと赤くなってていらいらしていた。なんでこんな色がいつまでもとれないというの、最近お知らせをブラウザに許可したからなのか、とか思っていたりして、なんとなくいらっとしていたのだ。そんなわけで、というわけではないが、移行要件も満たすことが確認できたので、私はさくっと決意したのだった。

 

 そうだ、Vivaldiに引っ越そう! と。

 

Operaが好きだがまともすぎるOperaは好きじゃない

 あっさり引っ越しを決めた私だったが、どうやらその気持ちを紐解くと、重ね重ねてOperaへの不満はあったらしい。

 個人的に地味にいらついたのは、Ctrl+Alt+Tで直近で消してしまったタブを再表示させる、という機能がおかしくなっていたことだ。すぐにアップデートされたが、割と利用頻度が高い機能だっただけに地味にストレスが加算された。

 あと、ブックマークにメモができなくなった。あとメモ機能もなくなった。RSS機能はニュース機能になったが自分でRSSカスタマイズできない。メモ機能は拡張機能で似たようなのを作ってくれた人がいたので助かってるけど、同期はできない。

 それから更新が地味である。さすがにその機能は、……ねぇ? と、ユーザーのこっちが諫めたくなるような機能更新など、ここしばらくない。まぁそんなおかしなことがあるのは、そもそもそうないんだろうけど、昔のOperaはそうだったんだよ!

 そして、今回の炎上ブラウザの件で、そういう突飛な機能更新のなさが、地味にボディブローのように効いていたのだと知ったのである。

 

togetter.com

 

 大切なことなので再掲。昔のOperaは、え、そういうことやっちゃうの?というような機能をたまに何を思ったのか導入する悪いクセがあった。ちょっと最先端行き過ぎじゃないの? みんなついてけるの?! まぁついてけなかったから今の買収されたOperaとかいろいろあったんだろうとは思うんだけれどもまぁそこはいい。

 ちなみにVivaldiには、今メール機能とカレンダー機能とメモとRSS機能がある。これ、カレンダー機能以外はかつての昔のOperaの標準機能だった。

 特にメール機能は割とお気に入りで、昔会社のメーラーとしても使っていた時期もあるぐらいだった。ただ、うちの会社のメール文化は数がおそろしくメーリングリスト所属数も半端ない量なので、量に耐えきれなかったのだった。

 それはともかく、これはねーだろ事件としては、やはりブラウザでWebサイトを作る機能を作ったことだと思う。

 

ブラウザからWebサイトを発信する Opera Unite

 いつのことだったか忘れてしまったのだが、ブラウザをWebサイトエンジンに見せる機能があった。流石、われらが集合知のWikipedia先生はご存じであった。その名もOpera Uniteである。

 Operaの機能の中でも、この機能はブラウザとしてはやりすぎなのではないかと思ったが、やっぱりやりすぎたようで、拡張機能の開発だったりウィジェットだったりの開発に注力するため、割とすんなり取り下げられた機能である。

 

他にもウィジェットとかBitTorrentクライアントとか

 Wikipediaを見て思い出したが、他にもいろんな機能を出していた。ウィジェットは、Windows OSのウィジェット機能とほぼ似た感じのやつという認識なのだが、合ってるだろうか。と思って探してみたのだが、やっぱりそういう認識であっていた。

Opera ウィジェット - Opera Wiki

 BitTorrentクライアントは、ファイルシェアサービスのBitTorrentというサービスがあって、そのクライアントとしてOperaが機能できる。

 こうやってみてみると、とりあえず作れそうなもんは作ろうぜ!みたいなスピリットが大変まぶしいのがOperaである。

 

だというのに、新しいスポンサー配下のOperaはしおらしくなって優等生

 と言わんばかりに、買収されたOperaは面白い機能なんぞ出てこない。むしろ更新しましたーと共にバグが入っていたりするので、気が抜けない。そのうち、バグ修正されるのが出てきて更新されるというのはわかっているので、気にせずアップデートをかける。

 だが、そこに煌めきはもうない。

 

Vivaldiの煌めき

 そこに炎上ブラウザの出番である。そうだよこれこれ!私がOperaが好きな理由がこれだったのよ!それ以外にも、スピードダイヤルとか、同期アカウントとか、パネルとか、いろいろあったけど、何かやらかしてくれるというその期待こそが、Operaの根幹だったと思う。

 

 そんなわけで、この煌めきと混沌まみえるVivaldiに引っ越したいと思います。さらばOpera! スクリーンショット機能がデフォルトがついているのはむちゃくちゃ便利だよ! 今地味に不便なのがわかってちょっと困ってるよ!! 

