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GTDメインのタスク管理と生息してますログを記載しています。

【GTD】GTD公式がOmnifocus3のセットアップガイドがあったので履修中

 実は公式で出てた。

 

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GTD公式からOmnifocus3セットアップガイドを出していた

 OmnifocusでのGTDのやり方を探している。情報収集はオリジンから、というのを思い出して、というわけではなく検索で引っかかって見つけたのであった。

 

store.gettingthingsdone.com

 

 他にもThingsとかAsanaとかTodoistとかMicrosoft To Doなんかもガイドを出していたので、気になる方は参照あれ。

 

store.gettingthingsdone.com

 

 Google翻訳にお願いしながら履修したところでは、ネクストアクション見るならTagパースペクティブがいいよ!て言われている。

 

 プロジェクトとアクションの紐づけがいいので、Omnifocusにしたのだけれども、iPhoneとiPadの見てくれで大分使うシチュエーションが違うよなぁと最近思っている。というか、iPhoneで管理はやはり無理すぎる。

 

そういえば、なんかよくわからんがOmnifocus配下のGTDファイルも見つかった

 OmnifocusからGTDとOmnifocusに関連した資料も出しているらしい。らしいが検索した経緯でひっかかった資料で、いつの資料かわからない。多分Omnifocusの資料だけど、うーんかなり古いことは確かだろう。

 

 こちらは日本語版。

http://files.omnigroup.com/software/macosx/Extras/OmniFocus/GTDandOmniFocus_ja.pdf

 

 そしてこちらは英語版。5th Editionと書いてある。日本版は1st Editionでとまった感じかな。

https://downloads.omnigroup.com/software/MacOSX/Extras/OmniFocus/GTDandOmniFocus.pdf

【映画】エヴァンゲリオン初見が有識者に教えてもらった映画を見るための最短ルート

友人は言った。

「ブームの真っ只中にありながら、全く触れなかったことにコンプレックスがあるんですよ」

——至極同意である。

 

 

 

www.evangelion.co.jp

 

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 エヴァンゲリオンの映画が公開された。

 

 エヴァか。

 エヴァね。

 エヴァというと、私の思春期真っ只中のころに放映された。私の世代は、別にオタクじゃなくてもだいたい見てるんじゃないかと思われる、そんな感じだった。

 

 エヴァだよ。

 そうよそうよエヴァよ。

 しかし私はエヴァを見ていなかった。全くもってみていなかった。テレビシリーズから見ていない。いわんや映画などを見るわけもなく、わざわざ予習用に放映されていた映画もすっ飛ばした。

 逃げちゃダメだ、大人のキスよ、シンジくん! という言葉だけは覚え、最後の拍手のシーンとか人造人間のソースは〇という盛大なネタバレだけは記憶し、中二のカタルシスの集大成のような(語弊)テレビアニメを、私は知らずに大人になった。

 

 

 あれから何年。

 長い期間を経て映画は公開された。

 コロナ禍の中、列島は静かに熱狂し、エヴァの記事を見かけるようになった。私は、一応ネタバレ回避のために気にはなるが見ないように気をつけた。滑稽な事に、見る予定など立てていないにも関わらずである。

 

 同居人は言った。

「あんなに流行っていたのに見てなかった人がいるのね」と。

 はい、YES、是、その通り。

 ここにいます。

 何故?

 

 なんてことはない。

 

 

 当時見れるテレビのチャンネルでは放映されなかった。

 

 

 それだけである。

 

 

 

 

 当時、私は奈良に住んでいた。当時エヴァンゲリオンを放映していたのは大阪テレビ。しかし我が家で見れたのは、テレビ京都と奈良テレビ。どちらもエヴァは放映していなかった。

 見たら負けかなと思っているとか、この潮流に抗うのが私の正義!とか、そんな大層な理由でもなく、私は物理的に見れなかった、それだけである。

 

 

 と、いうのにもである。

 無様なものだ。

 エヴァを見てようが見ていなかろうが、特段生命に危機があるという訳では無い。

 それでも、巷が熱狂的に騒ぐ中、その熱を全く理解できない立場にいるのは何とも居心地が悪い。

 何だろうな、こんなに日本中が熱狂しているにも関わらず、全くもって積極的には取り込もうとしていないことに、コンプレックスというか罪悪感というか、そんな気持ちが湧いてしまう。

