works4Life

GTDメインのタスク管理と生息してますログを記載しています。

【雑記】山崎産業のゴミ箱ホルダーがよい

■サマリ

 ゴミ見たくない意見もあったけど、使ってる自分はあまり気にしないのはなんでだろうかと検討したところ、匂いが薄いからではないかという考察。

 

 

soredoko.jp

■導入して3年

 私はこのゴミ袋ホルダーを2021年に導入してから使っている(購入履歴見た)。この記事と同感するぐらい、非常にこのゴミ袋ホルダーが好きである。

 こんなに好きなのに記事にしていないのはおかしい、と思ったら、記事にはしていたが下書きのままだった。

 その下書きの文面を見てみよう。


■昔の私のコメントは大絶賛

 ゴミ箱が汚くなって匂いが付着するのが本当にイヤで、匂いが出ず、なるたけ洗う部分が少ないものを、という条件で探した最終形がこれだった。

 

 サイズは45Lのゴミ袋をセットして丁度いいぐらい。今まで小袋で運用してたけど、このゴミ袋ホルダーになってからは45Lゴミ袋生活になった。

 

 これがいい。

 

 変えるにあたって匂いが一番気になった。だが、見てくれを裏切ってそんなににおわない。深さがあるとそこまでにおわないし(匂いが落ちるため)、匂うものは一旦別口にしばって捨てる、というようにしていたのでそんなに毎回するわけではない。もっとも、魚介系の内臓などに関しては、これはもうすぐに捨てるべきであってゴミ袋云々の話でもない。

 

 次に気になったのは袋の中身が見えること。これは、袋を半不透明にしているのでそこまであけすけではない。ので思ったより気にならない。

 

 また、オープンなのがいい。何がって、ゴミ袋で不満なことと言えば、袋を上げたらまだ余白があるってことだ。結構つめつめきつい思いをしながら入れていたのに、実は余白を使いきれていない、ということに、実は今までのゴミ袋の地味な不満だったのだ。だが、このホルダーだと口だけ閉じて、袋部分は自由度が高いため、広げることができて、ゴミ箱に制限されない。

 

 あと、置き始めた設置場所も絶妙だった。ゴミ箱は、もともとキッチンの一番奥に設置されていたし、このホルダー自体もその場所に置く予定だった。それが、仮置きで置いたキッチンの入り口付近に置いたのが功を奏した。キッチンの入り口はそのままリビングへ繋がる廊下部分でもある。つまり、リビングのゴミ箱としても機能するのだった!キッチンの奥に捨てに行くのは面倒だけど、キッチンの手前なら捨てるのは楽。たかが数メートルの差なんだけれども、この場所によって、ゴミ箱はキッチンだけのゴミ箱ではなく、リビングのゴミ箱しても存在感を増したのである。

 

 まとめると、このゴミ袋ホルダーにより、

・ゴミ箱掃除の激減、
・ゴミ捨て動作の拡張、
・ゴミ箱運用の不快さ軽減(あぶれていても無理やり使っていたことがままあった)、
・ゴミ袋交換タイミングの削減(でかくなったので回数が減った)

という一大ソリューションが実現された。本当によい買い物をしたと思う。

 難を言えば、若干揺れやすい。使っているとねじが緩んでしまってそれでたわんでしまう模様。あとはゴミ箱に若干触らなければならないこと。だからといって、触らなくてもいいゴミ箱にして洗う場所が増えることを思うとこっちの方が断然いいのであった。

 

 うーん無茶苦茶大絶賛である。

 

 まぁブコメにある通り半信半疑のコメントが多いのも頷ける。我が家でも、導入の際には、こんなヨワヨワの蓋の防御力で大丈夫か?と物議を醸しだしたものである。

 

■ゴミはゴミ袋が半透明以上なら意識に上らない

 件の記事のコメントでは、ゴミが見えることを気にしていた人が多数いた。
 むしろ私が気にしていたのは匂いだった。何せ、このゴミ袋ホルダー、きっちり閉まるというにはゆるいからだ。


 次点にゴミの見え方。

 

 確かに、透明袋を使っていれば、さすがの私も気になる。が、半透明袋だとそうそう気にならない。が、このでこぼこした形状すらいやだ、何が入っているか気になりすぎる・・・!という人なら、確かにこのゴミ袋ホルダーを使うのは合っていないのだろう。

 

 それより、そこにゴミが入っているという意識が向けられている、その注目度合の方が気になった。

 ゴミが見たくない、というよりゴミに注目してしまうのが嫌なんじゃないの?

 

■ゴミが見たくないというのは、ごみ箱に注意が注がれているからでは。それはなぜか?

 この「ごみが見えるのがちょっと」というコメントで気になったのは、なぜそこまでゴミの見た目を気にするのか、だった。

 このゴミ袋ホルダーで私はゴミ箱として運用しているが、見た目はそんなに気にならない。確かに多少でこぼこするし、多少くさいものは小袋にしまって捨てるが、割とばかすか捨てる。だが、ごみ箱があるということ自体にはあまり気にかけたことがない。

 むしろ、ごみ箱として気にしていたのは、導入前の時期、ごみ箱運用していた頃だ。匂いが気になるので蓋つき足ペダル付。それでもゴミ箱たる存在感は大きかったと思う。

 

 なぜだろう?

 容積的には、実は今の方が大きい。だから、気になるといえば今の方が気になるはずだが、それでもあまり気にしたことはない。

 ただ、今と昔で大幅に異なる点がある。それは、匂いである。

 

■匂いが存在感を増すのでは?

