works4Life

GTDメインのタスク管理と生息してますログを記載しています。

最近の料理

 ストウブを友達が買って、ホットクックもついには導入した。レシピを漁って試すのだが、どんなに絶賛されていても自分には合わないものはある。そして同居人がうんとは言わないものは、やる気は起きない。そもそも同居人がおいしくないと思うものは、だいたい私も本当は美味しくないと思っているものがたいがいだ。

 

絶賛=自分好みの味、というわけではない

 youtubeでみんなが絶賛しているから作ってみたりするのだが、作るそばから同居人のレスポンスが悪い。同居人は、小学校から自分でごはんを作っていたりする猛者なので、レシピを見るとだいたいの味の予想ができる。ので、レシピで「うわぁ~(下降曲線)」みたいな反応になることも多い。

 一方私は、料理をし始めたのはここ数年レベルなので、調味料の配分だけではまだまだ味のイメージはわからない。わかるのは、材料調達の大変さと調理時間の時間の大変さぐらいである。

 そんな中大変参考になるのがYoutubeだと、コメント。このコメントで作ったらおいしかった!というコメントは大変貴重。視聴数と実際に作られた数の比率だけは、わからないので。

 最近ようやく学習してきたのは、バズって絶賛されてても、自分好みの味、というわけではないこと。

 

同居人は食べず、私にも不評だった「やばい漬け」

【最近食べ過ぎたあなたへ 】新作 7日間で旨く痩せる やばい漬け。 - YouTube

 

 これは合わなかった。

 他のレシピも作ってみたいのに、初手で失敗すると横展するのに躊躇するんだよな。。

 

 まず分量が多い。漬物なのに多い。

 漬け汁のメインが料理酒で400ml使う。多い。漬物なのに多い。ビビった。

 

 分量は半分にして作ることにした。

 料理酒もそこそこ沸騰させたけど、アルコールが飛びきってないせいなのか、同居人は酒くさいと匂いから不評。

 私はどうよ、というと結局あんまり食は進まなかった。レシピにのっとりホタテのほぐし煮にしたというのに。。

 

 そして、そもそも、自分が無意識的に求めていた味ではない、ということを食べてから気づく。

 オクシモロンの漬物がおいしかったから、ああいう味を無意識ながら思っていたようだ。

 オクシモロンは、鎌倉に本店のあるカレー屋さんで、そこで出してる漬物がおいしい。その漬物のレシピは本に載ってあって、実際作ってみたことがあってよかったのだった。それをどうやら頭の片隅にあったらしくて無意識的に求めていた模様。

 本を見返すと大分汁の配分が異なる。当然味が似かよるはずもなかった。

 

 

 

 というわけで、これからはこっちの漬物のタレを採用しよう。漬けたければ、野菜は基本塩で水気をとればなんでもよしっぽそうだしね!

 

(私が)信頼しているレシピは今のところ阪下千恵先生

 私が横展できたレシピのチャンネルはというと、阪下千恵先生。全幅の信頼を置いている。

 

www.youtube.com

 

 阪下先生は本当にいい。家庭料理ってだいたいこんな感じっていう枠内の味付けとやり方と分量を紹介している。

 上記は、ホットクックで作るナポリタンで、ナポリタンはアルデンテいらないから丁度いい感じで出来上がる。

 ナポリタンを作り始めるとケチャップの分量におののくのだがまぁそこは仕方ない。

 

 はじめてつくったのはこれではなく、チンジャオロース。

 


www.youtube.com

 

 ホットクックでチンジャオロースを作るレシピはあったのだが、タレから作るバージョンだったので、ちょい面倒。クックドゥでするやり方があるに違いないと探した結果、見つかったのが阪下先生のレシピだった。

 分量もやさしく、そのまま使える2人前。というかクックドゥ1袋使う分量。これもおいしかった。

 

