概要
永らくRSS読み難民していたが、Slack(収集)-> Pocket(スルー) -> Instapaper(読む) -> Evernote(全文)で落ち着きそうな話。
目次
- 概要
- 目次
- Google Readerがなくなった
- 最近はTwitterの見方が慣れてきた
- SlackでRSSをまとめて見る方法
- 情報収集の要件と全体像
- Slack(収集)
- Slack(収集)-> Pocket
- Pocket(スルー) -> Instapaper
- Instapaper(読む) -> Evernote(全文)
- Evernote全文保存問題
- 作業リスト
Google Readerがなくなった
Google Readerがなくなって大分経つ。本当に大分経つ。私はGoogle Readerをとてもこよなく愛していたので、その後Google Readerロスがずっと続いてRSS自体があまり読めなくなっていた。
インタフェースが変わるというのは、かように激大なる変化をもたらす。
そんなわけで、新しいRSSリーダーを試してみてきたが、いまいちあわなかった。Feedlyしかり、Inoreaderしかり、Netvibesも取り扱ったり、Operaのパーソナルニュースを試しもした。しかし、どこがどうと言われると困るのだが、コレジャナイ感が大きくなって、結局どれも腰が落ち着かない。これはもうインタフェースが合わないとしか言いようしがない。
最近はTwitterの見方が慣れてきた
うつらうつらとしている間に時間は流れ、外的環境も変わってきた。Twitterのような見方に大分慣れてきて、RSSもこの方法で見れたらいいんじゃないの、と思うようになってきた。
実際、Twitterに専用アカウントを作ったりして試してみたのだが、如何せんピンとこない。
それもそのはず、そもそもTwitterはその場消費を目的しているのだから、そこから飛んで見に行こうとするのはイレギュラーだったりする、という用途違い。
結局どうしたらええんじゃー!と思ってたところにSlackでRSSをまとめて見る方法を知った。
SlackでRSSをまとめて見る方法
Slackはビジネスでも使われるようになった、大人気のチャットツールだ。この最近、一人Slackなるものを知った。
この中で、気になる情報でRSSだったらSlackに流せればええだよ、と言ってるんである。これはいいんではないか……と思いあたり、しばらく試行錯誤して、そこそこフローに満足してきた。
前置きは長くなったが、このフローに私が飽きる前に、Slackから最終的にEvernoteに全文を保存するまでのフローを紹介する。
情報収集の要件と全体像
情報収集の要件はいくつかある。
- 情報を集約すること
- 集約したところから実際に読む内容に絞込みして読むこと
- 絞り込んで読んだ内容から、気に入ったものはEvernoteに全文保存すること
- 全体的に管理や操作が楽なこと
- スマホで実現できること
- 無料で実現できること
というのが、おおまかな要件である。
特に難しいのがEvernoteの全文保存。PCならExtensionで全文保存できるようになったが、スマホ経由からとなると難しい。
のだが、この度あっさりやり方が見つかり、このフローが作れるようになった。フローの概要としては以下の通り。
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Slack(収集)-> Pocket(スルー) -> Instapaper(読む) -> Evernote(全文)
詳細を紹介しよう。
Slack(収集)
読みたいブログはSlackのRSS Integrationを使って収集する。
この管理が面倒だなと思って、feedlyとかInoreaderから管理できないかなと思ったんだが、どっちも有料化されていた。
Slack(収集)-> Pocket
Slackでは、最初の文章が見えるので、そこで詳細を知りたいと思ったならリアクションをつける。
Slackの記事で:Pocket:というリアクションを作ることで、Pocketの方に送るのを絞り込む。このリアクションが作ったら勝手にPocketに送られる…というわけではなくて、fukoというSlackアプリが必要になる。Slackでは読まない。
リアクションをつけたメッセージは、自動的に、fuko経由でPocketに送られる。
fukoは、:Pocket:リアクションを読み取り、URLをPocketに送ってくれる。メッセージにはURL以外にもいろいろデータが入っているので、ZapierやIFTTTでPocket連携してもURLだけ保存というのができない。そしたら、fukoという専用アプリがあって、これがちょうどURLだけを抽出してPocketに保存してくれる。
fukoは自分でリアクション用の絵文字を設定する必要があるけど、それは以下のURLを見れば対応は可能。アイコンはどこかで調達する。
Pocket(スルー) -> Instapaper
Pocketで保存されたらここで絞り込んで読む・・・のではなく、Pocketではスルー。IFTTTでInstpaperに重複保存してもらう。アプリはこれ↓を利用。
スルーですぞスルー。
Instapaper(読む) -> Evernote(全文)
Pocketをスルーしたらどこで読むのと言えば、Instapeperで読む。そして保存したいものに、ハートをつけて、Instapaperの機能にてEvernoteに自動的に保存させる。
Instapeperの機能にEvernote連携がある。これは、あるアクションに合わせてEvernoteに全文を保存してくれるという便利機能である。これを使ってEvernoteに保存する。
Instapeperの「Setting>Connected Accounts」というのがあるので、ここでEvernoteの部分にチェックすると、ハートをつけるとEvernoteに全文保存が可能になるのだー。
こうして、数年間RSS読みジプシーだった私のフローは落ち着いてきたのである。実績はまだ数日間だけど、いい感じである。
Evernote全文保存問題
これらのフローで一番大問題だったのが、Evernoteの全文保存。PCだと、ブラウザのExtensionで可能だから問題はない。のだが、スマホだと、Evernoteの全文保存の方法としては、uKeeper経由で全文を取得するか、あとは、スマホの矢印ボタンから保存機能を使うぐらいでしかできなかった。googleで検索してよく出てくるのが、
uKeeperは設定が面倒だし、保存機能利用は割とアクション数と時間がかかって億劫だしで、ハートマークつけるぐらいのライトなアクションで対応できないものかと考えあぐねていたのだよね。
それが、Instapaperで可能になったのだ!
ついでに、Slackを経由することで、情報収集の一本化が可能になった!!!
すごくない?!?!?!
作業リスト
つまるところ、どういう作業をすればいいかというと、下記の通りである。足りなかったら各自で補完宜しく候。
- Slack(収集)
・Slackで、RSS Integration追加する→https://slack.com/apps/A0F81R7U7-rss
・Slackで、RSS Integrationに読みたいRSSをつっこむ
つっこみ用のextensionあり:Add feed to Slack - Chrome Web Store
・Slackで、fuko追加する→fuko.herokuapp.com
・どこかで、絵文字用のPocketアイコンを調達する
・Slackで、fuko用の絵文字を作成する→https://get.slack.help/hc/ja/articles/206870177-カスタム絵文字を作成する - Pocket(スルー)
・Instapaperに、自動保存用のフォルダを作成する
・IFTTTで、Pocketに保存されたらInstapaperに保存する用のアプリを作成する→https://ifttt.com/applets/182392p-save-new-pocket-items-to-instapaper - Instapaper(読む)
・Instapaperで、SettingでハートをつけたらEvernoteにシェアする設定を行う - Evernote(全文)
・デフォルトのノートブックで一連の作業をやったらノートが保存されるよう動作確認を行う
以上。