 ゴミ箱がゴミ箱としていやな存在感が強いのは、何よりその匂いではないのかと思っている。

 このゴミ箱で運用した結果、匂いが激減したため、ごみ箱としての存在感が昔に比べて薄まった。それとともに、ごみ箱としての見た目…なんかそこにゴミが入っている感があったとしてもあまり気にならなくなったのではと思っている。

 で、なんで匂いがこんなに減ったのかと言えば、ごみ箱の形状によるのだと思う。ゴミ箱なんでくさいかって? ゴミ箱の表面積があるからだよ。

 

■ゴミ箱の表面積に匂いは付着する、だからゴミ箱は臭い

 ゴミ箱のにおいはどこからやってくるのかと言えば、匂いのもとがあるからだ。それは確かに、ゴミが第一発生源であり、ゴミ袋の中から匂ってくるものである。

 

 だが!

 

 この匂いのもとは、残ることもある。それは、ゴミ箱! そう。ゴミ箱に匂いが付着すると、ゴミ箱を洗わない限りは、継続的に匂いが発生するのである。
 更に別のゴミが付着することで、なんとも言えないあの独特でいやすぎる匂いに変容してしまう。そして、ゴミ箱はますますゴミ箱たる存在感を強める。
 この、継続的な匂いこそが、ゴミ箱をたらしめているのであり、そしてゴミ箱そしてその根源となるゴミを見たくない心理を沸き立たせているのではないかと思う。

 


■まとめ

 というわけで、使っている経験から言うと、半透明袋を使う限りにはあまり見た目は気にならない、においについても、ビスコのフィルムの上からふつうのやつとおいしいバターのにおいをかぎ分ける同居人が許容範囲内なので、大半の人は大丈夫だと思う。

 あと袋は、MAXまで使い切るのはやめた方がいい。閉められない。

 それからゴミ箱の最大要件って、やっぱり匂いを閉じこめることだと思う。

 以上。

 

 

【日記】雑に書くのと一人暮らし

 ブログが停滞するのはなんかこう、結論めいたものが必要なのとかちゃんと起承転結が必要なのとか、そういうことをちゃんと考えたものを出さなきゃいかんよとかそう思っているので、やっぱり出力優先してもうちょっと雑に書こうと思うと、こういう文章になるのがよくわかった。

 そして文章がはしょってしまうのもわかった。

 

一人暮らしをするようになりました。

 最近、同居人が留学しちゃったもんで、一人暮らしするようになりました。

 寂しくなったんちゃうの?と割と頻繁にたずねられるのですが、割と友人の留学先から頻繁にLINEやったり会話したりしてあまり寂しさはないです。というか、もともと、ネットからの付き合いが最初だったので、むしろこちらの距離感から始まったので、あまり違和感がない。

 そうだよ違和感ないのはこのせいなのかとちょっと納得した。

 

 ちなみに一人暮らしは、人生初めてです。

 でも今の時期に初めてで本当よかったと思う。多少料理はできるしホットクックもいるし、今の住んでる場所は飯どころが潤沢だし、最悪買えばなんとかなる環境であるのはよかったと思う。

 そして一人暮らしは、忙しい。

 なんか飯作って、掃除して風呂入るだけで人生終わってないか? もうちょっと生産的に、そもそも生産的とは、やりたいことってなんだとか言っているとちょっと待て人生は何なのだになってしまうので一旦やめよう。

 

 そんな時にみたこの日記。

 

行動をチャンク化して「1日に1ターンしか行動できない」から脱却する

複数の項目をまとめて行うことで情報圧縮しつつ、初期燃料の節約。

2024/03/05 12:25

 

 こまごました作業を別々に考えると非常に面倒なので、まとめて考えるとよい、という考え方。

 一つ一つの片づけは面倒だけど、その片付けを一つとして考えると多少気持ち楽みたいなのをもうちょっと長期スパンで実施するような考え方だと私は思っている。わんこそばラインみたいな感じかな。

 ただ、ブックマークのコメントにもある通り、息継ぎができないので終わった後大変な目にあうこともある。ので、割と全体的に低エネルギーの気分で実施する、というのが重要だと思う。

 とりあえず、帰ってから手につかないのは、やっぱり飯を食うからのと、家はやっぱりくつろぐモードが大きいので、こう体が自然と易きに流れるんだよなぁ。ここでの「易き」とは、エネルギー的に実施しやすいという「易き」である。

 

 しばらくはこんな感じで取り留めなく続けていこうと思う。GTDについてはまた書いていきたいので、noteで新規一転書いていきたいなと思っている所存。

 

 うーんこうやって書いていると、ブログの文章はかなり清書してたんだなとしみじみ思いました。

【タスク管理】タスク管理なにでやってる? ツールまとめ

anond.hatelabo.jp

 

 結局どんなツール出てきたん?という心の声に従い備忘的にまとめておく。

 カレンダー系メール系は自明なので除外。MS Projectは自分が絶対使わないので除外。取りこぼし多分あるがそこはご勘弁。分類は個人の趣味によります。

 ちなみに自分はOneNoteとたすくまを使っています。OneNoteについては以下の方でまとめてます。

www.works4life.jp

 

 

個人ToDo系

主に個人でタスクをこなす想定で作られたアプリ。

  1. Google ToDoリスト
  2. Microsoft To Do
  3. Remember The Milk
  4. TaMa.5TaMa.5 Free
  5.  TickTick
  6. Todoist
  7. Toodledo
  8. ジョルテ カレンダー

