今回は、実施するのに躊躇しがちなGTDを進めんがために、実践形式として収集ステップと処理ステップを実際に実施していきました。
収集ステップ
- 5分×3回
- 今までの収集してきたものを書き写してもよい
今回の収集ステップは、5分を1タームとしてそれを連続3回しました。単に15分としなかったのは、15分だけ与えるとだらだらと過ぎ去ってしまいがちなので、途中途中で区切りをつけることでメリハリがつけるといいなと思ったからです。
今回は15分という短時間且つ、思い出す以外の転記もOKにしました。確かに心の底からすっきりするためには、2時間の収集も必要ですが、何はなくとも実施することも大切だと思います。GTDは実行するための枠組みが、考えなかったらそれなりに実行できるように作られていますから、とりあえず体験してもらうことを優先しました。
処理ステップ
処理ステップは、実際に上記のステップ収集したものをそれぞれひとつずつピックアップし、収集した本人とで会話をしながら、収集したものをワークフローに落とし込んで行きました。もともとのネタは、Biz.IDで実際に実践していた内容でした。あの記事が私も一番わかりやすい、というかイメージしやすかったのです。
昔、私がワークフローを見た時、ものすごく作業の意図がわからなくて困ったものです。なぜワークフローなのか、なぜこの順番なのか、なぜ1つを完了してから次の収集したものにとりかかるべきなのかーーといった昔の疑問をすべて紹介することはできませんでしたが、少なくとも最大級に感じていた、「プロジェクトリストに入った後の処理って、このプロジェクトリストに書けばいいだけじゃないの?!」ということについてはふれられたので、よかったと思います。
GTDでは処理ステップと呼ばれているこのステップは、実際のところは「どうするか決める」ということを行っています。このステップの成果物であるリストは、そのリストそれぞれが、「どのように対処されるべきか決められた」ものたちの集まりとなっています。私たちは単に収集したものをリストに流し込んでいるかもしれませんが、実のところは、決定する作業を行っています。そのような意味合いを持ちますから、このステップを漫然とするか、厳密に行うかで、GTDの修得はずいぶん異なるように思います。