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新卒就職活動のための自己分析フローを考えてみた

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私は、最初の2つ「自己分析」と「業界・会社分析」さえきちんとやれば9割がた成功できると思います。

via 東大生による就職活動論 - ignorant of the world -散在思考-

東大生の人による就職活動論についてのエントリを読みました。エントリの内容としては、最終的に行き着く内容で至極真っ当なものだと思います。ただ、新卒の就職活動で、このレベルに内容を仕立て上げるのは難しいなと思いました。なんせ、自分が就職活動した時もここまではできなかったですハイ。

精神論は他の人にお任せして、今回は、このエントリで書かれている自己分析について、どうして自己分析が必要なのか・就職活動のための自己分析はどういう手順を行えばよいのか、の2点について考えたいと思います。

どうして自己分析が必要なのか?

自己分析をするのは、自分自身を会社に理解してほしいから、です。

会社から見れば、就職活動している学生は海の者とも山の者ともわかりません。就職活動は、言うなれば会社と学生のお見合いです。ひとめ逢ったその日からというのもありませんし、徐々にお互いを理解し合うという時間もさほどないというのが特徴で、数度の面会を済ませるだけで決まるという、奥ゆかしいお見合いです。なので、学生は早急かつ的確に、自分自身のことを会社に理解してもらう必要があります。要するに自分でこんなタグ持ってますぜお得ですぜとちらつかせる。

散在思考さんのエントリでも指摘されている通り、自己分析できている人は少ないです。そもそも自己分析自体が難しいんだもん。そんな、自分自身がどんな人間かなんて、学校卒業手前まで考えてきたこともないと思うんですよね、私も実際そうだったし。でもそもそも、自己分析ってどうやったらいいのか? という疑問が出てくる。

もちろん、自己分析本はいろいろ出ているし、コツなんてのもいろいろあると思う。でも、私の学生時代にやったことがあるけれども、一抹の不安が残るんですよ、アレって。それもそのはず、正解なんてどこにも表示されてないし、チェックしている先生もいない。どこまでやったらいいのかわからない。でも分析作業になれてない人が始めてやるならそんなもんでしょう。でも、絶対にやらないよりやる方がいい。

一般的な自己分析ってどんなの?

で、一般的な見かける自己分析のやり方が気になったので、ちょっと検索して見ました。私がみかけたのはこの二つ。

  • QA方式
  • エピソード芋掘り方式

まずQA方式。QA方式は昔のことや自分の長所短所といったところをQA方式で答えられたら自己分析ができるという方式。分析ちゃうやんこれ。これはむしろ、自分の分析結果をまとめたらこんな風になりましたーというような、回答リスト案として用いるのがいいような。何も掘り下げてないので、多分分析にならないよというのが、私の見解です。

次にエピソード芋掘り方式。昔こんなことがあって、こういう風にしました、だから自分はこんな特性がありますよー、というのをほっさげて自分を見つけていくという話。これは私が買った自己分析本でも見たような気がします。でも、母集団として検証数が少ないので、だから多分不安が拭いきれないと思うのです。理科などの実験をしていて、いっぱい調べたデータを表にして、そこから線を引いて関係性を見出す方法があるじゃないですか。あのデータの量が50とかだったら納得性もあるんだけれども、10だとうさんくさい、そういう不安だと思います。時間がなくてとりあえず自己分析しましたー、という程度でいいならば、このやり方でも問題はないと思います。やり方としてはこれが一番わかりやすくて使い勝手はあるので有効ではあるけれども、不安感がぬぐえられるかどうかは別の問題、というのが私の見解です。

じゃあ、不安を拭いきりつつ自己分析ってできないものか、って思って、そのやり方をちょっと考えてみました。

自己分析の不安にならない分析フロー案

これは案なので、実際できるかどうかは別ですぜ。

今回自己分析のゴール

自己分析といっても、いろいろあります。あなたはどんな人間でどんなことをしてきたのか、という過去の傾向と、今後あなたはどういう風になりたいですかどんなことをしたいのですか、という未来への対策を明らかにするというのが大きなポイント。

今回の自己分析のゴールは、このうち過去の傾向について、つまり自分がどんな行動傾向があるのかを明確にすることとします。そのため、過去の自分のしてきたことのみを取り扱う範囲としています。最終的に明らかになればいいと思っているのは、長所と短所です。

具体的フロー案

以下具体的フローです。ベースとなるやり方は、ブレインストーミングです。

  1. 過去から今までのことのやってきたこと・うれしかったこと・くやしかったこと・嫌だと思ったことを思いつくままポストイットに100個以上書き出す
  2. 1で思い出したポストイットのうち、思い出して気持ちが明るくなったもの(以降、明るいポストイット)と、気持ちが暗くなったもの(以降、暗いポストイット)とにわける
  3. 明るいポストイットの中で、似ているものを集める(いくつかの集合が出来上がるはず)
  4. 暗いポストイットの中で、似ているものを集める(いくつかの集合が出来上がるはず)
  5. 3と4でできあがった集合を、文章でまとめてみる

各フローについて説明します。

1.過去から今までのことのやってきたこと・うれしかったこと・くやしかったこと・嫌だと思ったことを思いつくままポストイットに100個以上書き出す

1番目では、とにかく思い出し作業を行います。自分の過去の中で自分がやってきたことを思い出します。とにかく100個ぐらいなんでもいいので思い出します。やってこなくてもいいからとにかく書き出します。それを分類するかは後で行うのでとにかく書き出します。すばやく書くこと、これ大事。具体的な事象であればなお大事です。ちょっと思い出したくないものも出てくるかもしれませんが、誰に見せるわけでもありませんので一緒に出しておいてください。書く項目はたとえばこんな風。

  • 幼稚園から高校3年までピアノに通っていた
  • 習字習ってた(3年くらい)
  • 絵も習ってた(4年くらい?)
  • 小学校5年の時に運営委員をやって、はじめの挨拶とかやって]]