ノート系

Evernoteみたくに色々メモができる系。

  1. Craft
  2. Evernote
  3. Joplin 
  4. Microsoft OneNote
  5. Simplenote
  6. UpNote

付箋系

付箋はノートでもデジタルでも一定層の利用がある。

  1. Windows付箋
  2. 物理付箋

メモ・メモ拡張

Google Keepはリストが作れないのでメモ系扱い。

  1. Google Keep

  2. PlainTasks

  3. Texttree

  4. プレーンなテキスト
  5. 物理メモ

アウトライナー系

ノードのツリー構造が作るのをメインとしたアプリ。

  1. Dynalist

  2. Logseq
  3. Obsidian

  4. Workflowy

リマインダー系

リマインド向けに作られたアプリ。

  1. Due

  2. MacOSリマインダー

タスクシュート系

タスクのログをとるところから始まるアプリ。たすくまはポモドーロタイマー的に使っていて便利なんだよね。

  1. TaskChute無料版
  2. TaskChute Cloud

その他

分類しにくいものはこちら。

  1. Microsoft Word

  2. 紙copi

  3. Taskwarrior

  4. The Pomodoro Tracker

 

以降は、グループツールもの。

コラボレーション系

いろいろフォーマットが作れる。

  1. canvas | Slack

  2. Confluence
  3. Microsoft Loop

  4. Notion

プロジェクト管理系

複数メンバー想定で作られたアプリ。

  1. Asana

  2. ClickUp

  3. Height

  4. monday.com

  5. Smartsheet

  6. Wrike

  7. ブラビオ

カンバン系

プロジェクト管理の中でもカンバン的な要素が強いもの。

  1. KanbanFlow どこにいてもチームのプロジェクトを管理 | Trello
  2. Microsoft Planner

  3. Trello

チケット管理系

プログラム開発とかインシデント管理とかからのツール。

  1.  Backlog 

  2. GitHub

  3.  Jira 

  4. Redmine

 

 以上。

【GTD・タスク管理】タスク管理なにでやってる?OneNoteだよ!

おーい、デスク仕事のやつおる?

“タスク管理なにでやってる?Notion?”

 OneNoteだよ!

 

OneNoteでタスク管理やってるでー

 画像を気楽に扱えることに味をしめて、会社のタスク管理はOneNoteを利用中。

 1年間ほど、1日1ページでタスク管理をしていたのだが、大変たるいしそんなにページ見てないことが判明した。ので、ちょっと見直して1週間毎に見直しをかけるようタスク管理のページを作成した。これがいい感じなので紹介という名の備忘録をかけておく。

 9月あたりから始めて5か月ほどだが、そこそこ運用実績はあるかと思う。

 

1ページ1週間のタスク管理ページ

 ブックマークのコメントでもOneNoteと回答している人はちらほらいた。だからそこの詳細を詳しく聞きたいわけだ。

 私の使い方は見てもらった方が早かろう。こんな感じである。

 



「(1)カレンダー」には、スケジューラのスクショをはりつける。画像が使える醍醐味である。

「(2)定期タスク」は、実施日が決まっているタスクの情報を記載する

「(3)その日にするタスク」は、その日にするタスクを記載する。(2)の項目もあらかじめ登録しておく。

「(4)稼働中タスク一覧&詳細」自分が抱えているタスクはここに記載する。1行1プロジェクト単位。

 

 このページのいいところは、とりあえずこのページを見さえすれば、稼働中のタスクがわかるし情報がまとまっているということだ。

 

今日のタスクの絞り込み方

 今日すべきことが絞り込みできるかは、数日をカバーするタスク管理では達成感に影響が出てくる。それを、(3)その日にするタスクに記載することで、一日単位でのゴールを明確にしている。

 

 自分の場合、タスクは、定期系のタスクとそれ以外のタスクに二分される。この管理ページの場合、定期系は(2)の定期タスクに、それ以外は(4)進捗中タスク一覧&詳細に記載している。

 で、(4)のうち、今日にやろうと決めたのを(3)に記載しする。当日は、記載した(3)と、もともと(3)に転記してある(1)が完了すれば、ゴールである。

 

この管理ページを使った仕事の流れ

 で、実際にはどんな感じで使ってるのか、というとこんな感じ。

 

 朝。

 朝になると、カレンダーアプリを表示してmtgが追加されていないかを確認する。それで差分があれば画面をスクショし、(1)カレンダーを上書きする。

 そして、今日のmtgはどれぐらいあって、作業できる時間がどれぐらいあるのかを把握する。

 (2)定期タスク量を見つつ、(4)のリストから直近でやんなきゃーと思われるものを(3)その日にするタスクに書き出す。

 これで今日するタスクの絞り込みは完了。

 

 割り込み。

 割り込みタスクが出てきて、すぐには終わらないものについては(4)のリストに上から順に追加する。

 (4)のリストで完了したものは背景色を灰色にする。白い部分が少なければやる作業もないので積極的に背景色は変えていく。

 

 帰り。

 (3)その日にするタスクが完了しているのを確認し、帰宅。残タスクは次の日に移動させ、あたかも次の日にするように見せかける。

 週末はこのシートをコピペして来週用のシートを作る。定期部分は、テンプレートの表があるのでそれをコピペしてリセットする。

 

 次の週用のタスクページを作らなければならないが、そこはまぁOneNoteの宿命ではあるので我慢だ。

 

このタスク管理に合ってそうな人

 自分的には割と合っているが、人によっては合わないこともありありのありである。じゃあどんなタスクタイプの人が合っているのかというと、こんな感じに思い当たる人だろう。

  1. ミーティングがまんべんなくある
  2. タスクもまんべんなくあり、必要な情報が散漫している
  3. タスクも定型とそうでないものがまんべんなくある
  4. 会話のやり取り先がまんべんなくある

 この全方向でまんべんなくあるという人にオススメだ。そしてこのまんべんさが、タスク管理を非常に不便にしている。どういう理由で不便を解消しているか、次からの見出しで説明しよう。

 

1.ミーティングがまんべんなくある▶スケジューラ見返すのが面倒

 ミーティングがまんべんなくあるとスケジューラを毎回見返すのが地味に面倒である。それを、スケジューラの画面をスクショしてタスクリストの1枚にまとめるとゆー力技で解決した。