 単に環境的に見れなかったというだけなのに。

 

 

 そんな折、友人がClubhouseに部屋を立てた。にわかがエヴァンゲリオンの映画を見ながら有識者に解説してもらおう、という部屋が。

 逡巡した。

 この機会を逃せば、私はもうエヴァンゲリオンを見ないだろう。見るなら今しかない。思い立ったが吉日とばかり参加した。

 

 

 参加後。

 初見で解説付きは厳しいということがわかった。

 それもそのはずである。本編を見聞きながらも、並行して部屋の話も取ろうとしなければならないのだから。ぶっちゃけパパだまって状態である。しかもClubhouseは音が悪い。わざとラジオ音源のような感じにしてるんだろうか。それともいいイヤホンだったら聴きやすくなるのだろうか。

 さすがにこれではいかんと思って、解説前の予習として破を見た。そしたら、家のテレビが音源的にいい仕事をしていることがわかった。家のテレビは4K対応のテレビで、すっかり忘れていたけど4スピーカー構成だった。破の音源はこういったタイプ用に対応されてて、遠くの声が、え、なんでそこから聞こえんの?みたいな感じで聞こえてくる。多分4つ使い分けてるよねコレ。こういう風に聞こえるように調整できるなんて初めての経験がだけでもよしとしよう。

 内容は、……う、うーん。わかるわけなかった。とにかく環境設定自体からして不十分であってサードインパクトて何なの人造人間て何なの使徒と戦う理由とかいや囲ってるアイツはなんでなんですか、とかおいしそうな情報だけは散らばせておきながら、その説明を全くしない拒絶感だけが強かった。組織としても敵対しているのは多分ここ、だよね?という感じである。この情報の歯抜け具合は、他の説明を優先するために除外されてしまったのか、それとも、わざと点ポイントに媒体を配置することで、敢えて個人が無意識に行われる認識補完を狙っているのかは解らない。

 いずれにせよ、今エヴァを見ても思春期に見たら感じるであろうインパクトは再現できないことはわかった。私の中ではそういったもどかしさはある程度昇華され、形を変えていることはわかる。

 

 ひとまず、友人の波に一緒に乗っかっていれば、一人ではつらく苦しい履修もそこまでもなさそうだというのがわかったし、今回を逃すともうエヴァは見ないだろうということで、これからも続けて履修する事を改めて決意を固めた。

 そもそもは、今回の映画を見るには、初見は厳しいということからだったはずなのだが……

 

 さて。

 今放映されている映画を見るために、最低限楽しめるための最短ルートも有識者から教わった。

 新劇場版、旧劇場版があること、序破Qは本編のおおよそダイジェスト版であること、「Air/まごころを、君に」は3編(「エアー」「まごころ」「きみに」)だと思っていたが1編であることなどを叩き込む。

 最短ルートはこんな感じらしい。

 

  • 序 EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.(2007年)
  • 破 EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.(2009年)
  • Q VANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.(2012年)
  • Air/まごころを、君に(1997年)

 

 Airなんとかは25話、26話に相当するお話なのだそうで、抜けられないらしい。この4つを履修すれば、今回の映画は楽しめられるそうだ。

 これ以外にも、以下のような履修科目はあるが、とりあえず上記が必須とのこと。

 

  • 新世紀エヴァンゲリオン(全26話:1995~1996年)
  • 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(1997年)
  • DEATH true 2(1997年)

 

 更にこれ以外にもマンガ版、パチンコもホントは見た方打つ方がいいらしいけど(有識者よ)まあ切りがない。

 

 序破Qはアマプラで見れるとしてAirがない……と思ったら、Netflixで見れることが分かった。

 

https://www.netflix.com/jp/title/60024788

 

 Netflixだけは本編もサブスク対象のようだ。他はレンタルしかなさそうである。これはAirを見るなら腹をくくるしかなさそうだ。

 

doga.hikakujoho.com

 

 