勝間さんの食塩0.6%の野菜スープはよい

 ホットクックでヘビロテしていたのがこちらの野菜スープ。で、コンソメは使わず、食塩を全体量(野菜+水)の0.6%を入れて食べるのがまじおいしい。コンソメではなく食塩でよいと言っているのが勝間和代さんだけれども、確かに味に癖がなくて何度も食べられる。

 

cocoroplus.jp.sharp

 

 野菜を切るのが若干手間だが、それを乗り越えてもおいしい。レシピでは角切り1cm程度とあるが、個人的には6~7mm程度小さめの方が好み。

 あと、煮込むだけなので、最近はストウブで作っている。材料全つっこみして蓋を閉じ、湯気が立ってから10分弱火で煮込んで終了。

 

 尚、この野菜スープがおいしい理由の一つは、使っているベーコンだと思う。

 ここんちの燻製ベーコンというやつ。

 

www.caraway.ne.jp

 

 脂身のおいしいベーコンで、他にも浮気してみたけど、ここが一番おいしく、何度もリピート買いしている。ブロックで買って、分割して冷凍保存して小分けして使う感じ。1ブロックあれば、半年はもつ。

 ここんち、物産展にはちょこちょこ顔を出してて、そもそも物産展で知ったのがはじまりだった。西武池袋には3/30からくるらしい。

 

【雑記】「薔薇王の葬列」の低予算疑惑

 「薔薇王の葬列」は、かのシェイクスピアの小説をもとに作成されたマンガが原作で、この度アニメ化された作品だ。

 

f:id:nomico:20220129134625p:plain

baraou-anime.com

 

「薔薇王の葬列」だが、いつもなら見るのを終わりそうなアニメなのにまだ続けてみている。というのも、このアニメ、作りが『低予算なんだけどがんばっていい雰囲気で作るように努力している』からだ。

 

制作と切っても切れない予算の関係

 何かをするには予算というものが必要になる。それを作るために使えるためのお金。いろいろアニメを見続けていると、あ、このアニメは予算ある、予算ない、というのがアニメの作りで分かってくる。

 いかに予算を使わず時間を作るかのテクニックを消費者側でも覚えてくるのであった。例えば、声優が新人ばかりだったり、動きが少なかったり、デジタル動画入れなかったり、本編以外の時間を作っていたり、前回のあらすじで時間を割いていたりなどなどだ。

 

ワールドトリガーシーズン1も低予算だった

 例えば、今シーズン3の終わった盛況なワールドトリガーだが、シーズン1の時は、かなり予算がない方だった。それを指摘したのは私の友人だったが、確かにさもありなんだった。

 上記で話したコストカット策のうち、ワールドトリガーで取っていた策は、そもそもの本編の時間を削るという大胆なやり方だった。シーズン3では全く見られなくなった前回までの振り返りだったがシーズン1ではお約束、終わった後の寸劇でもって本編の時間を稼ぐという二種の構成だった。かわりに動画のクオリティは下げず、声優へのコストは潤沢に、そういう戦略でもって作られていた。

 ワールドトリガーは動作が命のアニメだからなーそうならざるを得ないな、と納得の配分である。

 そのおかげでシーズン3に至るようになって予算もとっても潤沢になり、とてもいい出来で、振り返り時間は要所部分はあるもののほぼなくなった。

 

 コロナになって、それまで見てきた洋画ドラマも減ってきて、気軽に見れるアニメを見る量が増えてきたのだが、その分目も肥えてきた。予算という意味で。

 そんな中、気になるアニメが出てきたのである。

 それが「薔薇王の葬列」だ。

 

「薔薇王の葬列」の騙され感

 

 私が、このアニメで非常に違和感を持っていたのは、なんかいい雰囲気に見えてるんだけど、隠しきれないハリボテ感は何だろうか、という違和感である。

 

 とにもかくにも雰囲気はいい。退廃的な色合いで、時たま差し込まれる紙芝居が独特の雰囲気を醸している。へえ、このアニメはこういう演出で統一感を出しているんだー、と最初は思った。