 スクショなので更新も楽である。スクショしなおせばよろしい。

2.仕事もまんべんなくあり、必要な情報が散漫している▶関係時系列情報及び関係URLやパスなど探すの面倒

 タスク管理がだんだんと不便になるのは、だいたいこの2つが理由だ。

  • 時間がたつと、進捗状況がわからなくなってくる
  • 必要となる場所(ファイルパスやURLなど)が集まっておらず探すのに手間がかかる

 他の理由もあるだろうが、80%ぐらい(適当)はだいたい理由はコレ。

 それを(4)のリストっで記載することで解決する。この部分の運用については、先日記載した以下のブログのまんまである。

 

www.works4life.jp

 

3.仕事も定型とそうでないものがまんべんなくある▶一緒のリストにマージしづらく面倒

 定型業務を持ってくると大変なのが、定型業務の情報と、そうでない情報のタスクをまとめることだ。

 私も、定型業務は別の宛先に記載しているため、そこを記載しつつ(3)のその日にするタスクに記載することでマージを解決する。

 (2)定期タスクの部分で、その日にすでに決まった作業量もわかるという塩梅。

4.会話のやり取り先がまんべんなくある▶どこに回答するのか探すのが面倒

 わが会社もMicrosoft Teamsを導入している。どこのチャネルで受けたタスクだったか思い出すのが非常に面倒である。そこで便利なのが、Teamsでリンクを作る機能だ。

 タスクを受けたコメントやチャネル、ミーティングのURLをコピーして(4)稼働中タスク一覧&詳細に張り付けておく。

 作業が完了したら、(4)に記載しているURLからとんで回答することで解決する。プライベートチャネルでなければ万事解決だ!

 

 というような感じで不便を解決しながら、タスク管理を行っている。

 

ぺら一枚でだいたい見通せるという幸せ

 このフォーマットのいい所は、この1枚で1週間を包括している点だ。タスク管理についてアクセスすべき場所が1つに統一されるのは思ったより楽である。

 このフォーマットで一番の発明は、スケジュールのスクショを張り付けるという力技だ。これで、本日の利用できるリソースと、タスクの全体量の見直しができるようになったと思う。

 カレンダーをスクショする、というのは割と暴挙だ。が、OneNoteだとはりつけ文化が強いので(私の中でだが)、そういう選択肢が生まれた。

 とりあえずしばらくはこのフォーマットで続けていこうと思う。

 

 

【タスク管理】タスク共有の必要性を感じなかった友人とタスク共有に至るまでの話と、実際に運用に使っているタスクリストの中身について

 十数年ほど付き合いのある同居人の友人が留学することになり、その準備に追われている。私もその準備を手伝っていて、一緒になって作業に取り組んでいる。

 関連書類の準備とか、荷物の準備とか、 などなど。気になることが出てきたら留学エージェントに相談ミーティングしている。ミーティングはオンラインでできるので、非常に助かっている。

 今回の作業は初回のため、さすがに一度タスクを洗い出ししてもポロポロと気になるタスクがでてくる状況で、友人が「タスクが追わらない~」と、さめざめと嘆き悲しんでいる。

 一方の私は、仕事ではよくある話なので、まぁこんなもんだろ、別に時期もそこまで切羽詰まってるわけでもないし、量は多いが比較的マシなプロジェクト扱いである。そこそこキツいはキツいが。

 

 とはいっても、それはタスク管理がようやく安定していたからそう言えるのであって、それまでは状況がわからずに疲弊していた。

 

 まずは、タスク管理がうまくいかなかった頃からのどのように今の状態になったのかを簡単に説明愚痴しよう。

 

(共有タスクリストを導入するまでの段階1)友人はタスク管理を共有する必要性を感じなかった

 友人と私の仕事環境は大いに違う。友人はどちらかといえば個人で進めるタイプの仕事で、複数人と一緒に進めるような仕事はあまりない。

 そんなわけで、そもそもタスクの共有の必要性があるやいなや、という命題から、開始した。

 そんな始まりだったので、タスクの少ない状況では全く必要性を感じず、タスクの共有はできなかった。

 

(段階2)とはいえ、LINEの専用グループを作った

 タスク共有はできなかったものの、やりとりは個人LINEでやっていたところ、通常のLINEでは情報がまざるということで、専用のLINEグループを作るには至った。すごく大きな一歩である。

 これによって、通常の会話と、専用の会話の区別をすることができた。

 依頼するタスク、または依頼されるタスクはこの専用グループにてやり取りしている。ある程度のタスクの分量なら、ここでやり取りするのでもまあまあ対応できるのであった。

 

 忙しくなってくると双方語気荒めになってきたので、丁寧語を導入した。気心知りすぎた二人の距離感を遠ざけるのにはちょうどよかったと思う。

 

(段階3)資料はGoogle Docsに保管した

 資料はどうしたのか、というとGoogle Docsに保管した。友人でも、オンラインでもアクセスできる状況を作った。ほとんどの管理や操作は私だが、今後は友人も使うだろうと思われるのでGoogle Docsに置いている。

 段階3とあるが、実際には段階1~2と同時並行である。

 ファイリングのルールについてもひと悶着あったが、今回は割愛。

 

(段階4)友人がタスクについて話をしようとすると拒否する

 友人は準備などに加え英語の勉強もしているため、いつもいっぱいいっぱいである。それで家に帰ってきて、準備のタスクについて声をかけようとするとこういわれる。「今は聞きたくない」、と。

 

 ……テメェ。

 

 さすがにヤバくなってくると、聞く耳はできる。が、なんていうのか、話を聞いてくれるタイミングがシビアすぎる。相手がその気にならないと進まない。

 タスクは管理はできるかもしれんが、機嫌までは管理できない。

 