【お知らせ】ClubhouseでGTDの質問部屋を開きます。3/11(木)21:00-22:00

 Clubhouse流行ってますね。

 私も友人から招待してもらい、Clubhouseのアカウントをいただきまいた。いえい! なので、流行りにのって、部屋を開こうと思います。

 

3/11(木)21:00-22:00に部屋を開いています

https://www.joinclubhouse.com/event/xqBaJ1kp

 

 特に議題がない場合は、最近見たイチナナライブについて話そうと思います。ライブ中のログはtwitterに流してると思います。

 

 どうぞよろしくです。

 

 

【雑記】ワールドトリガーが面白いので見てほしい件

 最近の楽しみといえば、土曜日の夜にあるアニメ「ワールドトリガー」だ。

 

 

www.toei-anim.co.jp

 

ワールドトリガーとは

 ワールドトリガーは、少年ジャンプから移籍してジャンプスクエアで連載している少年漫画で、Wikipediaによると、異世界からの侵略者・ネイバーと防衛組織・ボーダーの戦いを描くSFアクションである。

 以前紹介したフリンジもメンタリストも履修を終えて、最近観るものがないなーと探して見つけたのがワールドトリガーのシーズン1だった。


 ワールドトリガーはその時丁度、シーズン2が始まる祭りが開催されてて、オンラインでマンガが150話ほど無料でみて面白かったので、アマゾンプライムでも観れるからというので観始めた。何より話数が多いのがいい!

 ちなみにメンタリストもおすすめの洋ドラだ。メンタリストも丁度アマゾンプライムで観れてたのだが、今では有料になってしまった。ネトフリとかHuluとかで対象作品だったらぜひ見てほしい。だいたい1話完結する、名探偵コナンのように平和で安心な洋ドラである。

 

 トリオンというエネルギー

 さてワールドトリガー。この世界でポイントになるのはトリオンと呼ばれるエネルギーのようなものだ。この世界では、このトリオンをいかに使って戦闘していくかがポイントとなる。

 このトリオン、むちゃくちゃ設定的には面白くて、魔法のようではあるが、魔法ではない。

 特に異なる点は、トリオン体と言われる、トリオンエネルギーを使った疑似体を作れることだ。他にもトリオンを使って仮想空間とか仮想機体とか、武器やらブロックやらいろいろと変化できたり、自動ロボット的なものも作れるのがトリオンの特徴である。

 で、ワールドトリガーでは、地球っぽい玄界(ミデン)と他の惑星と、トリオンを巡って戦闘する。もともと玄界にはトリオンという概念自体がなかった世界だが、他の惑星(ネイバー)からなぜか襲撃され、それを防御したこれまた別の惑星の人間(ボーダー)が滞在して、ネイバーを迎え討つ体制になった。

 そんな体制になったといっても、1巻の時点から数えて4年前のすごく短い歴史であって、トリオンで戦える人間も少なく、ボーダーは玄界の人間で戦える隊員を絶賛募集中という状態だ。

 主人公のオサムは、幼馴染のチカが隊員になりたいという願いをかなえるべく、自分も防衛組織に入隊するのであった。

 

 が。

 

 このオサム、主人公なのに、キャラの初期パラメータとしては不遇もいいところだ。トリオンは人によって保持する量が異なるんだけども、このトリオン量はかなり少ない上に、そんなに運動神経もいいとは言えない。

 だから、入隊するまでにも実は補欠で入ったりと、割と危うい立場にある。

 いろいろ弱いオサムは、かなり頭を絞りに絞って、チーム戦で戦力を上げていく、いわゆる参謀型キャラで、そこの頑張り具合が面白い。で、この頑張り具合が面白い方向に進んだのだった。

 

オサムは真面目故にエグい

 参謀型キャラというと、腹が腹黒でいけすかないから、その戦略もやっぱり腹黒いみたいな感じのキャラなんだが、オサムはそのこっちが持っている偏見と大分異なる。

 オサムは先ほどにも言った通り、弱い。とにかく弱い。幼馴染のチカが寧ろ強大だ。なんだけど頑張るしかない。その頑張り度合がどう出たのかというと、戦略系、しかも方向性がエグい方向に出たのだった。