【雑記】ヨーグルト量産計画

碇シンジ育成
新世紀エヴァンゲリオン

 布教活動成功記念のため記載。なお、上記は勢い余ってロゴメーカーで作ったタイトル的なものだ。

 

ヨーグルティアSの布教活動

 ヨーグルトは体の免疫を作るからいい!という健康のためにヨーグルティアSを購入した。会社でも布教した結果、一人購入した。やったね!

 

 

 ヨーグルティアSは、ヨーグルトをつくる機械であるが、実際のところは、酵母を育てることも目的でもある。酵母は、ある一定期間の温度を保つことが必要である。その機能に特化したのが、ヨーグルティアSだ。

 上記セットの内容は、本体と酵母を作るケースが2セット、そしてぐりぐりかき回すためのスプーンと説明書が付属している。

 特にケースが2セットなのはよく考えられている。ヨーグルトをそのまま保管すると、そろそろなくなってきたから作ろう、と思った時に1セットだと困る。そんな不便になって使わなくなるであろうことまでも先に考えられており、2セットとして売られているのは非常に正しいのである。セットでなかったらケチって買わなくて、そして使いにくいと思ってそのままタンスの肥やしにする未来しか見えてこない。よく考えられているのである。

 

温度を一定温度に保つ戦い

 ヨーグルティアSもあっさり購入したわけでもなく、紆余曲折の結果購入に至った。

 そもそも、温度を一定温度に保つのは思ったよりむつかしい。我が家は同居人がパンを作るので、その酵母作りのため、一定温度に保つことに苦心していた。こたつを利用したり、保冷袋に入れたり、温度を一定に保つことは難しい。

 そうしていろいろ試した結果、発酵器を買うしかない、という結論になった。実際大きな発酵器も買った。が、最終的には、同居人はホシノ天然酵母の発酵器を購入するまでに至った。 

 この機械は、ホシノ天然酵母(酵母名)を作成するためだけに作られた、ホシノ天然酵母(会社名)から販売されていた発酵器である。

 

 ところで、この形状を見てくれたまえ。

 なんだかヨーグルティアSに似ていないだろうか?

 それもそのはずこのホシノ天然酵母発酵器、製造元はタニカ電器なのだから。

 

 酵母を発酵するにあたり、最終的に容量、使い勝手などの面から考えて、やっぱりホシノの発酵器がよかったんじゃない?という結論に至った。だが、我が家で使っていた発酵器は天寿を全うしていた。それで、同じのを買おうとして探した結果、大分前に終売となっていたことがわかった。

 そこで大事になったのが、製造元だ。製造元と同様の機種であれば機能は満たしているだろう、だからどこ作ってるの?!というわけで製造元をチェックしたわけであるが、タニカか~てかむしろ名前だけつけて売ってたんじゃねーのというかOEM。

 どうやら、このホシノの発酵器は、タニカのOEM製品のようである。キティちゃんもナチュリアも発酵器をOEMして作っていた模様。ナチュリアはともかく、キティちゃんはどういう経緯で発酵器を作ろうと思ったんだろうか。。

tanica.jp

 

発酵器は温度管理が命

 そんなわけで、我が家でヨーグルティアSを購入した経緯は、(1)酵母を発酵したい、(2)ヨーグルトを量産したい、(3)ホシノ天然酵母の発酵器がよかったからそれに準じたやつ、というこの3点から購入した。

 発酵器は3000円程度の比較的安いものもあるが、発酵器は温度管理がキモである。性能がしっかりしたものを買ったほうがいいし、温度設定も大切だし、あと運用が面倒くさいとそのまま使わなくなるだろうからいろいろ器材がそろってるやつの方がいい、ということでタニカにした。

 

 性能についてだが、これは、タニカのHPからの、性能評価のグラフである。

 

via https://tanica.jp/yogurtia_s/

 

 この通り、指定する温度を保つ機能は、結構むつかしかったりする。というか他社製品アバウトすぎるじゃねーか。。 これではこたつ発酵器とあまり変わりがないではないか。

 そう説得して、高いではあるのだが、ヨーグルティアSを購入した。

 最近は牛乳パックに突っ込んで作れるやつとかもあるが、どうやら人にきいたところ、牛乳パックの底のヨーグルトをとるのが結構面倒くさいらしいし、ふやふやになるので、あまりオススメしないと言われてしまった。

 