(段階5)締め切りがシビア&並行タスクが多数により共有タスクリスト設立と定期ミーティングの設定をセットする

 最近になって、スケジュールがだんだんとシビアになってきたため、友人がようやく共有タスクリストを作るのに協力的になった。ついでに、その共有タスクを一緒に確認することについても合意を得た。毎週木曜日の夜にてカフェで実施。という約束をしていたが、最近は(本来の意味で状況が)ヤバい空気を感じて随時ミーティングをしている。

 何より、友人が協力的になった。

 

共有タスク管理の最終体系

 とまあ紆余曲折の結果、友人と自分とでタスク管理がそこそこ回るようになった。最終体系としては以下のような感じである。
 しかもこれ、会社でほぼペアで作業進めているのと同じパターンである。

  • タスク作業者
    • 友人・自分
  • コミュニケーション
    • LINEグループ
  • 共有タスクリスト
    • TODO管理リスト(Evernoteにて保存)
  • 共有タスクリスト更新者
    • 自分(友人は基本ロムというか会議体の時のみ参照)
  • 会議体
    • 毎週木曜日実施(その他適宜開催)

 

 この形態において、うまくいくのにはポイントがある。


リスト更新はほぼ自分

 友人のネックは、管理するリストが増えるというのが問題だった。(友人は別途自分のタスクリストを持っている)そこで、リスト管理自体は私が行うことによって、管理からは外れることで解消している。友人のタスクは増えるが、管理は増えない。

会議体は必須(定期的に友人が共有タスクリストを見るタイミングを作る)

 共有タスクリストを導入する意義は、情報共有したいことだ。特に、今回のように共有タスクをメンバーたる友人がほとんど見ない場合においては、強制的に定期的に共有タスクリストを見るタイミングが必要になってくる。このタイミングを会議体で実現している。

メンバーが協力的である

 一重に、運営がよく回るようになったのは、メンバーが協力的になったことが大きいだろう。私の説明不足が原因の一つだったのは否定できない。

 メンバーが及び腰である場合、話し合いにより、不安を取り除くという作業が必要だったのだろうと、今では思う。

 

 共有タスクのリストについてはどうなのか、というと、次の見出しで説明しよう。


共有タスクリストのフォーマット

 共有タスクのリストはシンプルかつ最小限になった。
 今のところ、以下の4つの項目でまかなっている。
 そしてこのリストの1行単位は、GTDでいうならプロジェクトにあたる。

  • 記入日
  • カテゴリ
  • 詳細
  • 次のアクション/FA/ステータス

各項目について補足しよう。

 

日付

 記入した日。そのタスクが、この共有リストに出現した日としている。そのタスクが本当に発生した日となると、正確さが面倒すぎるので過去は追わないものとする。

 これはタスクがいつから開始されたものかのスタートがわかる。日付が古いと結構長らく存在していることがわかる。この日付が古いとちゃんと対応しなきゃという気分になってくるので重要である。

カテゴリ

 カテゴリというか、タイトルと概要枠。「留学/ビザ申請」などの粒度で、この話はどこに書くんだっけな?と追いかける目安になるのがここの枠。

 最初はタスクの枠を区切る目的だけだったが、最近はタスクの概要を定める役割となっている。呼び名や概要やらマイルストーンやらといったものを記載している。

詳細

 主に時系列進捗情報を記載する。

M/D
 ・なんとかかんとか
M/D
 ・どうたらこうたら

 この、日付で記載するのがポイントだ。どの時点での情報追加なのかは、長いタスクになると重要になってくるため、記載日を書いておく。

 正直長いタスクはこの時系列情報をどうやって簡潔に見返しができるかが肝となってくる。結局全部表示して追加更新していく、というのが今のところの最適解となっている。
 メールでもらった情報は1日前だが、記載した日はその次の日ならその次の日でいい。細かい日程までは必要ない。

次のアクション/FA/ステータス

 項目名にいろいろ書いてあるが、要するに最新の状態は何か、ということを表している。次のアクションがあるのか、待ち状態なのか、クローズしたのかその場合は結果はどうなのか。日付が書いてあるなら、その日になるまではほっといておいていいルールになる。

 最初「次のアクション/FA」と「ステータス」に分けてたのだが、更新が面倒になってきたので、つい最近まとめてしまった。FAはファイナルアンサーだ。

 

 実際例はこんな感じ。これは留学エージェントとのホームステイの契約手続きに関するプロジェクトだ。

 カテゴリ。

 1行目はタイトル。

 3行目以降がどこからどこらへんまでをこのプロジェクトの枠としているのかを記載している。

 4行目以降のリストは、マイルストーン。このプロジェクトで実際行われるであろうタスクを記載している。作業が終われば線を引いて進捗を記載することで、全体の進み具合がわかる感じになっている。

 

 詳細。

 こちらの方は実際の進捗更新である。上が新しく、下が古い情報となっている。資料記入して出してと依頼されて出したところ、別の会社のやつだったのでもう一度出してほしいという時系列の情報が記載されている。

 URLは、提出先のURL。メールからの転記だが、このままアクセスできるので非常に便利である。

 

 とまあ、構成自体は極めてシンプルで、汎用性が高く個人的には気に入っている。そのメリットをいくつか書こう。

 

フォーマットのメリットその1、全情報をワンスクロールで確認できる

 タスク管理の不便なところは、カレンダー以外の情報を一括で把握するとなると画面切り替えが複数回発生する。それが、このフォーマットでは、1スクロールで行うことができる。

 操作によどみがないため、ツールの使い方で悩むことがない。

 

 また、ここでいう全情報とは、以下の通りだ。

  • プロジェクトリスト
  • 次のアクションリスト
  • WaitForリスト(ここまではGTDのリスト)
  • プロジェクトの概要
  • プロジェクトの時系列情報