 最初は。

 

 しかし、回を重ねる毎にその印象からは違和感を感じずにはいられなかった。ダイジェストともいえる余韻なし、1クールでどこまで巻を進めるつもりなの的なスピーディな話展開。それよりなにより、動かねえ! いや、そこはせめて動画! 差し込もうよ!! そんな場所ですら省電力構成の動作すぎて見ているこっちがハラハラするぐらいである。

 

 さすがの私にもこれは演出どころの話でもなく、演出と見せかけた苦悩の産物だと理解するようになった。そう、その苦悩は、低予算。

 

低予算でなんとか雰囲気よく見せるための方策

 

 それでも「薔薇王の葬列」は頑張っている。気になる点もあるけれどもそこそこがんばってんじゃねーの、そういうゴールに持っていこうとする気合が見受けられる、最大限の試行錯誤を経たアニメのように見える。

 

 全体的な方針としては、「動画はなるたけ極力できるだけどうやっても作らないっ!」これにつきる。

 

方策その1:動画は大胆にカットカットカットーーッ!

 

 どうやらこのアニメ、動画の人材が壊滅的にいないらしくて、とにかく動画らしい動画がない。口は動く、足も動けばいい方、180度回転なんてもってのほか、動作縛りしてんのかっていうぐらいに動かないのである。そこは動きを!と思っても、顔をアップしたりして動きを見せないとか、この動画が見たい気持ちをことごとく潰してくるのだ。

 本気で動画回りかける人いないんだろうな、と思わずにはいられない。

 

方策その2:紙芝居を入れ演出感に統一感を入れる

 

 そんな中、うまく雰囲気を出していたのがこの演出である。

 そしてこれが一番騙された理由の一つなんだろう。このアニメ、途中途中紙芝居を入れることで、雰囲気を出している。

 何度も言うが、雰囲気作りはむちゃくちゃ美味い。全体的に灰褐色な色合いなんだけれども、要所部分の色を際立たせるのに役立っているし、反対に紙芝居の部分は色を付けることで、明確に区別している。

 

 こうして紙芝居を入れることで、動画時間を縮小することができる。つまり、この演出は、動画を作る時間自体をカットする方策でもあるのだった。

 

方策その3:いい声優はまあまあ採用

 演出はよくても最大の印象付けが声優となる。ここはがっつりきっちり予算を取って採用しているのがよく分かる。動画に無理感は感じるのに配役には無理感がない。

 ベテラン:若手=5:5ぐらいに採用してるのかな、いいバランスしてる。アニメは声優がよくないとホント見る気がしない。けども、全員がよすぎてもそれはお腹いっぱいなので丁度いいメンツ構成だなと思った。

 

方策その4:音楽はよくする

 さらによく考えているのが音楽。音楽が雰囲気いいので、動画がさもありなんだけれどもなんとなく見てしまうという構図が出来上がっているのだった。

 音響いいもんな、と思ったら岩浪美和監督だった。岩浪監督は私は信頼を置いていて、何せあのジュエルペットサンシャインの音響やってたからな。

 

www.works4life.jp

 

 こうして、動画はアレだけど原作の雰囲気をなんとか再現しようとがんばっているアニメができあがったのだった。

 何度も言うけど、マジがんばって、少ないリソースの中最大限の効果を発揮されていると思う。嗚呼、これで動画マンの確保さえできれば、と涙を流さずにはいられない、そんなアニメに仕上がっただろうと思われる。

 

 

 だが、いろいろ検討した結果、別に動かない、という一点以外はそこそこ予算はあったのでは?

 音響いい監督だし、何より統一感のある演出ができる点で、監督はいい監督だよね・・・?