買ってよかったヨーグルティアS

 結論的に言えば、ヨーグルティアSは買ってよかった。発酵器としても(むしろこっちが本命の機能だが)その性能を遺憾なく発揮してくれている。何より、発酵に失敗した際の理由の一つとして「温度管理が不十分であった」という理由を排除できることがいいと思う。

 ヨーグルトを作る時はそこまで失敗という失敗はないのだが、酵母の発酵となると、思ったより育たないなど想定外なことが起きやすい。そこで、原因をつきつめていく必要があるのだが、発酵器自体の性能が不安定だと、どうしても原因の一つに発酵の温度管理がヘボかった、という原因が消えない。それが、今回発酵器を購入したことで、そういう原因は消滅した。少なくとも、同居人から温度が悪かったのだろうか、という原因追及の言及は聞こえてこないので、ヨーグルティアSは正しい選択だったと思う。

 性能面のほかにおいても、あのセットで売っているところがよかった。ヨーグルティアSは本体以外のケースのついたセット売りだが、これがとても大切だ。あの容器に絶対フィットした容器を探すのは、割と手間なので、それを省いて売ってくれるのはとてもよい。

 また、あのケースの容量は1200mlである。これは、ヨーグルトを量産しようとする場合、ヨーグルト150g前後と牛乳1リットルを入れた場合に丁度よい容量となっている。まさにヨーグルトを作るために設定された容量なのである。(酵母発酵の場合は、家庭だとあんんなにもいらない)

 また、殺菌についても、水を少し入れてレンチンでよい、というのも楽でよい。

 

ヨーグルトをがっつり食べるのに罪悪感がない&楽

 番狂わせだったのが、作る分量が殊の外楽っていう話だ。

 

 ヨーグルティアSは、1回ヨーグルトを作ることで、おおよそ1200ml容量のヨーグルトが作れる計算だ。これをざっくりスプーンで好きな分だけとって朝に食べるのが、我が家の最近の習慣となっている。

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 1200mlの分量は割とある。がっつりすくってもそうそうなくならない。

 

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 ランニングコスト的には、ちょっと安い価格のヨーグルトならそっちを買った方がいいんでは、ということで試しにブルガリアヨーグルトを買ったことがある。

  これこれ。400g。ヨーグルティアSだと、1/3程度の量だ。

 これを食べると、めちゃ減るのが早かった。というより、底をつくまでの期間が、ヨーグルティアSで作った時と比べるとむちゃくちゃ早くて、割高感が半端ないというのが正しい印象だろう。それに、ヨーグルティアSだと1週間ぐらいで消費するところ、400gだと正味2日か3日で次のヨーグルトを買わなくてはならなくなった。ぶっちゃけ面倒くさい。。 

 そういうわけで、コスト的な問題よりも、どちらが運用的にどちらが快適なのかといったら、ヨーグルティアSに軍配があがったのだった。

 なお、ケースは口の広さもいい。ヨーグルトがとりやすい。

 

実験結果も豊富な試作報告書

 ところで、ヨーグルティアSのよいところは、試作報告書といって、いわゆる「作ってみました」レポがあるところだ。

 

tanica.jp

 

 これいけんのかな、成功例あんのかしら?とちょっと不安になったとしても、同様にチャレンジしてくれた先達のおかげで、安心して実行することができるデータベースがある。

 新しく量産するヨーグルトなどについては、ここを参照する。

 

温泉卵も作れるらしい

subaruya.com

 ヨーグルティアSは温度設定が 25℃~70℃まで設定できる。そのため、65度必要な温泉卵もできちゃうらしい。

 一応これ以外に低温料理とかもできるらしいけど、まだそちらには手をつけたことがない。

 

そんなわけでオススメのヨーグルティアS

 

 というわけで、免疫向上のためにヨーグルトを毎日食べてる人なら、是非ヨーグルティアSはオススメだ。

 我が家は今はロイテリだが、R1がよく作られがちだ。

 だが、小岩井 生乳100%は量産にはオススメしない。酵母は作れるが、食感の再現は作れない。

【雑記】15分の微惨事

 またもや酷い目にあった。自主的に。

 

Tooth, Dentist, Close Up, Body Care, Clean, Zahntechnik

 

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 要は、上記の記事のとおり歯医者で歯のかたどりをしたので、その歯をつける作業ということである。どこかの誰かが私の歯の欠片を作ってくれたので、それが今私の歯になろうとしている。

 

 それまでは、別の何かしらが穴のあいた私の歯に詰められていた。特に問題ないし、いっそこのままでもいいんじゃないのかと思うのは、課題の先送りというものである。単に痛い思いをしたくないだけだ。