 特に、「プロジェクトの時系列情報」が確認できるのが重要でありそして便利である。

 1か月以上放置しながら滞留するプロジェクトがある場合、さあ手をつけるぞ!と思った時に昔の記憶をひっぱってくるのが面倒である。だが、時系列に書いておくと、前回までのあらすじがある程度わかるのでとにかく非常に便利なのである。

 また、各行は、よく使っているものは上に、そうでないものは下に、と自然に並べ替えをする。これがそのまま、今の優先度順となるためわかりやすい。

 

フォーマットのメリットその2、ゆるい

 このフォーマット、ただの表である。なので記入項目のルールがゆるい。このゆるさが本当に助かる。

 

 「カテゴリ」は、今ではプロジェクトの定義要綱みたいな感じで作られているが、当初はそのプロジェクト範囲をゆるく定めている程度だった。最初は本当にカテゴリを記載するところから始まり、そして項目が増えていくにつれて、カテゴリという区分では足りなくなったのだが、そういったものを許容できるのもこの表のゆるさ所以ではないのだろうか。

 項目の「詳細」では、進捗も書くし、関係するURLといったプロジェクト情報も記載できる。URLならすぐに飛ぶことができるので本当に便利である。

 「次のアクション/FA/ステータス」は、最初「次のアクション/FA」と「ステータス」と別れていたものをくっつけた。くっつけた理由は、記入する内容が割とかぶることと、「次のアクション/FA」がいつのタイミングの話なのかがわかりにくくなってきたからだ。

 そもそも、この二つの項目で分かりたかったことは、次のアクションが何なのか、そうでなければ待ちなのか、日付がきたら手をつけてもいいのか、といったような内容だ。だったらあまり分ける必要性もないのではと思うようにいたり、統一したというわけである。

 

 また各所に出てくる日付。私が単にゆるいルール設定をしているのだがそういうゆるさで記入できるところはいい。ウェブサービスだとタイムスタンプの嘘やごまかしができなさ過ぎて、時たまその正確さがイラっと感じることもある。

 

 プロジェクトの粒度は、進捗が進むにつれて具体的になっていく。記載のゆるさが、同じ表としてまとめるのを許容できているのだと思う。

 

フォーマットのメリットその3、全体タスク量が物理的に理解できる

 タスクがいっぱいある。といってもそれがどれぐらいあってどのぐらい大変なのかというのは、傍目にはわかりにくい。頭の中で考えていれば尚更であるのだが、それを1つの表にすることで、物理的にこんなにもあるんじゃよー、というのが理解できる。

 友人にも、「この行それぞれが一連のプロジェクトであり、これが全部同時並行で動いているんだから忙しくて当然である」と説明したところ、「プロジェクトが多すぎて辛すぎる」と疲弊していたのが若干軽減された。ように思われる。

 手がつけられていない時は、ほかのタスク(行)に集中している時であり、明らかにほかのタスク(行)にかまっている暇などないのが明らかである。なので、理由があるため安心して放置することができる。

 

 友人がタスクが多くてパニックしていた時期があった。このリストを作り、項番をふったことでこれだけ数があるのだと明確になったところで、落ち着いた。項番がよかったのか、それとも表がよかったのかは判断つきかねるが、この表だと、物理的な数量が把握しやすかったのだと思われる。

 

友人が協力的になった要因

 今回うまく行った理由の大きな要因は、友人が協力的になったことだ。

 

 友人が協力的になった理由の大要因は、のっぴきならない状況になってきた、の一言に尽きる。私がどうにかしたのではない、第三者の外的環境が、そうせざるをえなくしたのだと私は判断している。

 

まとめ

 今回は長年仲のいい関係性のある友人同士だが、双方のタスク管理に大いに隔たりがある場合に、うまくいった事例として挙げた。

 いかにどんなに仲がよくても、仕事の形態、タスク管理の仕方がずいぶん異なると、すり合わせに時間がかかる。

 

 タスク管理は場合によって最適な実装が大幅に異なるものである。が、何かしらうまくいかなかった時に、このやり方を試してみてもいいかもしれない。

エブリシングエブリウェアオールアットワンス感想。さまよえる親子マイノリティクィア諸々全員へ

gaga.ne.jp



「エブリシングエブリウェアオールアットワンス」を見た。よかった。

 

まとまり切らないあらすじ

 話の内容は、ざっくり言うと、アメリカンドリームを夢見て駆け落ちしてアメリカにやってきたアジア人のイブリンだが、確定申告前のコインランドリー業で離婚寸前、ボケの始まっている父親の介護に、娘のジョイはゲイでガールフレンドを連れてきていつでも頭はショート寸前だ。そんなイブリンが他の異世界からやってきた夫に頼られ?世界を救ってくれと言われる?! 果たしてイブリンは世界を救えるのか?!?!?

 という、そんなとこからスタートしてちゃんとゴールできるのかしら?というようなハチャメチャな状況設定だが、何とかなってしまって、あまつさえ感動を与える映画になっていた。

 ここからは完全ネタバレ含む感想。

 

 

 

 




どうみても渡辺直美なラスボス、ジョブ・トゥパキ

 イブリンが可能性の象徴であるなら、ラスボスとして崇められていたジョブ・トゥパキは、その可能性を潰す象徴でもあった。

 ジョブ・トゥパキは、イブリンの娘のジョイの成れの果てで、別の世界のジョイが実験の実験を重ねた結果、誰にも止められなくなって世界を潰そうと考えるように至ったのだった。

 ジョブ・トゥパキはどうみても渡辺直美をフューチャーしていた。服装だったり、口調だったり、何より目線がとても直美!である。

 日本人でどちらかといえばイブリン世代よりの自分から見ると、渡辺直美は、日本人でアメリカでの成功者、という感じ。世界では、なりたい自分を体現している者、というように見られているのだなと思った。言いたいこともその姿かたちも、服装も、恋愛の方向性も、媚びずに自分のままをさらけ出している、そういう自分をひん曲げない強さを感じた。