 

制作会社はJ.C.STAFF

 ここまでくると、内政的に事情があるのではと気になり、制作会社を見てみることにした。どうやら制作はJ.C.STAFFというところらしい。最近のアニメは何を作ってるのかなー。なるほど、今期冬は「薔薇王の葬列」以外に、2作作ってるのかー。ふーん。

 

f:id:nomico:20220129120538p:plain

制作会社「J.C.STAFF」アニメ一覧 - アキバ総研

 

 あ。。

 

 これ、予算コストよりもリソースの枯渇じゃないの?!

 

 「失格門の最強賢者」も実は見ているアニメの一つだけども、こっちはよく動いていた。「薔薇王の葬列」の50倍ぐらいよく動いていて、多分動画描ける人がほぼこっちとかもう一つのアニメにかかりっきりな気がするー。

 だが、リソースを確保するのも予算のうちなので、やっぱり低予算というくくりでは合っているのかなと思う。

 

【お知らせ】GTDのOmniFocus活用術の本を出版しました!

あけましておめでとうございます。

いきなりですが、本を出版しました。OmniFocusでGTDをするための本です。

 

GTDなKindle本を出しました

 

 内容は、GTD概要+OmniFocus実践という構成で成り立っています。OmniFocusの実際の使い方をやたらめったら懇切丁寧に紹介しています。OmniFocusはリストツールと思っていると、手痛い目にあった記憶があります。OmniFocus結局どうやってGTD実践したらいいの?!と思った人に手をとってもらえると嬉しい、そんな本です。

 やたらページ数が多いのは、画像をふんだんに使いまくった結果です。。

 

 この本は、金風舎から「情報整理大全」シリーズと言って、ライフハック心理学の佐々木さんたちと関連書籍を出版しています。Kindle unlimitedの対象にもなっているので、気軽に目を通してもらえると幸いです。

 

「情報整理大全」メンバー

 さて、この「情報整理大全」は他のメンバーが豪勢です。ライフハック心理学の佐々木正悟さん、情報管理LOGのyoshinonさん、アウトライナーで有名なTak.さんなどが出版されています。この後にも更に続いて出版されているので、興味があったらぜひ読んでみてください! 今までに第三段まで出ており、私の本で第四段目となっています。この後にもまだ出版予定がありますのでお楽しみに!

 

 

 

 

 

金風舎さんのツイッターはこちら

 出版いただいた金風舎さんのツイッターはこちらです。これから出版される書籍の情報などもこちらからチェックできます。

 

twitter.com

 

 

【映画】ホワイトホラーな「ミッドサマー」の儀式はどこから始まっていたのか(ネタバレあり)

 正しくは、フォークホラーな分類となる「ミッドサマー」を見てきた。

 

www.phantom-film.com

 

 映画館でやってた時に書いていた文章だけど、公開する時期を逸してどのタイミングで出せばいいのか悩んでいたところ、ネットフリックスで公開されたようなのでまとめた。

 いろいろ含みのある映画なので、気になる人は気になる感じの映画だ。考察記事を巡る人も多いだろう。

 私も気になった部分だけ記載した。

 

ミッドサマーってどんな映画?

 文化人類学を専攻している恋人を持つ、家族を亡くして情緒不安定な主人公ダニーが、恋人の友人の故郷のスエーデンにある夏至祭に参加してエラい羽目にあう、というのがこの映画である。

 画面的にはホワイティでリリカルなんだけど、ぶっちゃけ音楽が不穏すぎて、とてもじゃないけど穏やかな気分で見られることはない。

 ツイッターでえらく絶賛されて興味を持ってみてきたけど、あのホワイティな空間にいびつな気持ち悪さをまぶすことができたのは、すごいなっていうかキモいなっていうかえげつないなていうか、そういう映画だった。

 自分の感想はというと、正直どこにも感情が帰着する場所がなくて困っている。しいて言えば、監督の意図を探す旅に出てしまったというのが近いだろう。どういう風に感じ取れば監督の思うツボだったのかが不明すぎるので、いろいろ探してしまうといった風である。