 今つめられているものは、確かに今は問題ないが、なだれのような形でつけられているし、いつ取れてもおかしくはない。金を払うのは必定、何よりすでに診察は予約済みだ。どうしようもないことを考えつつも、先送りをなぜか考えてしまうのが歯医者たる所以である。

 

 そんなこんなで予定の診察時間になった。

 ちょっと時間はおし気味で確認を取られたが、快く了承。なんならこのまま永遠に、と思わないでもなかったが、ものの十分もかからず自分の番きたる。

 

 ところで、このつめものどうやって取るんだろ。わりとがっしり入ってるような。

 

「はい、詰め物とりますねー」

 ポロっ(詰め物が取れた音)

 えっ?!

 

 この間1秒もなし。予告でもなんでもなく、ほぼ事後連絡に近い状態であった。覚悟を決めるまもなく詰め物は取られた。ちょっと多めに力を入れて、てこの原理のようになのかポロっと取られた。歯を抜く時もここんちはこんな感じで取られるんだろうか。。

 

 詰め物は取られ、新しい歯の仮置きが始まる。かぶせて問題ないことを確認する。特に消毒とかもなく、問題ないことが確認できた。

 

「それじゃ、これからつけていきますねー」

「ちょっとちくっとしますよー」

 

 なんか液体を付着される。消毒か何かだろうな…

 

(ぎゃっ)

 

 やっぱ来たなんか来た。なんか痛いの来ましたがな歯に関連する痛さって他の皮膚とは違う痛みがあるんだよな、私は絶対歯を抜いて神経をもてあそばれる拷問がされたら1秒で陥落する自信がある!!! そんなことを追憶してしまうような痛さを数度味わった。

 

「これで終了です。15分は食べるのを控えてくださいねー」

 

 こうして、歯医者の治療は終わった。15分程度であった。

 

 ここの先生は、なんとか早い治療を目指して1回30分、治療の回数も少なく済ませられるように目指しているよい先生だ。よい先生だ。良い先生なんだけど、やはり歯の痛みとは全くもって別物であるし、始まりを言えば虫歯をこさえた自分が悪いのだが、それでも何かしら恨めしい気持ちをもってしまうのだ。わけもなく涙がこぼれる、そこまでではないし、先週程のうらぶれる感じではないが、ものの数分はやはりうらぶれた気分になったのであった。

 

 治療した歯は、どこからが元の歯なのかわからない感じになっていた。さすがだ先生。腕は信じてる。

 つらい思いをするのはわかっているけど、何かあったら行ってしまうのだろうというか行くしかない。それが歯医者。でもできれば行きたくないように、気を付けよう。

 

【雑記】私が作れておいしかった料理本とそうでない料理本

 料理本は割と好きである。何がかというと、料理という実験プロセスが書いてあるので、そのプロセスの実現性と、結果の再現性がどれだけ可能なのかを確かめるのが面白いからだ。だから、料理が好き、というより実験が好き、という意味として料理本が好きなのかもしれない。

 プロセスがいかに再現できるか、については私が気にしていることの一つだ。なので、これができないとちょっと悲しくなる。前提条件が異なっていたりもするので、そもそも私ごときのぺーぺー料理作り人には及び出ないことも多い。そんな中でも、おいしい料理が作れることを記載できることは非常に輝かしいことなのである。

 

 で、ちょこまか本を買っては料理をしているのだが、本によって作れておいしかったのとそうでないのとがくっきりわかれた。

 ちょっと振り返って、どの本がよかったか★で評価してみた。今回の★の評価は、以下3つの総合評価によるものである。

  • 材料がそろいやすいこと
  • 作りやすいこと
  • おいしいこと

美味しさから言えば、手の込んだレシピがやっぱりおいしい。今回で言えばOXYMORONのカレーがおいしかったが、作るとなると話は別なのである。

 

 なお、今回の本の順は、購入時期の時系列として昇順となる。つまり、下に行けば行くほど買ったのが新しい。

 

 

世界一美味しい手抜きごはん(★☆☆☆☆)(作った数:1品)

 手順より味付けがあわなかった。

 

 手軽に作れる本がほしいと思って、話題になっていた本をあまり考えることなく購入した。

 私が料理本について興味をそそられるようになったきっかけになった本がこれである。すごいバズって売れて、評価もそこそこよいというのに、私にはまったく琴線に触れられず、一体何のどこが悪かったのかが気になったのだ。

 

