前回は、ゴール状態の定義と、更にそのゴールを実現するための分解したゴール状態を洗い出した。今回は、これを踏まえて、私が今までGTDに対して行ってきたアプローチについて、どのゴール状態について行ってきて、どのような効果が得られたのかを確認する。
私がGTDに対してやってきたことを洗い出す
まずは、私がやってきたことを洗い出そう。
- 記事関連
- GTD勉強会
- GTDTimes翻訳
- 会社に対するアプローチ
以下では、各項目にやってきたことの詳細について記述する。GTD Japan Review(4)で展開した項目とのマッピングについては後ほど全部をまとめて行うこととする。
1.記事関連
記事関連は以下を実施した。
- ブログ (2006/11-)
- gihyo.jpでの連載 (2008/04/11-2008/11/27)
GTDの具体的な内容については、gihyo.jpでまとめた。連載は今まで考えてきた内容をまとめることができ、個人的には非常に満足している。実際試した上で、一番しっくりきたといった感想もあったりして、非常に嬉しい。
もともとの目的
私がこれらの記事で行いたかったのは、定期的な情報の提供、及び、正確な内容の情報伝達、及び行動促進といったものがある。gihyo.jpの連載では、
良いところ
- 今まで継続的に行っている
- gihyo.jpで連載をして一旦のまとめができた
継続した点については大いに自分をほめたたえよう。正直ブログが同じ内容でまとまったのは初めてだし、ひとつのことに興味が持続しているのも滅多にないのだから。
その継続してきた点を評価してもらったおかげで、gihyo.jpでの記事を書かせてもらったと思う。
悪いところ
- ブログのGTD記事が最近少ない
- gihyo.jpでのPRを全然やらなかった
GTD記事に関して最近少ないのは本当に自覚していることなのだけれども、どこから何を書いていいのやら、と思ってしまったり他に興味が散逸してしまっている。昔の記事を見たら、昔の私がいい記事を書いていたりするのだから、それをまとめて紹介するだけでもいいのに、とにかく初心者や興味を持った人向けへのアプローチが少なさすぎる。
gihyo.jpの連載記事は、書くことだけに一所懸命になって、ブログで紹介したりするのが結局疎かでうまく誘導できていなかった。
2.GTD勉強会
GTD勉強会はがんばって開催している。
- GTD勉強会(2008/02/23-)
告知が遅い等、かなり不安定な運用度合いながらも、2010年1月~3月を除けば、ほぼ何かしら月1回を実施している。
もともとの目的
もともとは、ある程度GTDについて考えてきたところで、自分だけで考えたりするのが頭打ちに感じてきたのがある。勉強会自体は一度別の勉強会に参加したことがあって、ちょっと自分がこういう風な勉強会がほしい、と思っていたのとちょっと異なっていたのがある。また、そろそろ他の人とGTDについて語り合いたい、というかそろそろ一人ぼっちがさびしくなってきたんだった。最初のトリガーはそんなところ。
そこに、日本でGTD広まるためには話せるところが必要だよね、GTD他の人と話せたらいいよね、といった目的もミックスして、そういうのを含めて全部実現できたらいいよね、てことでGTD勉強会を一つの解決策に持ってきた。
良いところ
- 今まで継続して行っている
- プレイフルな空間ができることが時々ある
継続ができる人はエラい。なのでGTD勉強会も続けてきていることに最大のほめポイントとする。
それからもう一つは、ライブ感というか、皆の「アハ!体験」「Water!!」「Eureka(だっけ?)」「イヒ!」「あ、分かった!」といったような感覚が相まって非常に祭りのような、いい感じの場が形成されることがある。これが上記に書いている「プレイフルな空間」である。これが時たま起こる。これがより高い頻度で発生できるようになれればいいのだが。
悪いところ
- 自分のフィードバックが弱い
- 説明がいまいち
- 後のフォローが弱い
- 東京近辺だけで、全国展開できてない
自分のフィードバックが弱い、について。会に関する反省会は、実はあまりしてない。ログを書かないというのだけは、最近は修正して、書くようにしている。が、実際の会中の作業内容について等は、見直し切れてないのが現状。
説明がいまいち、について。私は話べただ。なのにそれに対する対応策をほぼ何もやってない。
後のフォローが弱い、について。具体的には、終わった後でのコメント記入や、マイミク申請とかなどを怠っていたこと。最近は、会を実施した後のエネルギー量の減りが少なくなってきているので、できるようになっているので改善の兆しはある。
東京近辺だけで、全国展開できてない、について。せっかくネットなんだから、もうちょっと対応策があるんでないかい、と思うのだけれども、いかんせんそこまで作業が追い切れてない。
回数や密度、対象範囲を考えると、まだまだ改善の余地はいっぱいあるところだが、実際にはエネルギー量はそんなに回せてない。最優先事項は「継続する」ことなので、改善できなくても若干目をつむっている。
3.GTDTimes翻訳
2009年度の施策として翻訳に手をつけた。
- GTDTIMES-TLS-JP開始(2009/02/01-)
もともとの目的
2009年になって何か新しいことをやろう、それからGTDが流行んないのは良質な情報が少ないんじゃね? という着目点から、じゃあ本家からそのまま持ってこようぜ、というのと、それから他の人を巻き込んでやっていきたいと思ってやり始めた。
良いところ
- 開始した
悪いところ
- 現在頓挫して全く更新できていない
- 現在注力していない
実行力の少ない私が実施にこぎつけただけでも偉いとしよう。ただ、なんか作業の割り振りとかがうまくいけてなくて、現在注力できなくて全く活動が止まっている。とりあえず曖昧に作業を進めることから始めるのがいいかなー、チケットくまなくても好きな人が好きな感じにもっていかせるかなぁと考えている。が、全く手がかけられていないというのが残念無念。
実際翻訳して思うことは、私が気になる内容については、すでに回答が得られることだろう。こういう時、もっと英語がサクサク読めればなぁ、英語がサウサク翻訳できればなぁと思う。
会社に対するアプローチ
次回持ち越し。