「私さ、文化人類学趣味なんだけど、山道入ったところでもしや、て思ったけど、黄色い家見てオチわかっちゃった」と、一緒に見に行った友人が告げたこともあって、話の筋的にはその筋を知る人には(どの筋だ)下書きをなぞるような、これ以上ない当然の内容だったようだ。

  

 とはいえ、『ホラー』『閉鎖的な村』『村』『祭り』というキーワードだけで言えば、これ以上なくオーソドックスな文脈で話が進む。

 何がすごいって、村の掟がしっかりした作りのようにできあがっていて、それとなく本物らしく見えるってところだ。

 

 

以下ネタバレ。

 

 

 監督本人が言っていた通り、この映画は失恋の物語であり、「変態のためのオズの魔法使い」ともいう。

 

山道は大切

 信仰的な内容については非常に調べられており、それとなく本物に近い状態になっている模様だった。

 特に文化人類学が趣味の友人によると、山道が用意されていたのは大切であり、あそこを通ることでよそ者も、あの村に迎えられるらしい。疑似的にあの村に生まれたことになることで。つまる所、あそこは産道でもあるということか。

 というか、クリスチャンとその友人は文化人類学を専攻していながら山道には気が付かなかったというのは皮肉なものである。

 

ペレの恋愛成就(?)とイングモールの失恋

 ペレとイングモールは村の人間で、ヨソの人間をスカウトする役目を持っている。二人は旅立ち、連れてくるんだけども、その結末は対照的だった。

 監督自体が「失恋物語」と言っていた通り、イングモールはすでに失恋しており、その元恋人に執着して最終的にはこの祭りに連れてきた。一方のペレはまだ失恋してなくて、絶賛横恋慕中である。

 イングモールの元恋人であるコニーは最終的には溺死させられるんだけど、もしかすると、コニーとその恋人のサイモンが帰らずこのまま残るという選択肢になったら、ダニーとクリスチャンの役割は、コニーとサイモンがしていたかもしれないなーとも思った。

 けれども、実際にはそうにはならず、コニーとサイモンは共々生贄に確定した。サイモンに至っては悲惨な最期となっている。感想ブログを見ていると、アッテストゥパンを否定したのがその残虐な末路の理由とされているが、私はイングモールの腹いせも多分に含まれているだろうという案を推しておく。失恋物語だし。

 さて、生贄になった二人を連れてきたイングモールは生贄として志願した。同じ輪廻で次回は恋人に、と考えているような気がする。決して罪悪感から、という気持ちからではないだろう。もう一人志願してきたウルフも、マークを殺していたりするので、基本的に誰かを手をかけたら志願する、というのが暗黙のルールにあるのかもしれない。

 一方、ダニーとその恋人クリスチャンの絆は反対に緩まり、ペレの思惑へと進んでいくのであった。。

 

クズいクリスチャンはペレの手によって堕落の道へと誘われる

 この映画の面子の中で、一番えぐいキャラと考えると、私の中ではペレがダントツだ。優しいふりしてあの子なペレ。そして一番クズいキャラはクリスチャン。クズい恋人クリスチャンはまだ、夏至祭に来るまではそんなに株を落としてなかったんだけど、夏至祭に至ったあたりから株が落としまくりである。

 クリスチャンのクズい所は枚挙にわたる。旅行をダニーに直前まで言わなかったし、仲間に口裏を合わせようとさせるし、旅行に出る前からひどいもんである。

 おまけに、この旅行はもともとクリスと一緒に旅行しに来た友人ジョシュが研究で村の祭りについて興味があって、それで行ったようなもんなのに、そのジョシュを出し抜いてペレに相談する。しかもペレはペレで、確か祭りとかそういうのにジョシュが興味があるから夏至祭に誘ったと思うのに、わざわざ「クリスチャンが先に相談した」としれっとジョシュを煽っている。

 また、クリスチャンはホルガ村(ペレの村ね)について近親相姦の懸念について聞いてみたり(ダニーのいる前で聞くあたりデリカシーのなさももろばれである)、タペストリーにあった通りにマヤとヤっちゃうんである。でもそれは、ペレの、ひいては村の総意により導かれた結末ではあるんだけれども、それに乗っかってしまうのがクリスチャンなのであった。

 

妹と父母の死亡事故は妹によるものだったのか?