 のだが、いろいろ考えた結果、味付けが合わなかった、としか言いようしがない。

 焼きナスの揚げびたし風を作ったのだが、これが味が濃かった。麺つゆが濃縮かストレートかは暗礁のりあげ、単に私の味覚とブレが生じたのだろうか、と思いつつ、最初の一品がこれなら、他の料理(の味付け)も思いやられるなと思って、結局どれも作ってない。

 

 手順の見せ方は工夫があった。他の料理本と比べて画期的なところは、(1)イラストで投入食材を記載(2)時系列に矢印が記載、されていることだ。

 (1)は、料理の状態を情報として提供することは多いが、何をこのタイミングで入れるかを、イラストで描いたのは大きな進歩であったと思う。ただ、この表記方法は一見わかりいやすいように見えたのだが、まだまだ発展途中で見づらい部分が多い。

 調味料もイラストで記載されているため、一覧性に欠ける。できれば別のレーンでどのタイミングで必要になるのかリストにしてもらった方が助かる。そうすれば、その順の通りに材料も用意できるわけだし。

 (2)の矢印記載については、方向性がしっかりしていて、順番通りに書かれているより方向性を感じることができる。ページの情報に、番号以上に流れを作ることができている。上から下へのフローで記載されているのもそうだし、わかりやすさを明確にしているのがいい。

 他にも文字が大きくしていたりなど、料理本の分かりにくさを取っ払おうとしているのがよかった。

 だのに合わなかったのが残念である。

 

 説明の情報はわかりやすくなっていたが、私が一番必要といている肝心の情報は、この本にはなかった。それは、炒める時間が書いてないこと。

 料理の材料と手順を提供するキットOisixの手順では必ず炒める時間が書いている。この炒める時間は、一番おいしいタイミングを100点とすると、70~80点ぐらいの点数のおいしさをキープする。ベストではないがベターな時間。それでも、味が30点とか40点にならないのが重要。

 だがこの本では、炒める時間の記載がないため、最終的な味加減は自分依存になる。なので、手順的には全然簡単ではなくて、なんでこれが売れたのか、売れたたならどういう客のレンジに好評だったのか、本当にどれだけの人が作ったのか気になるのだった。

 

 時間については昔やっぱり話していた。

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鎌倉OXYMORONのスパイスカレー(★★★☆☆)(作った数:3品)

 美味しいものは作れたが、手順よりも材料を揃えるが大変だった。

 

 おいしいカレーを家で作って食べたい!というのが私にはる。その心は、カレーぐらいなら私でもバリエーションができて作れるだろう、という浅はかな考えによるものだ。それで、以前に食べたことのあるOXYMORONのカレーがおいしかったな、と思って安直に買ってその後大変な目にあった本。

 この本、カレーの手順よりなにより材料をそろえるのが大変である。我が家は、割とパンも作る料理が好きな同居人がいるので、調味料や器材など割と手広くそろっている方だ。それでも、スパイスに関してはそろっておらず、用意するのに苦心した。

 店の看板商品でもある「エスニックそぼろカレー」は、比較的材料をそろえやすい。それにしたってコブミカンの葉はそうそうないので、通販で買った方がいいと思う。私?上野に買いに行きました。

 手順自体は細かく書いてはいないが、カレーであるし、材料を端折らず用意すれば、おいしいものが作れた。

 

  料理が大変なのは手順だけちゃう、材料もや!——というのをまざまざと感じた本であった。

 

ストウブはじめまして(★★★★★)(作った数:9品)

 これは当たりだった。作りやすくベターに美味しく横展開しやすかった。

 

 OXYMORONに凝りて、というわけでもないが、もうちょっと手軽に料理ができるようになりたい、家にあるストウブ使ったら比較的楽なんじゃないか、と思って買ったのがこの本。

 

 必要な材料が少なく、手順がある程度パターン化されているため横展開しやすい。また、出来上がりの味にブレが少なく、一品作ればそこそこのメイン料理となる。

 ただ、この本のネックはストウブが必須となること。楽天で比較的安いのはここ。

 

 

 公式だと+1万円程度するので、買うならここらへんで買ってもよいだろう。

 とにかく料理に関する自己肯定力を高めてくれるのでオススメ。

 

 この本のいいところは、既に別の記事で記載しているので、今回はここら辺で。 

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だいたい15分!本格インドカレー(★★★★☆)(作った数:3品)

 この本はとてもよい。悩む時間がない。塩少々が出てこない。理系は買うべき! 