 この、真面目が必死になるとエグい戦略を考える、というのがなんともいそうでいなかったキャラクター性だなと思う。一直線だとか、裏をかかないだとか、そういう風に取られがちな真面目さであるけれども、それは戦術・戦略に対してであり、オサムが真面目なのは、目的に対してである。だからこそ、戦術・戦略さにはエグい部分が出るようになったんだと思う。

 もちろん、オサムが普通程度の能力だったら、ここまでのエグさはここまで出なかったように思う。標準よりそれ以下の能力なところが、オサムのエグい戦略を作り出した理由に納得感があった。

 

とにかく面白いのはチーム戦

 そんなオサムの戦略が活躍するのがチーム戦だ。

 

 主人公のオサムは、防衛組織・ボーダーに入隊して、そこで頑張っていくんだけど、組織の中では基本4人一組のチームで動く。遠征とかいろいろあるため、順位決めと実践練習も兼ねたチーム対抗戦があって、これが面白い。

 トリオンで作られた仮想空間に、トリオン体になった3チームが配置され、そこで総当たり戦をするというのがチーム戦の中身。

 つまり、これっていろいろできるサバゲ―に近い。人によってはMMORPGとかに当てはめられるかもしれないが、私はやったことがないのでなんとも言えない。

 

 で、このチーム戦は俄然アニメが面白い。

 マンガだといまいちピンとこなかった動きも、アニメで実現しているので非常に分かりやすく、格好いい。動きがわかるといっても、こう三次元の中でどういう軌道を描いて動いているのかが想像できる感じがする。いい所だけを再現したわけじゃなくて、いろいろ時系列的に動いている中のこの部分だけを切り取りました、ていう感じの動きになっている。

 

 キャラ数は多く、今でも誰がどれやら覚えきれない。とはいえ、キャラの特徴はかなり明確だ。キャラの個性自体も、チーム戦での動きに反映されているところがあるし、あのキャラだったら、戦力外退出時には必ず巻き込み爆発を狙うとか、そういう特徴も出してくる。なんで、キャラによって、力技でくるか、細々動いてくるか、戦略的に動いてくるか、などなど違いが出てくるのであった。

 

 また、上位チームと下位チームのチーム対抗戦も、極端に異なる。上位チームは複雑な戦闘シーンになって、曲線系の動きが多いけど、下位チームの戦闘シーンだとやっぱり直線的な動きが多い。こういうレベルの上下の違いもくっきりわかるように原作の時点から表現されてて、なんというか、キャラのレベル感想の整合性が半端ないのであった。

 

秀逸なオープニング

 そのキャラ数の多さを一番うまく取り込んだのがオープニングである。正直アニメ見なくてもいいから、とりあえずオープニングだけは見てほしい限り。

 


アニメ「ワールドトリガー」2ndシーズン オープニング ノンテロップ映像(曲:TOMORROW X TOGETHER「Force」)

 

 43秒あたりの見せ方が本当に良い。ちなみに、一番最初の花びらっぽいのは、漫画の単行本の背景と合わせている。

【お知らせ】CHANGSに投稿しました。マニアックなd-cubedのお話です。

果たして何人が知っているのだろうか。

 

CHANGESに投稿しました。

 ライフハック心理学の佐々木正悟さんらが主宰している、ウェブマガジンの方に寄稿させてもらっているのですが、タスク管理ツールの話をしています。

 えー今回はd-cubedについてです。

 

 

 ねえ、d-cubedって知ってる?

 なんか豆しば風に聞いてみましたが、これ、私がいろいろ使ってきたタスク管理の中でも、あまり知られていないツールではないかと思います。なにせ実装がHTMLとjar。。jar?!といった変わり種もいいところです。

 これは、ローカルで動かすタイプのツールで、サーバが不要なwikiといいいますか、IE等上で動くタイプでWSHあたりを使って、ローカルファイルを編集する仕組みです。なんでよく知ってるかって? 私も仕事でやったことがあるからです。jarにはまとめなかったけど。

 どういうインタフェースなのかとか、私が好きだった理由とか、お話していますので、ご興味ある方はどうぞご覧ください。

 

changes.jp

【Omnifocus】レビューパースペクティブやらタスク管理ツールとしての違和感やら

 Omnifocusについてあれこれ。レビューパースペクティブの感想やら、Omnifocus自体の違和感やらについて記録しておく。

 

