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1週間ほど空いてしまいましたが総括。今回のテーマはこれで終わりですー。
今回のシリーズで説明したのは、読みたい本に埋もれて、実際どの本を読むかまでに落とし込むかの選定作業に困る管理サービスを、いかに考えることなく作業できるか、というものでした。
最後は最初に立ち返って、解消したかった問題や、読書管理について、その他について、もろもろいろいろ話そうと思います。
今回の読書サイクルで、当初の問題は解消されるのか?
本の数が多くなるとわからなくなってしまう、以下の2点について。
- どれ読んだらいいのかわからん
- どれ買ったらいいのかわからん
これについては第1回目の読書サイクルで話したことです。毎回手に余る数になって、右往左往してしまうんですよね。
どれ読んだらいいのかわからん
ここでのどれ読んだら、というのはどれを優先的に読んだらいいのかの意味。これは「その本に対する興味ベクトルはどれぐらいかどうか」で表すことで解消しました。"Action"の中で、その中でも一番興味のあるジャンルから選び取るようになります。
どれ買ったらいいのかわからん
近々でほしい本を絞り込むために、"Action”とウィッシュチェックでフィルタリングすることで絞込みできます。
今まで困っていたのが絵本とかそういうものです。本自体はほしいけれども、今は読むことを優先したいので、絵本をフォーカス外にできるようなステータスがほしかったわけです。それが、丁度、「その本に対する興味ベクトルはどれぐらいかどうか」とおおよその基準が同じになります。
心持ちは管理サービス内で表現できるのか?
複数の心持ちについて、共有しようとしたわけですが、それがタグとウィッシュチェックボックスでどのように表現されるかをまとめます。
(1)絵本だけどいつか欲しいけど忘れるとイヤだから登録しておこう。でも別に図書館になくたって問題なし
タグ:図書館にあってもなくてもいい @Someday 絵本
ウィッシュ:チェック済み
(2)この本は読んでみたいけど、別に特別興味がないわけなので、図書館で借りれればそれでいいと思っているけれども読めなくてもいいや。
タグ:図書館にある 図書館に予約した @Someday 趣味本
ウィッシュ:チェックなし
(3)すごく興味がある本で、図書館になくても仮にあっても予約待ちがひどいんだったら買ってもいいと思っている
タグ:図書館にある 図書館人気 図書館に予約した @Action 自己啓発
ウィッシュ:チェック済み
(4)買ってみたいような気はするけれども、中身がうさんくさいのでできれば図書館であるならそっちで試したいな
タグ:図書館にある 図書館に予約した @Maybe 自己啓発
ウィッシュ:チェックなし
今回は、一例で、どれも図書館にあることを想定した形です。
これで、第1回で出てきた読書に関わる問題は、今回の読書サイクルで解消できたんではないかと思ってます。
立派じゃなくて、ものぐさなだけ
また、読書に関する限り、読むための気力と時間はどこで確保するのか?まだ未読の本の次に読むのか、その前に読むのか?ということも全然考慮できません。だから、2008/05 読書サイクル(1/5) 概説といった記事を読むと、立派だなあと感じ入ります。
ライフハックス心理学さんのところで、このシリーズの第1回目に関連して、いくつか問題提起がありました。
- 読むための気力はどこで確保するのか?
- 読むための時間はどこで確保するのか?
- まだ未読の本の次に読むのか? その前に読むのか?
これらのことは、私もできれば考えたくないので、それをサイクルが勝手にやってくれないかなーというのもあって、サイクルに帰着するようになるんですな。でないと、読むことに集中できないからです。せっかくなので自分の考えをまとめておこう。
読むための気力はどこで確保するのか?
読む用の気力は特に用意しません。状況によって、読むモードになります。私が読むモードに入りやすい場所は、以下のような感じ。
- 電車待ち
- 電車中
- 人待ち
家で読むことは、あまりなくて、移動時間をメインに読みます。上記の状況の場合、やろうとすることは大体限られて、ノートを書くか、本を読むか、寝るかです。その中の選択肢として位置づけているし、そもそも高校生のぐらいから、電車などで本を読む、ということがインプットされています。なので、特に気力らしい気力を感じたことがありません。
でも、家で読もうとする時は別。よほどの理由がない限り、家で読む気にはなれません。私にとって、家はそういう読むための場所じゃない、と思っているような気がします。よほど読みたいという場合だけ、家で読むことが可能になっています。
でも、全体的になんでその本を読みたいか、という気持ちを支えているものはあります。今現在の私を見ると、二つあります。一つはどうして読む気になったのか、それからもう一つは、図書館の貸借期間です。
どうして自分が読む気になったのかというのは、手にいれたタイミングでは、それをうっかり忘れがちなので、どこをポイントに読んだらいいのかわかんなくなるんですよね。それで、Diigoで読む気になったタイミングで気になった部分を思い出し、それを軸にして読もうとします。
それから、借りるとそれだけ制限時間があるので、それなりに真面目に読むようになります。次の借り手がいる場合は尚更です。私の利用している図書館は、予約者がいると延滞できないからです。いくらいつでも借りられるとはいえ、人気のある本は数十人予約が殺到していることもあります。次に読めるタイミングが半年以上だと考えると、自然と読むようになります。
読むための時間はどこで確保するのか?
時間は上記でも話したとおり、移動時間や人待ち時間に割り当ててます。あとは、会場待ちだとかチケット待ちだとかでも応用ができます。携帯が使いたくなる時間がそのまま読む時間にシフトするイメージです。これで割りとなんとかなってます。
通勤時間があるから、その合間合間に盛り込む感じです。手持ち無沙汰だな、と思ったら読みますつーか読んでます。
まだ未読の本の次に読むのか? その前に読むのか?
現時点で読んでもいい本は、MediaMarkerの属性のうち、「読中」となっているものです。この中ではどんな順番でも読んでもいいし、途中本を読み変えるのもOKにしています。
で、「読中」属性となるものは、すぐに買ってきた本だったり、図書館から借りてきた本だったりです。この読んでもいいよ期間は、図書館で借りてくると自然に制限されるので、非常によいプレッシャーになります。この期間内であれば、本を返す前に全部読みさえすればいいわけなので、それまでの経緯にはあまり注意を払わないようにします。
ちなみに、一時に「読中」となる冊数は、おおよそ10冊以内に限られます。私が、読むのに気にしなくてはいけないのは、当面はこの10冊になります。なので、どれが前でどれが次ぎに読もうかまで、言語化しなくても自分の直感に任せて読んでいます。
サイクルのポイントは、リアルタイムな状況をサービスに反映しようとは思わないことかもー
読む順番で思ったことなんだけど、今回の読書サイクルのポイントは、リアルタイムに自分の行動とMediaMarkerとを、更新することをあまり想定していません。図書館に行くタイミングに合わせて更新する形をとってます。GTDをやってから、あるタイミングで最新情報にリフレッシュする、というコツがわかってきたと思います。それがGTDではReviewステップにあたるわけなんですが、今回のようなサイクルでもうまくいってるんじゃないかなーと思います。
借りる本は、自分の読めるペースで決めるのよー
で、どこら辺が制御ポイントなのかというと、「図書館で予約する」というところです。図書館にいく時は、図書館から借りれる本があり、尚且つ図書館に返す本がある場合が最適です。これに合うように、なんとなーく予約を入れるわけです。
で、返す時にだいたい自分が消化できそうな本の数で予約をしておくので]]