「プルーストとイカ」という本を読んでいる。読書がどのように脳に作用するかの本を書いているはずなのだが、2章で未だ文字の発生した時期に関する話の途中だ。
この時に注目されているのは、「楔文字」や「シュメール文字」と、それから「ヒエログリフ」だった。楔文字とヒエログリフは当時の人々にとっては、「文字は神からの賜物」だと認識されていたのだという。
シンボルについてその源を辿ろうとすると、おおよヒエログリフまでに行き着く。文字が発達・開発され、時をまたがって継承されるまでに、何が追加され、何が廃れていったのか。
古代の人間の認識能力と、現代の私たちのそれとでは、大幅に異なるのは明らかだ。呪術・シンボル・神話・儀式に重きを置いた彼らが、それらに対する心持ちの違いは、どれほどに異なり、どれほどに自分たちに作用してきたのだろう。
テレビへの思い入れが、年代によって異なるように、きっと、シンボルや象徴への思いいれは、大いに異なるはずだろう。
自分コメント
- Abstract。
- 何を知りたいかは、まだ不明。