  私が一番気になっていることはここで、1回目父母が寝ている姿が映し出されるんだよね。その時はまだ布団が上下していたからこの時点では起きている。

 ところがこの後すぐに場面は展開されて、両親は車の一酸化炭素ガスを伸ばして無理心中させられ、妹はチューブを口にくわえてそのまま自殺した。その間映ったPC画面は4つ未読のメッセージがあった。

 両親の寝ていた部屋には、花冠をつけたダニーの写真が飾られてあり、意図的な事故であったというのが示唆されている。やっぱりペレ、ペレの仕業なの?!

 今回、ネットフリックスで見直してみたけど、どう考えてもペレの仕業だった。

 

(1)妹は最後のメッセージを送った直後で殺されている(その後のダニのメッセージは未読なことから)

(2)ダニが電話したのは妹のラストメッセージから約1時間後(ダニのPCのメッセージ履歴より)

(3)ダニが電話した時、父母は生きている(寝ているシーンで布団が上下していた)父は両手を布団にしまい、母は両手を布団から出していた。

 

 これだけなら妹が一酸化炭素中毒の準備して死んだだけちゃうん?と思うだろうが、実際はそうではない。

 

(4)消防士が入っていた時、父母は死んでいた。父は両手を出し、母は両手をしまっていた。ついでに言えば、母の口は開いたままだった。

 

 そう、父母の手の位置が入れ替わっており、父母の最後の姿は、誰かによって作られたものだとわかる。この一連の妹によるであろう無理心中は偽装だったのだ。

 じゃあなんでペレなんですかっていうと、これは確かペレが入村した時に父母がなくなって孤児になったことに依るんじゃないかなぁと思う。自分と同様の状況を作るために、ダニーにも孤児となってもらう必要があったのだろう。よくよく見返したら、服とかベッドシーツとか全部黄色でまとめてんじゃん。

 この孤児にさせること自体がすでに、メイクイーンとして迎え入れられるための儀式の一つだったのかもしれない。

 

うさんくさいネーミング

 また名前についてもこれ以上なく皮肉がこもっている。

 クリスチャンは説明するまでもなく熱心なキリスト教徒を指す。この単体だけならまぁそこまで気にしないのだが、次に引っかかったのがジョシュだ。

 ジョシュっていうのは、イエスキリストの本来の名前だったヨシュアの訛った名前でもある。名前だけで言えば、キリスト教徒が神を出し抜くという形になるのが若干、まあ若干いやらしい。

 となると、他の名前についても何かしら意味合いが含まれるのではないのかなと思って探してみた。

 ペレはなんか聞いた覚えがあるなと思って探したところ、炎の女神の名前だった。今回、この映画の中では、炎は結構重要なキーワードだ。最終的に、生贄をささげるのが炎の役目であるので、生贄を持ち込み村にささげるペレにはもってこいの名前だなと思った。

 マヤもなんか気になるーと思って調べたら、近しい名前に女神がいたことを思い出した。マイアっていう。マイアはギリシア神話とローマ神話に出てくる女神の名前で、今回関係が強そうなのは、ローマ神話に出てくる方。ローマ神話のマイアは、春を司る豊穣の女神であり、マイアの祭日である5月1日は供物が捧げられた。ちなみにダニーは今回踊りに勝って、メイクイーンとなった。メイとはMay、5月のことである。