 

iPadは良いけどiPhoneはいまいちなレビューパースペクティブ

 デフォルトのレビューパースペクティブはちょっと使いづらいかも、と思いつつレビュー用のパースペクティブを作ってみたが、あれはちょっと見識を変える。iPhoneだとアレだが、iPadだと丁度いい。

 この前、レビューアイコンに数字があると罪悪感が募ってしまい、iPadでデフォルトのレビューパースペクティブを使って、レビューをしてみた。

 iPadのインタフェースはとても良い。左にリストペイン、真ん中にプロジェクトとその配下のアクションのペイン、右に詳細ペインが表示される。このうち、詳細ペインのメモの部分を使って、実際のレビューのコメント記載することで、レビュー完了とする。実際は真ん中ペインのコーヒーアイコンをクリックしないといけないが。

 このペイン構成だと、必要であればアクションの追加もしやすく、自分で作ったレビューパースペクティブのデメリットも問題がない。あとは履歴コメント、履歴コメントさえ実装してくれれば。。と思いつつ、今日の日付を入れながらメモに記載しレビューした。

 自分でレビュー用のパースペクティブも作っては見たものの、やはり標準は使いやすい。というか、iPhoneでレビューアクションをしようというのがそもそも無理な話だったのではないかと思いつつある。 

 

タスク管理ツールとしての違和感

 Omnifocusの項目の不思議な振る舞いについても、徐々に慣れてきた。そう、Omnifocusって、すごく気持ち悪さの残るツールで、それが何なのかがわかってなかったんだけど、最近ようやく知った。これ、項目の全体像かがわからないからだった。

 

 Omnifocusはインボックスか、パースペクティブに表示されるのが常なのだが、そこから勝手に消えてしまうこともよくある。これは、クリーンアップという機能のおかげというか原因なのだが、そんなわけで、条件が合いさえすると、インボックスからたちまち消えてしまったりするのだった。

 じゃあ、消えてしまいさえすればデフォルトのプロジェクトパースペクティブから見えるはずなんだが、若干思っていたのと異なる振る舞いがあったりするのだ。

 

 さて、Omnifocusは、アイテムは以下の通りにある。

 

・インボックス項目

・プロジェクト

・アクション

・グループ

 

 インボックス項目はその名の通り、インボックスに存在する時のオブジェクトである。ここからリリースされると、インボックス項目からプロジェクト、アクション、グループのいずれかに変換される。

 ところで、インボックスからリリースされる、という言葉は、インボックスから出て行った後、通常、こういったインボックスの項目には何らかのリストが用意されているはずなのだが、Omnifocusからはそういうのが一切感じられないからだ。また、クリーンアップをすると、いつのまにか消えてしまうというのも、そういう印象を強化している。インボックスから出て行ってしまった項目たちは、ぷかぷかと浮かんでいる状態のように見える。ただ、パースペクティブの設定によって、条件に似合ったものがその場限りに表示されているだけである。

 そういう印象であるから、インボックスはOmnifocusに対しては、わかりやすく用意された囲いであって、そこから離れると、どうも解き放たれた感じがしてしまい、リリースされる、という単語を使ってしまっている。

 

 さて、インボックスに入っているうちは、インボックス項目として取り扱っていた項目だが、インボックスからリリースされると、アクション、プロジェクト、グループのいずれかに切り替わる。

 で、私があれ?と思ったのが、自分が想定していた振る舞いと、Omnifocusでは異なっていたからだ。

 

Omnifocusのインボックス内でツリー化されたアイテム

 Omnifocusインボックス内では、この中でもツリー化のアイテムを作ることが可能だ。ここで、見極めて、それに付随する項目を入れ子にする。まぁよくやる作業だ。これをしさえして、何らかの条件で表示されなくなったらプロジェクトになったんだろう、と私は思っていた。が、実際は違う。

 で、このままインボックスからリリースすると、「その他」というプロジェクトにそのツリーのまま配置される。

 「その他」はデフォルトで用意されている単一アクション、というかプロジェクトをもたないためのアクションやグループに紐づくプロジェクトである。詳細設定で変えられるが、Macからでしか変更できない。