 

 そこそこスパイスなカレーが作りたいが凝りすぎるのも大変だ、ということで手軽に作りたくて買ったのがこの本。

 エリックサウスの料理人イナダシュンスケ氏が手軽に本格カレーを作ってほしいので、といって作った本。コンセプトがしっかりしているだけあって、非常に短時間でさくっと作れることをベースにしており、わかりやすく作ることができた。

 

 どこまで煮詰めるのか、といった時間は所用時間ではなく、最終分量で記載されているので、その分量になるまで煮詰めさえすればよい。ただし、作り方はどちらかといえば大雑把な作りというより、分量をがっつりはかるお菓子作りに近い。なので、料理するとはいえ、次の器材が必要となる。

  • ふつうの計量器
  • 最小計量0.1gの細かい計量器

 とにかく面倒くさいのは材料をそろえるところで、スパイスの計量が一番めんどい。これさえ越えれば、キーマカレーとかは作りやすい。3回作れば慣れてくるだろう。

 計量器は玉ねぎとか全重量を調べるものと、スパイスを軽量する用の0.1g単位のものが必要になる。が、このタニタのスケールはその二つを兼ね備えておりよさそう、というかほしい!

 

 尚、料理本の所用時間は、料理を始めてからごはんを食べるまでの時間ではなく、ガスコンロの前にいる時間である。毎回騙され感が半端ないのでその分マイナス★としている。

 慣れてくると1時間以内で作るようになるが、基本のスパイスが計量済み、玉ねぎはみじん切りしてある冷凍もの使用、トマトは計量済み冷凍を使用などをすることによって、時間は左右される。

 

 凝ったカレーを作ってこりごりした話は、以下にて候。

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 とまあこんな感じで料理本を買ってきたわけだけれども、これ以外に買ってみたものの結局一個も作らなかったという本もある。料理の本も、実現しようとするターゲットや状況は割と具体的で、それに合わないと再現できない。そういう状況が全く合わなかったというやつだ。例えば、時間がないのに凝った料理など作れないように。

 

(番外)パスタ・ベジターレ

 おいしいペペロンチーノやボンゴレビアンコが食べたいならこれがいい。

 

 同居人が買った本だったけど、使わせてもらってパスタを作ったらとてもおいしかった。自分で買った本ではないので番外なのだが、この本はとてもよかったので紹介。

 それまで料理本と言えば、書いてある割には美味しくできなくて当然だと思っていたんだけれども、ここの本の手順を守って作ると比較的おいしくできたので、「本によってはおいしい料理もできるんだ」と思えるようになった本である。

 パスタは難しい。私が本当に本当においしいな、と思ったペペロンチーノは外食で2回ほどしかない。それをなんとか食べたいと思った時にチャレンジするのがこの本の作り方だ。

 作り方自体は通常のパスタの作り方とそんなに遜色はない。ただ、他の手順よりも写真が具体的だ。例えば、最初のニンニクを油でいためる時は、ちょっとフライパンを斜めにするような写真になっている。あとは文章は比較的わかりやすい。

 すごくいい本だけど、もっと軽めの本で出せば売れたんじゃないかなと思う。この本はがっつりした本すぎて買うには躊躇する。十数品目のうすい本で、絵本レベルで1500円前後、はじめてのパスタで、食材縛って、残った食材を次のレシピで使う、そんな感じで2週間マラソンするような感じだったら、利用率が高くてよさそうなんだけどなと思ったりした。

 

 だんだんと長くなってしまったのでここらへんで終了。

【雑記】鳥被害が少ないと思ったら同居人が撃退していた

みなさん、鳥被害あってますか?

 Sparrow, Sperling, Bird, Birdie, Plumage, Songbird

 

リモートワークになって知った、割と鳥はうるさい

 リモートワークになって、会社の恩恵はいろいろ感じ入ったが、その一つに音の静けさがある。私の住んでる場所は川沿いのため、割と木々が多い。土手があって都会でありつつも若干田舎っぽくなる場所は割と好きである。

 木々が多いということは、それなりに鳥も多い。

 鳥ね、割と集まると結構なうるささになるもんである。そして春ともなれば、子作りの季節。奴らはたむろできる木を物色しているのだ。

 そういえば最近チュッチュチュッチュうるさかったなーと思っていたのがなくなっていたなと思ったら、実は友人が蹴散らしていたと最近になって知った。

 

「見回って、鳥を見かけたら威嚇してたんだよ、シャーー!って」

 

 しゃーって、しゃーって……

 そんな事実が判明したのは、この最近に威嚇行動をした時に面白いことがあったと話を聞いたからだった。

 

