同居人が、占い師でやっていこうと話を進めている。
いろいろ伏線は多い同居人
同居人が占い師を目指すという話は、ふって湧いたような話ではある。が、それにしてもその選択肢もありなんでは、と思う伏線は多い。気になる点を列挙しても以下のようなことがある。
- 占ってもらったインド占星術の先生から、珍しい程オススメをされていた←ここが一応起点
- 上記の先生に同居人が占ってもらった時、同居人が占いのカードを扱ったら場が熱くなったらしい(マジ?!)
- その後私が同先生に、同居人の占い師としての今後を(勝手に)占ったところ、ものすごくいい結果が出た(ガンジス川の最終形態という、カードをあんまりしらなくてもいい状態なのはわかる)
- そもそも、同居人が大学生の頃、占いで昼飯をまかなっていた
だいたい、最後の「占いで昼飯まかなってた」ってどうよ。ヒキの強い過去実績である。しかも、学生時代は、口コミで広がってて客が続いた結果飯が食えていたと同居人は話していた。ということは、学生時代、同居人は、既に継続的な顧客需要があったということだ。
同居人のことを「占い師でもええんちゃうん」と私が思うのには、この学生の頃の経験があるからだ。これがなけりゃ、占い師の先生の推薦も、ただの世迷い事だとも判断していたと思う。そして実際、同居人の占いは面白い。
同居人にはとりあえず顧客新規開拓のため、気軽に誰か占っておいてね、とお願いしておいた。すると、同居人が早速実践して占ってみたところ、思いの他効果があった。
コミュニティで占った当たっているらしい友人の占い
早速同居人、とあるコミュニティにて、仲良くしている人に占ったそうだ。
占いの内容としては、ふつうに今後の仕事運について。占いをするのは初めて~ということで初々しい感じで始まったそう。ところが、話を進めていくにつれて、「え、当たってる」「え、当たってる。。」「え、当たってるんだけど。。」とまあ、顔色がだんだんと悪くなってきたらしい。
「〇〇さん、顔色悪いっすよ」と、周りで見ていた人にも指摘されていたようなので、かなり明らかに顔色悪くなったらしい。
同居人の場合、あんまり前置きで情報収集しない。ので、その状況の中現状こう思ってませんかと話をしてくるため、それで「え、なんで知ってんの?」という感じになるんだと思う。自分が占ってもらう場合、割と前提状況を相互に認識しているために、現状確認になるので私はそこまでは驚かないので新鮮である。
結果、最後の結論あたりを同居人が説明する際には、相手は神妙に聞き入っていたという。
で、それを見ていた女子大生が、ノリノリで「私もお願いしますー!」とすかさずお願いしてきた。内容はざっくりと、今後の進学などについて。
最初のカードを引くと、なぜか恋愛関係でうまくいってないよーというカードが出てきた。
同居人の行うカードの展開では、最初のカードは、自分の状況を指し示す。ところが、進学などについて占ってほしいというにも関わらず、どうやら恋愛関係の問題が全体の影響に関わっているらしいと出たそうな。相手にも確認してみたところ、「え、実はそうなんですよ~」ということで、どうやら思い当たる節はあるようだ。ちなみにこの時点で、もちろんのことだが恋愛関係については特に情報はなかった。
結局、本格的にするのはまた今度ということで、その場は解散したようだ。
ついでに言えば、見ていた男子学生も占ってほしいと言って、占いの予約が二人追加になっていた。
この後、別のところで同居人が占いをしたところ、やっぱり次回に占いしてほしい人が出てきていたという。
あっさりウエイティングリストが出てきてビビるのである。
つか、展開早くない?
無料だからといってウエイティングリストがあっさりできるわけがない
同居人が、占いしはじめたところ、あっさりウエイティングリストができた。
いくらその時は無料だからといって、簡単に占ってほしいと思うわけではない。とまあ思ったんだけど、最初に占った彼の反応がよすぎたと思う。
世の中こんなに安易に需要がつくわけではない。けど、そういえば同居人はもともと占いで昼飯を賄えてたぐらいには、占いうまいんだった。
さらに言えば、それまで続けていた仕事自体も相談的な業務が多かったので、こういうカウンセリングスタイルは、同居人の得意中の得意分野ではあるだろう。
それにしても、恐ろしいぐらいにやってほしいって人が、湧く。
うーん。。
同居人の占いは、カードを通じてヒアリングのショートカットをしている感じ
実は、同居人の占いに、こうもみんなが食いつきがいいのか私も不思議に思っている。それで、こういった感じで状況をまとめていたりする。
最近の同居人の占いやってるところを見た限りでは、カードを通じて、その状況を相手が説明するまでもなく把握する、という手法になっている。細かい話をするには、相手の話術も、相手が説明するのにも大変である。それを、同居人がカードから読み取って言語化することにより、内容の把握を短縮しているように思う。
問題に対して、最終的な話の落としどころをつけるのもうまいので、カードを引くだけで、自分が問題と考えている部分の整理をしている感じに、私には見受けられる。
カードは、なんかしらんが、空気読んでちゃんとそれっぽいものが出てくる。こればっかりは、不思議なんだけどちゃんと出てくる。ちなみに、カード自体は占ってもらう側が選んでいる。
だから、当たる当たらない、というより、相手を紐解く、というのが同居人の占いの本質なんじゃないのかと思っている。そしてその実際の事例を同居人はその経歴柄よく知っている。
同居人自身、占いは、相手の奥深い底まで話をするのがエキサイティングだと言った。そしてそれは、今までしてきた仕事とあまり変わらないとも言っていた。ただ、その深い底に潜ることができるのが、カードか、それとも仕事の立ち位置との違いだけだという。
ちなみに、同居人の占いは、一般的に言われる「スピリチュアル」系、という雰囲気ではない。私もそういうスピリチュアル系だったら、全く興味がわかなかっただろう。