 グループというオブジェクトは、アクションのまとまりをもつもの、ツリーノード的には子ノードを持つ親ノードで、プロジェクト化されてないものがグループとして認識される。

 

インボックス項目は、明言されない限り、プロジェクトに切り替わらない

 これが、他のタスク管理と大いに異なる点なのだが、Omnifocusでは、インボックス項目は明言されない限りには、プロジェクトに切り替わらない。

 たとえ子タスクを持っていたとしても、「いやアナタ別にプロジェクトに変更します、とか言ってないでしょ」と認識されて、単一アクションプロジェクトの配下に置かれてしまう。

 ならばプロジェクトはどういうタイミングでなるのかというと、今からこいつをプロジェクトに変身させます!とアイコンを押さない限りにはプロジェクトにはならないのだ。

 そう、このアイコン。このわかりづらいと思っていたあのアイコン。今では、達成するのに複数アクション必要なのですよ、と変換するためのアイコンだとわかる。隣のアイコンは、同パースペクティブ内に移動する、と今ようやく気づいた。それまでは右から左に素通りするだけだと思ってたんだよなー。

 あるいは詳細画面のプロジェクトで「最上位」もしくはプロジェクト内のフォルダに配置することで、プロジェクト化することができる。ちなみに、ここでプロジェクト項目にプロジェクトを配置させると、その配下に属すると認識されてアクション扱いとなる。

 

インボックスからリリースされるタイミング

 インボックスから項目がいつの間にか消えてしまうのも困りものだが、基本的にはこの2つにあった場合はインボックスからはリリースされる。

 

・クリーンアップの条件に合致したインボックス項目(プロジェクト、タグのいずれかが設定可能)

・「プロジェクト化」ボタンを押下した場合

 

 子ノードは、親ノードの親子関係を優先するので、タグが設定されなくてもインボックスからリリースは可能だったりと、実際はもうちょっと自由度は高い。

 

 大体こんな考え方に落ち着いて、ようやくOmnifocusの印象が認識としっくりくるようになってきた。どちらかといえば、データベースを取り扱ってると思った方が、認識には合っているのかもしれない。

 

3つのアイテムの違い

 さておさらい。

 

 プロジェクト インボックス項目からプロジェクトに変換すると宣言することで変化する。プロジェクト化アイコンを押下するか、プロジェクトに「最上位」もしくはフォルダを指定する。

 アクション プロジェクト設定なしのタグ付きクリーンアップ対象となった場合、プロジェクトを指定した場合、配下にアクションがなければアクションとみなされる

 グループ プロジェクト設定なしのタグ付きクリーンアップ対象となった場合、プロジェクトを指定した場合、配下にアクションがあればグループとみなされる

 

 

Omnifocusの 全体像が見えづらい原因

 Omnifocusの登録項目の全体像は、基本的にはプロジェクトレビューとインボックスで確認が可能である。それが見えづらくする要因としては、

(1)クリーンアップ機能で、予想外に消えてしまう

(2)ツリー構造をもつ親インボックス項目は、それだけではプロジェクト化されない

 という2つが原因だと思う。

 

【GTD】NextActionリスト、Calendarリスト、WaitForリストは、固い石かそうでないか

 Project/Somedayリストの話をしたので、それ以外のリストについてもお話しておこう。

 

 

 GTDの中で、現在注目しているものの区別は、Project/Somedayリストで区別する。そして、そのProjectの中でも次に行動を起こすべきといったものについては、3つのリストで管理する。すなわち、NextActionリスト、Calendarリスト、WaitForリストである。

 私は、このうちCalendarリスト、WaitForリストはNextActionリストの別バージョンとして認識している。とゆーのも一時期、この3つのリストを一つのリストとして管理していたことに起因する。

 

NextAction、Calendar、WaitFor リストを一緒くたに管理する

 これら3つを一緒くたに管理するというのは、Projectリストから考えられうる行動を、1つのリストにまとめて管理することである。当時は忙しくなかったから、わざわざ分けて管理するまでもないんじゃないの?面倒だからとりあえず1つにまとめて管理してやんよ、そういう軽いノリで始めた運用だった。

