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【映画】シェフ ~ それは大人のファンタジー

大分前に見た映画「シェフ」のレビュー。

いやーいい映画だった!!

アイアンマン3の監督が、「次のアイアンマンもやってよ!」とオファーが出てもこっちの映画を撮るからといってけってでも作られた映画である。

あらすじと感想

とある三ツ星レストランに働く主人公、いい腕持ってるのにもかかわらずオーナーがいつもの定番の食事をと言って新しいメニューを振舞わせてくれない。食べに来たフードレビュアーにも散々にこきおろされ、はじめて使ったtwitterで炎上物件へと発展し、更にはyoutube炎上物件にまで発展。失業した主人公だった(ちなみにyoutube炎上前に既に失業済)が、元妻の勧めでフロリダに向かうことに。そこで食べた料理に心を打たれ、フードトラックとして再出発を決めるのだった。

 

いやーホントいい映画だった!

 

手つきの良い料理に手さばきは見ていて美味しそうでよだれが垂れるし、音楽もノリノリ、息子のパーシーはカワイイ、元カノ元妻とも美人! 元カノが主人公がご飯を作っている時の待ち姿と言ったら、どこの家のチンチラがモンプチ待ってるですかといった具合の表情である。エロい。

とにかく元気になれる映画である。一言で言ったらハートフルウォーミングでドン底から這い上がった植木等のようなそんな映画であった。一言じゃなかった。

 

いやーホントいい映画だった!!

 

主人公がモテモテすぎじゃなかったならば、「いい映画だった!」という感想だけで終わったのに。。

 

モテモテ王国主人公

そう、この主人公、モテモテなんである。

 

最初のtwitter炎上、フードレビュアーに暴言はいてyoutube炎上を除けば、

 

レストランの同僚にはモテモテ、
レストランの元カノにも、「これからは友達の関係で」と言われつつもモテモテ、
元妻にもモテモテ、
子供のパーシーにだって「パパと一緒にいたい」とモテモテ、
元妻のパパもウェルカム、
元妻の元夫もまーちょっといじわるだけど基本的にはウェルカム、
お金ない→元妻がお金貸す
機材ない→元妻の元夫が手配
人ない→元同僚のマーティンかけつけ、助っ人息子
きれいになったトラックにのってアメリカまでランデブー!
そして最後にはフードレビュアーとも?!?!

 

ってねーだろ!!!!

 

だいたい元カノが「友人でいましょ」てのも、彼の息子のパーシーには父親が必要だって思って、身を引いたであろう結果のようだし、元妻とはお前らなんで離婚したんだ?と疑問にならざるをえないぐらいの仲良しさ、特に全国各地の父親のステイタスともいえる(勝手に決めた)息子に慕われてるし! かけつけた同僚マーティンと元夫が好かれるのはなんかわかる。でも元カノ元妻息子のあたりの好かれようは、なんかドリーム入ってなくない?!

 

こんな理想的な人間関係ができあがってること自体がむしろ奇跡なんじゃなかろうか。こんなみんなから愛されているだなんて、どこの幸せ家族(離婚してるけど)の写真を切り取ったんじゃなかろうかってそれは私の心がすさんでいるのかちょっと不安になってきた。

 

でもまあわからんでもない。これといって主人公の悪い点などないんである。若干のビール腹と下ネタが多い以外には、馬鹿正直で素直、なにより料理に対して真摯である。周りがベタ惚れするのも致し方あるま…はっ! これは、周りがファンタジーじゃない。主人公そのものがファンタジーだったのか?!

いずれにしても大人のファンタジー

環境が本人がどちらにせよ、この映画は大人のためのファンタジーである。きっとこんな風なことが周りで起こったなら楽しいだろうなと、そう夢見てもいいんじゃないか、そんな風に思わせる力のある映画であった。

 

楽しかった! また見たい。