 鳥が居座るまでの工程

 鳥による巣作りまでの工程は何段階か踏むようである。

 第一段階目は、まず偵察隊がやってきて場所の安全性をチェックする。木なら実際にとまったり、ベランダなら実際に手すりや床に降りたりする。ここに来ても大丈夫なのをまず確認するらしい。ベランダだとすぐに人が出るとすぐに散会する。

 同居人曰く、「偵察隊は、開拓する勇気ある心をもちつつも慎重派、だからすぐにこのタイミングだとすぐに逃げやすい」そうな。

 

 第一段階で、大丈夫だと確信すると、次に二段階目に進む。

 

 第二段階目は、巡回経路に組み込まれる。どうやら自分達の好きな場所というのが、いくつかあるようで、それを巡回する経路に組み込まれて、定期的にチェックしつつ、休憩地点としてよく使われるようになるらしい。

 

 第三段階目は、さらに一時的休憩所だったのが、定宿に変わる。ここを屯して寝てすごす場所になる。

 

 そして第四段階目では、巣を作って育て始める。安心感たっぷりな状態なのがとてもよくわかる。

 

近くのAさんの木は大きいので鳥が根城にターゲットオンされつつある

 どうやら、私たちの近くの木は、同居人の威嚇行動によりターゲットオンされなくなったが、近くのAさんの木がターゲットオンされているようだ。Aさんところの木は大きく、近くの電柱よりも背丈がある立派な木である。木の中にはいればさっぱりわからず、天敵にも狙われないから鳥にとってはとっても素敵な場所に見えているようだ。

 

 最近は鳥がちょっとうるさくないつつあるかな、と思ってたら、同居人が興奮気味に帰ってきた。

 

「Aさんちの木にたむろってた鳥を威嚇したら面白いことがあってさ!!」

「は?」

 

 ここではじめて露見したのが、同居人が、近所を鳥に根城にされないように、威嚇行動をしていたことであった。それが更に広がり、近隣の木にも目を見晴らしていたようで、威嚇行動を実施したらしい。

 

 Aさんちの木が、割と無視できないほどにうるさくなってきたので、警戒していたところ、家に帰る途中でやはりうるさくなっていたようだ。

「こんなところを根城にされちゃかなわん!」と思い、同居人は威嚇し始めた。

 それが、

 

「シャーーッ!!」

 

である。しかもかなり気合の入っているシャーッ!で、電線にたむろっていた鳥が気づいた。しかも一瞬ビクっとしたらしく、バウンドしたというのである。

 電線が。

 バウンって。

 

「え、よくビクってするような感じで?」

「そうそう。一瞬飛び立とうと思ったけど、飛び立つほどじゃないよね、ってやっぱりやめましたみたいな感じで」

 

 しかし鳥は飛ばなかった。そこで更に気合をいれて同居人は威嚇した。

 

「シャーーーーッ!!」

 

 だが鳥はやはり飛ばなかった。電線はまたもやビクっとバウンドした。 そこで更なる威嚇である。

 

「シャーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!」

 

 バサバサバサっと、鳥たちは慌てて飛び去っていったのだという。

 相変わらずAさんちの木には鳥はいることにはいるけど、そんなに数は増えていないような気がする。それはきっと同居人の功績に違いあるまい。

 

 そしてこの威嚇行動。どうやら、一度成功すると、「あの場所はヤバい」認定されるらしく、その後鳥たちのターゲットから外れるらしい。しかも同居人が観察していた限りにおいて、鳥の種別に限らず、情報が共有されている模様だという。

 本当か定かではないのだが、確かに鳥のたむろ率は減った気がする。

 

たむろする鳥を撃退するなら、天敵になれ

 ところで、結構鳥に居座られて大変な目にあってるっていう話を聞いたことがあって、それを同居人に話したところ、このようなアドバイスをもらった。

 

 ほうきとか持って、鬼人のごとく威嚇をしながら蹴散らすのがいい。

 たむろってるやつらはすぐに戻ってくるけど、戻ってこなくなるまで鬼人のごとく何度も蹴散らす、ずっといるのは夜中になるだろうけど1日程度の辛抱だ、ファイッ!とのことだった。

 

 ポイントは、「鬼人のごとく」であり、ここにいたらヤバいやつがいる、という天敵を自らが成るということだろうな、と思う。かなり本気入れて威嚇しないとダメっぽいみたい。

 

 

 ところで、家でリモートワークをしてると、やたらとうるさいスズメがヂュッヂュヂュッヂュしてるからどこにいてるのかと思ってベランダに見に行ったら、あ!うちんとこ来てるがな、しかも三匹! 散れっ!!