 そんなキャラクターなのに、ジョブ・トゥパキの目的は世界を破滅させることだ。世界をなくしたいとしている。

 

すべての平行世界をなくしたい

 ジョブ・トゥパキの成り立ちは、いろんな平行世界の自分を組み込んだ結果だ。だから全部ゼロにしたいと思うならば、もちろん平行世界のすべてが対象になる。

 で、もともとのジョブ・トゥパキに対抗できるはずのイブリンは死んじゃったので、別の世界のイブリンが対抗できるんじゃないのかと思われた。その理由がまたひどくて、全ての選択肢の中でどれも成功しなかったイブリンだからという。この世界のイブリンは成功しなかったイブリン。しかしそれゆえに、他のちょっとでも成功したイブリンとは異なるユニークさがある。そこがジョブ・トゥパキと対抗できると見込まれたのだという。

 

平行世界は選択で別れた世界、その一方でジョブ・トゥパキは選択を飲み込んだ成果物

 この映画、対比がよい。イブリンとジョブ・トゥパキも、母と娘、という対比がある。それ以外に、私は選択した、選択しなかった、という対比もあるなぁと思った。その選択は最終的には、決めた、決めなかった、という対比になっていく。

 

 平行世界は、イブリンの選択によって作られていった平行世界なんだけど、それはひとえにイブリンがこうしようと決めてきた結果でもある。

 繰り返すがジョブ・トゥパキは、ジョイがすべての平行世界のジョイを飲み込んだ結果とかそんな感じだった。結局どれも選びきれずの結果なのかな、と思った。

 しかしその結果が、「この世は全てくだらない」という結論に陥る。

 いつかは死んでなくなる。だったら、今そうなってもいいよね?

 

いつかは死んでなくなるのだから、今そうなってもいいよね、というジョイのペシミスティックな考え方

 これが、ジョブ・トゥパキの考えだった。そして、作中ではブラックベーグルにすべてを飲み込ませようという、ブラックホール的なやり方を目指していた。

 イブリンの可能性=マルチバースに生きるそれぞれのイブリンであって、まぁイブリンは、選んできた。

 一方、ジョイは、選べないのだ。だから、すべてを選んで飲み込み、ジョブ・トゥパキになってしまい、それがつらくて、マルチバース全体を巻きこんで心中しようとしている。いつかは死ぬのに何故苦しみながら生きていかなければならないの。生きる意味などない。それがジョイの絶望の発端だった。

 

 これ知ってる。昔、私もそう思っていた時期があった。

 

 私にも、無力でやるせなく、世界をそう嘆いていた時期があった。何をやっても無に返ってしまうことに考えが帰着する。その自分の思考の経路に囚われてしまう。トライしてダメだったらダメになると、抗うことを忘れて、全てのトライをショートカットして、結局無駄という考え方になってしまう。

 

 でも今ならわかる。ジョイに足りなかったのは、選んだ結果を受け入れることだ。

 

 

 映画の最後で、イヴリンがジョイのガールフレンドを祖父に紹介した時に、ジョイは逃げ出した。さらけ出すのが本当は怖いのだ。当初からそうだった。最初に祖父に紹介しようとした時も言い方を悩んでいた。それを母親のイブリンが友達だと紹介されて、憤慨した。言おうとしたのにそれを遮られたこと、またその言った内容が二人の関係性を否定すること、自分自身が言い切れなかったこと、何より勝手に決められてしまったこと。いろんな気持ちが一気にあふれていた。ジョイは、選ぶことすらままならかった。

 だからこそ、その後に続いたのが、次のような感じのセリフなんだと思う。

「ママはいいよね、勝手に決めちゃってさ」


 子どもの頃のもどかしい気持ちがジョイの中に溢れていた。何者でもあり何者でもない、シューテレンガーの猫のように。

 ジョブ・トゥパキのこの考え方には、感想のブログでもあまり触れられていない。

 

 この映画は、結構いろんな方面で受け入れられたんだけども、Z世代と言われるティーンズにも受け入れているというのが不思議だった。

 でも映画を実際見たら納得した。ジョイの母に対する反発やら、この世界はくだらないと思う考えやら、そういったものが共感したんじゃないかなと思う。特にこのくだらないことに対する答えを誰しも言ってくれるわけでもないし、たとえどんなに中のいい友人がいたとしても、打ち明けるにはむつかしいし、打ち明けたとしても共感できる代物でもない。少なくとも昔の私はそうだった。

 

 子世代の共感はわかるが、この映画、親世代にも人気があるという。親世代はどこが受けたんだろうか?

どこに進んでも幸せがあり、不幸せがある

 エブエブの中では、幾つも選択肢のその先の並行世界があるとしている。その中で別の世界のエブリンがいる。その中では、アクション女優として成功していたり、目の見えない歌手として成功していたり、有名なシェフとして成功していたり、ジョイと同じく同性愛者としてパートナー(しかも相手は現世界でバトルしている税務職員)と幸せにしていたりする。しかし話を進めていくに連れて、それぞれのエブリン達にもやはり不幸が訪れる。

 他の私になったとしても、結局は幸せだけが訪れるわけではない。と、この世界ではしれっと説明している。

 私たちは、人生の選択肢で「こうすればよかったんじゃないか、ああすればよかったんじゃないか」とか色々考えてしまう。けれども、どんな選択肢でも良くなることと悪くなることはどうしても出てくる。この映画では、それを納得させようとしている。