 それで、まぁやることがなくなったら、一つにまとめたNextActionリストを毎回見直していたのであった。

 しかし、すぐに3つのリストで分ける理由が分かったのだ。

 

 邪魔なんである。

 

 何がって、日付が決まってるやつと、待ち状態のやつ。

 日付が決まってるやつは、その日にならなければ見直すのは不要だ。待ち状態のやつはいつボールが返ってくるかわからないので最低1日は確認が必要だ。だが1回見直せば十分である。

 だというのに、これらがNextActionリストに混ざっていると、毎回目に入っては毎回スキップをする判断をしなくてはならない。1回とかだったらいいけど、NextActionは何度も何度も見直すわけだ。それが毎回目に入ってくるとなると、不便なことこの上ない。そして、結局面倒くさくなって、最初っからリストを分ければいいじゃーん!!というふうに考えるようになった。

 これで、私は経験則的にCalendar、WaitForリストが必要になったのだった。

 

 うっそでー!と思うかもしれんが、実際に試して見て欲しい。本当に邪魔なんだから。

 

 これは、経験則による3つのリストに分けるべき理由だ。

 が、理論的な理由はなんだろうか。

 

Calendar、WaitForは固い石

 CalendarとWaitForは、実際に同じNextActionリストにいると非常に邪魔な存在だというのがわかった。

 じゃ、通常のNextActionリストの項目とどう異なるのか? これは、結論を言ってしまえば、二つとも固い石だからだ。

 固い石とは、よくタイムマネジメントで言われる比喩そのものであるが、まあ実際にそうなんである。固い石と言わんとするところは、自分では変更するのが非常に難しい予定であることだ。CalendarリストとWaitForリストに含まれるのは、NextActionリストにはない特性がある。

 Calendarはその日にならないと実行できないもの、例えばゴミ出しだったり、イベントだったりがそれに相当する。そして、WaitForは、実行者が自分ではない、ということ自体が動かしがたい予定だ。そのため、自分のコントロールからは外れてしまい、「進捗どうですか?」と聞くしか作業ができない。

 Clendarは実行日付(not期限)、WaitForは作業者が固い予定なのである。

 

 それ以外の項目はどうだろう? 自分の都合に合わせて今日はやるやらないも決められるし、どこまで進めるかも自分で変更が聞く。それゆえに、のびに伸ばしてやらなかった、という体たらくな状況も生じてしまうわけだが、とてもゆるい項目がNextActionリストには残るはずである。

 これらの項目は、自分が実行する以外は、割と自由が利く。

 

 この自由の利き加減で、予定を調整するためにも、Projectを遂行するためのアクションは3つのリストに分けておく必要がある。

 

3つのリストに分けていることによる恩恵は、忙しい時に発揮する

 さてこれらの3つのリストを分けることが、そんなに重要なのか?と思うこともあるかもしれない。しかし、これは、本当に本当に忙しい時に発揮される。どれぐらい忙しいかと言えば、今日の予定はどれを実施しようとか、そういう計画すら立てる時間がもったいない、そんな極めて忙しい時だ。

 この時、作業を漏らさず実行するのに役に立つのがこの3つのリストだ。

 その日に実行する順番としては、Calendarリストで今日実施する分→WaitForリストで確認が必要そうなのの進捗確認→最後にNextActionリスト、という流れになる。いやいやCalendarリストの分はあとで実行するに決まってんでしょ、と思うがそういうこと考える日に限って忙しくなるのだ。何故だろう。

 

NextActionに相当するものに時間を割り当てるのが悪手な理由は、固い石と区別がつかなくなるから

 ところで、NextActionリストに相当する、自分で時間などが変更可能なものでもスケジュールに組み込むタスク管理があると思う。あれは個人的には悪手だと思っている。

 理由としては、(1)固い石の予定との区別がつきにくくなり、自分が本来自由な時間がどれぐらいあるのかよくわからなくなるから。それから(2)突然忙しくなった際に対応がしづらいから。そして、(3)守れなかった際の罪悪感を勝手に発生しがちだから。

 今日する分はこれとこれ、と選ぶのはよいと思う。でもこの期限はかりそめのものであり、本来守るべきはProjectの期限である。