 鳥たちとの攻防戦は尚も続くのであった。

 

【雑記】Editのノートを買って、ノートに求めることを振り返る

 ノートはいつも使う一冊を決めている。今までは、カレンダー付きのメモ帳ロルバーンを使っていたのだけれど、殊のほか使わないため、新しいノートを買った。Editのノートである。

 

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 Editは、カレンダー手帳で有名だ。友人がここのカレンダー手帳が好きで、毎年使っている。それが最近ノートを作り始めたみたいで、ロフトで見かけたので試しに買った。

 

 

 ノートに何を求めるのか。

 と言うと、(1)書くことを遮らないこと、(2)持ち運びに困らないこと、(3)持ち運んでも頑丈な耐久性があること。私の場合はこの3点だ。

 

 ロルバーンは、この(1)書くことを遮らないことに引っかかるようにった。理由は、真ん中のリング部分。不要なノートは削除できるメリットがあるが、ノートの中央に隙間ができることがダメになっていた。表紙のバリエーションがあって楽しいのに。

 

表紙のバリエーション一例。もっとあるが、いいやつはすぐになくなる。

 

 昔はそこそこ使っていたのに何故にダメになったのか。。恐らく、モレスキンあたりを使った弊害(?)だろう。中央でもみっちり使えるノート、見開きで1枚という感覚がインプリされてしまった。その後もロイヒトトゥルムなど、見開きができてみっしり使えるノートばかりを選んでいるのが、その証左というものである。

 というか、真ん中のリングって、左側ページを書く時に普通に不便なのであった。ヤマになって不便。かといって、最初も最後も同様の不便さから逃れられない。最大の原因はこれか。

 

 

 次の(2)持ち運びに困らないこと。これは、ノートのサイズと、重量に影響する。

 ノートのサイズは、例えばA4サイズは持たない。今よく使うカバンに入る程度のサイズが限界であり、A5が最大サイズである。

 いやいや、リモートワークだしそんなに出歩かないから好きな大きさすればええやん、と思うが、基準が移動時なのである。故に、今一番使っているカバンのサイズからはみださないことが最重要となる。

 そして重量。

 重すぎるノートは無理だ。長らく付き合えない。モレスキンやロイヒトトゥルムを使わなくなった理由はこれが大きい。サイズは許容範囲だったのだが、とにかく重い。

 そんな訳で、モレスキンは途中からハードタイプからソフトタイプを買うようになった。ソフトタイプは、表紙がハードより柔らかめで紙も少なく、比較的軽い。カラーのバリエーションも多くてよく使っていた。

 ロイヒトトゥルムはページ記載があって魅力的だが如何せん重い。

 

  モレスキンのハード。表紙のカラーバリエーションも多くなった。これは横罫と無地。私は方眼一択なので、ここでは買えない。

 

 モレスキンのソフトカバー。値段も安価になる。ただ、期間限定の表紙がソフトカバーになることはない。4月だと桜限定みたいな表紙がある。だがソフトカバー方眼で探し始めると、展開は少ない。

 

 ロイヒトトゥルム。価格よりも重さがネック。 ページ数が書いてあるのは魅力的ではある。

 

 

 そして、(3)持ち運んでも頑丈な耐久性があること。

 頑丈ではなく、途中紙が丸まってしまって書きにくくなってしまったりすると、途端に書く気が失せるのだ。

 モレスキンはその点ではよくこなれており、表紙がかたく、そこそこ雑に取り扱っても、ノートとしての機能性を失わない。角も丸まっており、角が悪びれることも無い。

 

 

 他にも、うらうつりがしにくい、使っているペンの引っかかりが少ない、罫線の色が薄い、計算は方眼がんばってドット、などなど条件を挙げれば細かく出てくるが、私がノートを選ぶ時の大きな条件としてはこの3つだろう。

 

 Editのノートはこの3つの条件を満たしている。B6サイズで、そこそこ重くなく、リングじゃないし、キレイに開く、裏写りも少なく、表紙もかため。

 罫線は5㎜方眼の青、タイトルとわける実線あり、B6のセミサイズで120ページ、そして唯一重量を記載するメーカーすごくよくわかってる247g。

 

 こんな感じを見せるために商品紹介をしているので、リンク先は割と適当だ。

 

 モレスキン飽きたとか、そろそろ新しいノートを試したい(定期的によくある)なら、Editを使ってみてはいかがだろうか。

 

edit-marks.jp