GTDで問題解決に貢献するのはナチュラルプランニングだ。ナチュラルプランニングは一番てっとり早い問題解決の方法を示してくれている。しかし示してくれてはいるものの、結構抽象的で、使いこなすにはいろいろ訓練が必要な代物だ。
一方、ステップやリストに代表される、GTDの基本的なシステム部分は、問題解決には全く寄与しない。
GTDがうまくいかない記事を読むと、一体どの部分がGTDで解決できなかったのかと、いつも純粋に気になっている。というのも、GTDで解決してほしいと思っているその部分は、もしかすると、GTDでは解決しない部分かもしれないからだ。
期待が高まると、あんなことやこんなことができるだろうと、いろいろ妄想を膨らませてしまう。かく言う私も、ホームページビルダーに自動的に更新履歴のページができるものだと期待を膨らませていたが、それは期待しすぎて紹介記事を読み間違えた結果だった。実際にはそんな高度な機能は持ち合わせていない。(もし、そんな機能ができると知っている方は、是非ともご連絡ください)
そんな風に、GTDも思われてるんじゃないかなーとちょっと思ってたりする。
で、しばらくして気がつくわけだ。そうだよな、GTDはただのリストだもんな。実行してくれるわけじゃないんだよな、って。ある種のもの悲しさと共にショックを受けるのだ。これ、何なんだろうね?
GTDがステップとリストだけなんですよって、今更当たり前のことなんだけれども、私は何かヘンなショックを受けた。「私はしろって言った訳じゃないわよ。あなたが勝手にしただけで」って言われてたような気がしたんですよ、その時は。
あの裏切られた感(敢えてそう言おう)は、例えば初めて補助輪なしで乗ってて、誰かに補助して自転車を漕いでたつもりだが、実は誰も補助してなかった時に感じる、ヘンな裏切られた感と似ている。
まぁ補助としてのGTDに頼ってたんですね。それが実は、自分がどうするしかないってことをまざまざと当てつけられるのですよ。
話を戻そう。
サッカーの試合の時には、誰も実行リストをもってないのと同じように、緊急の場合は作業することが最優先させられる。
緊急の作業は、そんな状況と同じだ。GTDのリストは必要がない。GTDは数あるタスクの中で、どこから手をつけたらいいのか迷った壷の底に、蜘蛛の糸をつるしたようなものだ。GTDが一番効果的に利用される状況を考えれば、緊急時にはGTDが全くあわないのは道理だろう。
自分コメント
- 結論に至ってない。