works4Life

GTDメインのタスク管理と生息してますログを記載しています。

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 GTDの好きなことの一つに、速さを追求していることがある。忙しいワーカーがいかにすばやく対処できるか、尚且つその対処に最小限の労力で対応できるかどうか。

 David Allenは空手の師範もしたことがあって、このGTDの対処の仕方というのが確かに空手の型に見えるのも道理かな。  最小限の労力を抑えるというのはどういうことか――頭で考えることなく作業を進めることです。要するに、習慣化することが一番のエネルギー省力化への道なわけです。シナプスがどういう風に動こうかと考える頭の経路を経由せずに、体の反射機能を動かす経路を確立する。

 GTDをやって思い出すことは、私たちの活動自体は、いろいろなレベルの体の活動によって支えられていること。頭脳エネルギーのレベルを低くすれば、省力化されることや、そういった作業を意識して行えること。実行ステップでは、そのレベルを最小限に抑えるために、レビューステップなどでやり方を決めておく。ただ、その後は機械のごとくに実行すればよい。そうすれば、意識と実行作業は乖離し、心理状態で左右されることなく作業を遂行できるかも知れない。

 エネルギー管理。  GTDができるエネルギー管理って、本来はこっちの意味なのかな。今考えられるエネルギーの省力化の方法は、以下のとおり。

  • 「物」への対処をステップに切り分けて実行すること
  • 実行内容を明確化し、よどみなく実行すること。
  • コンテクスト毎に実行し、実行内容での状態遷移によるエネルギー量を最小限に抑えること
  • 不要なデータを頭から取り払って頭をクリアにすること

 意識の活動は、体の活動と無意識の活動なしには成り立たない。GTDのその先で、いつか身体について思い直す時が来るだろう。