 私は私自身の選択したことを、納得している。頑張っているのだって、怠けているのだって、それは私が許容している選択だと思っているからだ。そこから導かれる結果についても、納得した結果の延長なので当然だと思っている。
 私がどういう経緯でこういう考えに落ち着いたか、今となっては忘れてしまった。それでも、そこに至るまでにはそこそこの葛藤も合った。
 でも、あそこでこれを選択しなければ、というのはさらにその過去の行動から修正しなければならない。そもそも、そこで修正したいと考えるのは今の私であるのだから、今の私を否定して選択を変えることは出来まい。

 そういう思考体験を、エブエブは無理やりにでも体験できるような気がしている。どんなに頑張ったところで、別の選択肢の私を体験できるなどない。よくやりがちな「あの時こう選択していれば良かったかもしれない」という幻想を打ち壊してくれる。そして、今の私でいいんだよ、とそう言ってくれるのがこの映画で、そういう部分が親世代に受けているんじゃないのかなと思う。

 

 今の私でいいんだよ、というのはイブリンに対してもそうだし、ジョイに対してもそうだろう。大人であるイブリンは、今までしてきた選択に間違いはないし、子どもであるジョイについても、どう選択しても間違いはない。いずれの道にも、幸せがあり不幸せがある。

 

ほかの記事

 映画を見たら、私はほかの人が書いた記事を読み漁るのですが、よかった記事を紹介。

 

【映画】後半はもはやホラー、SISU(ネタバレあり)

 

https://i.gyazo.com/a51ac5855227274ec5ddf52474ff2c03.png

 

https://happinet-phantom.com/sisu/

 

 ジョンウィックの製作陣が作ったとあって、そういう感じの映画でした。

 

 あらすじは、第二次世界大戦最中、一人金塊を掘り当てている男が、フィンランドに向かうナチスに金塊を奪われ、取り戻すため復讐する話である。

 

 

絶妙な設定

 一番最初に思ったのは、絶妙な背景設定である。

  • 第二次世界大戦末期

 この末期。末期と言うのがミソだと思う。

 

 まず、戦中末期という時代設定。一小隊規模の部隊が、戦争から外れた場所に移動していることを実現している。

 次に、第二次世界大戦中ということで、ここに関わった国と敵対することを容易にしている。

 更に、第二次世界大戦という時代背景が、出現する武器を制限している。

 そして何より、この主人公が出現した背景が説明している。

 

 昨今武器の性能もよくなりっぱなしなので、最近を時代設定にすると、シンプルな肉弾戦を表現するには説得力が乏しくなる。

 また、この映画でのポイントとなる、ツルハシが、辛うじてなぜか使える武器として成立できるギリギリの時期でもあったのではないかと思う。

 

 そんなこんなで、絶妙な時代設定に支えられて、面子の定義ができたように思う。

 

SISUという言葉

 直訳すれば「不死身」だという意味。フィンランド語。詳しくその状況を説明すると、絶望的な状況に陥った中でも生き延びるその不屈さを示しているのだという。

 思わず家にある、説明できない言葉集を出してきた。

 SISUは載っているだろうか。当然ながら載っていなかった。こっちの本はもっとキレイでふわふわした感じの言葉をチョイスしてある。そんな場所に、こんな言葉は不釣り合いもいいところである。

 

 それにしてもこの言葉すごい。

 フィンランド、どんだけその状況があるねん。

 

 言葉というのは面白く、頻度が多ければ多い程、毎回言うのが面倒くさいから言葉が定義される。ということは、SISUもまたこのような状況が大いにあって、それで定義されたのだろう。

 バイキングで孤立無援になってウォーとか、厳冬の雪原で雪崩にあってウォーとか、腹をすかせた野生のアニマルと鉢合わせしてウォーとか、どんだけそんな厳しい目に合うんだフィンランド。

 といいつつ、あながちウォーな状況が多いのではと思った。というのも、丁度会社の部会で、地元民から見た北海道のプレゼンを聞いたからであった。

 とかく北海道は危険であると。冬は特に危険であると。氷柱は折ったら死ぬ、軒先も雪崩たら死ぬ、生水はエキノコックスとかヤバい、野生の動物も病原体でヤバい、川は境目わからん落ちたら死ぬ、熊キケン、バスが冬に運休になったらしぶしぶ歩いて帰るがそんな時は必ずといってホワイトバーン、などなど確かにウォーになりそうなシチュエーションが山ほどあった。

 フィンランドは北海道より更に緯度が高いから、もっと頻度は高いのであろう。

 

始まりの金塊

 すべての始まりだった金塊。結局、主人公は、何のために金を掘っていたのだろうか。結局その理由は明かされないまま、どこかの銀行で換金されるようだった。

 タイトルは丁度、金塊のような形をしており、最後には鋳造されてなだらかになった。続編が出るとしたら、この金塊を資金にして何をするか、だろう。

 映画自らネタバレして行く方向性なので、途中のサブタイトル(出るんです)も合わせて金色だった。

 金塊かぁ。火中の栗ではあったけれども、謎は一つとして匂わなかったよ。ホントに。

 

死なない主人公は追いかける

 さて。この話の醍醐味は主人公が結構な目に遭うのだけれども死なずに生き延びて、復讐を遂げる点だ。

 馬と地雷にあっても、川に逃げて水没しても、首を吊られても(ここは無理ある)、飛行機にツルハシ一本で掴まっても(これも無理あったな)、とにかくまあ死なない。あまりに死ななくて、どこまでも追いかけてくる様はもはやホラーに近い。

 主人公も痛そうで爽快感はない。むしろハラハラしっぱなしである。自分で銃創抉ったり、鉄格子を切って傷当てにしたり、むしろ気分はそれを見ていた敵役と同調する勢いである。

 

 というわけでバイオレンスアクションを見たはずなのだが気分はどちらかというとホラーな気分になった映画でした。というか、隣の人がまた自分と同じように驚くので、ますますホラー感が強いのだよな。

 オープン開始の映像は素晴らしく綺麗でした。