 マークは何も出てこないというか、一般的な名前すぎてちょっと思いつかない。

 ところで主人公のダニー。クリスチャンにあってダニーに何かないわけない!という決めつけのもと調べてみた。クリスチャンからキリスト教関連で何かないかしらと調べたところ、いらっしゃいましたわよ、預言者としてのダニエルが。あ、ダニーはダニエルの愛称なのよね。また、ダニエル書というのもある。

 でもそこまで関連しそうな内容は特にない。気になるといえば、「デジタル大辞泉」によれば、「前2世紀ごろシリア王アンティオコス4世の迫害に苦しむユダヤ人を励ますためダニエルの名で書かれたとされる」とある。ユダヤ人かぁ。ちなみに、Wikipediaによると、アリアスター監督の両親はユダヤ系の詩人である。

【メモ】君たちはどこで撮っているのだ音楽を

 最近リモートワークのBGMにYoutubeのDJというかミュージシャンの音楽をかけている。DJなのがポイントがあって、

  • 頭にうるさすぎず、思考を必要以上に阻害しない
  • 音楽の途切れがなくて一定感がある
  • 背景がキレイ

というような特徴がある。

 最初見るようになったのはこちらの動画。彼らの場合は+音も自分で出しているみたいなので、厳密にはDJではなさそうではある。

 

www.youtube.com

 

 すごくグリーンな所で音を出してて、見ているだけでもとても気分がいい。リモートワークではほぼほぼ画面は見ないのだが、ちゃんとリアルなこんな場所でしている、というのは、ちょっと見かける時に画面が入るだけでも大分印象が異なるのだ。

 

 いろいろ見かけていると、わかってくることもある。

 DJの音楽はどこで録画しているか、ていうのが一つのポイントにある。明らかにそんなところでセッティングしちゃってやっちゃうの?!みたいな所で音楽を鳴らすのは、グローバルでもイケてる基準である模様。なんで、いいDJであればあるほど辺鄙でどこやねんみたいな場所を背景にとっていたりする。

 もちろん、全員がそんな風に集合できるわけではなく、フェイクで流しているDJもいるにはいる。でもなんというか、わかるんだよな。風のかかり具合だとか光の入りぐあいだとかを見てると、緑シート背景だなこりゃ、てのが。で、わかっちゃうと、興ざめする。実際に撮影している動画を見るだけに。

 

 例えばどっかの島の丘。

www.youtube.com

 

 例えば湖。

www.youtube.com

 

 例えば、、どこだここ? 高くてやばいところ。

youtu.be

 

 そしてとうとう船の上までも。

www.youtube.com

 サムネを見る限りに仲のいい3人組が川をよぎっているだけのような動画に見えるが違う。ロンドンの川でやってるらしい。

 

 クラブで流すような音楽の好きなところは、曲と曲がつながる部分。一見全然調和しなさそうな音楽を、違和感なくつなげられるのはよい。

【メモ】カレー生活、キーマに冷蔵庫掃除の野菜

f:id:nomico:20210907124821j:image

 

 残った野菜をどうするか問題は、我が家の場合、キーマカレーの具材に全突っ込みというソリューションに落ち着きつつある。

 ちなみに実家の場合は、親子丼だった。

 

 今回はベースのキーマに以下を投入。

 

  • ナス
  • ひよこ豆
  • オクラ

 

 他にマッシュルーム、エリンギ、しめじもあったが戦力外通知。

 追加で入れたのは青唐辛子。ただ青唐辛子、ずっと煮込むとすごい辛くなるので途中で引き上げる。

 

 キーマで肉を炒めた後、野菜を投入し、しばらくまわりに馴染む程度に掻き回し、蓋をして煮込む。5分程煮込み、青唐辛子がここで引きあげ。 3本投入したけど、2本で十分そう。

 

 辛いので、常備のヨーグルトとホエイを追加。甘みがないので、ハチミツを少しばかり入れる。

 

 今回使ったひき肉は脂身が多かったせいか、煮込んだ後、凄く油が出ていて、今回はものすごく腹にくる感じ(悪い意味で)。