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飯と酒と時々GTD

GTDをやったら本当にストレスフリーになれるの?

 「ストレスフリー」というのは魅力的な言葉だけれども、GTDをやっても厳密にはストレスフリーにならない、と、私は思っている。でもGTDをやることで、ストレスと折り合いをつけることは可能だとは思う。

 もともと、ストレスの原因もいろいろあるけれども、そのうちの一つは、プロジェクトの完了だったり締め切りだったりする。それは避けては通れない外部的な要因なのだし、そのストレスがありえてこそのプロジェクトでもありうる。運動に摩擦が発生するように、製造で欠陥商品が頻度が小さくても出るように、仕事だってストレスは0にはならない。自分自身から発生するストレス、例えば他のプロジェクトと折り合いが付かなかったり、という部分はそれなりに軽減することも可能だと思う。けれども、例えば締め切り、となるとそれは外部要因なので取り払うことは不可能だ。だから、抱えているプロジェクトから発生するストレスから全くフリーになるためには、全てのプロジェクトを放棄することが、一番てっとり早いストレスフリーになる方法かなとも思う。もっとも、放棄したらしたで、別のストレスがかかるわけだけれども。

 みんな気持ちよく帰りたいと思っている。そのためには、時間配分をよくして効率よく動けば気持ちよく帰れると思っているかもしれない。私は昔そう思って、気持ちよく時間配分ができるようにと思っていろいろ試してみた。どれだけ時間を割いて仕事をやっていたかを記録をとったりもした。でも正直うまくいかなかったし、すがすがしい気持ちで帰れることはほとんどなかった。9時5時きっちり働けばいい、というものでもないし、効率よく動けばいいという話でもない。  こんな風に時間を使って1日を過ごしたらいいな、と思って時間を割り当てもして、予実も見てみた。勿論時間が予想ぐらいのこともあるし、そうでないこともある。でもちょっと待って。その時間って、本当に自分だけが関係する時間なの? お客さんの都合も入ってない? その場合、たてた予想の時間は全く意味が異なるんじゃないの? 自分だけが関係する作業ならば、自分がこういう作業をやってこんぐらいに動いて、ていう予測の時間だけれども、他の要因が加わると、このぐらいの時間で終わればいいな、ていう希望的観測な時間になってない?  時間配分をしてスケジュールを立てるのはいいことだ。でも、予想したスケジュール通りに動くのが、本当の目的じゃない。

 本当の目的は、プロジェクトをゴールに導くこと。時間はあくまでリソース。そしてそのプロジェクトにはストレスが存在し、例えば締め切りであったりする。このストレスを時限爆弾と思うとわかりやすい。理想は時限爆弾が爆発せずに、プロジェクトのゴールまで走りきること。時限爆弾が爆発しないために、タスクを消化する。そうすると、時限爆弾は爆発から遠ざかる。ストレスはこの時限爆弾だ。いかに先手を打って、時限爆弾を爆発から遠ざけられるかが、ストレスフリーに近づくための一歩だと思う。

 スケジュールを立ててもなんとなく漫然としているならゴールが見えてないせいだと思う。スタート、エンド、そして自分がどこにいるか、この3点がわかれば視野は割りとクリアになると思う。今後何が起こったらそのプロジェクトは終わりなのか、自分が進められるべきことは進められているのか、打つ手は全て打っているか。自分がその時点でできうる限りのことをやったと確信が持てば、結果はどうあれ自分の悔いは軽減される。だって自分ができることはやったんだもの。それでも無理ならしょうがない。