works4Life

GTDメインのタスク管理と生息してますログを記載しています。

モチベーション3.0で大概活動しているこのブログ ? 『モチベーション3.0』にまつわるエトセトラ

ごほうびルールがまったく功を奏しなかったnomicoです。今回は、モチベーション(以降MOT)の個人での具体例として自分のブログに対する私のMOT別行動比率について考察します。

ここでいうMOT別行動比率ですが、各MOTに合わせた行動+結果の比率になります。

 

■works4Lifeに対する私のMOT比率

MOT1.0:MOT2.0:MOT3.0=0:10:90ぐらいです。

 

■MOT1.0=0の理由

ブログが私の物理的な生命を脅かすことは、今のところありません。もしかすると精神的には安寧を提供しているかもしれませんが、今回は考慮していません。

 

■MOT2.0=10の理由

結論を先に言っておきますと、私がMOT2.0に合わせて行動しないのは、MOT2.0のようなやる気がないというわけではありません。MOT2.0を基準に行動すると、その結果がうまくいかないからです。結果がうまくいかないとは、MOT3.0とコンフリクションを起こすこと、それからMOT2.0を起因にして行動した結果よりもMOT3.0を起因にして行動した結果の方がいいこと、の二点を示します。

まず報酬について。私が報酬(ここではアフィリエイト等を想定)に対して行動しているかというと薄いです。デザインや導線が汚くなるので、アフィリエイトは本の紹介程度しか使っていないというような感じです。

次に承認について。ここでいう承認は、なんらかの外部からのフィードバックということに想定させています。これについては報酬よりかは気をつけています。フィードを一つ程度しか提供していないとか、twitterに表示してるとか。でもそんぐらい。「目立ちたくない」という行動指針とのコンフリクションもあって、あまり積極的にはアプローチしていません。それでも最近は若干増やしています。立ち位置がよくわからんくなってきたので。

読者数が多くなるようなキャンペーンも、読者数が多くなるような釣り記事もしていません、というかあまりうまくいきません。親しみをこめて書こうとすると、なぜか笑いを取りにいこうとするので、バカっぽくなります。

ちなみに、MOT2.0を前面にがんばった感じは、たとえば以下のような記事になります。

 

■MOT3.0=90の理由

works4Lifeのブログは内的なやる気でしかほとんど構成されていません。

自律性

  • 課題 - ブログの課題自体は、GTDを基本としていますが、制限を設けていません。制限を設けると途端に何も書けなくなるからです。
  • 時間 - ブログにかける時間は決めていません。むしろ反対で、考えている時間がブログになるわけではなく、考えていた時間のまとめをブログに落とす、という結果としてブログを用いています。
  • 手法 - ブログに提供する手順は工夫を重ねています。とにかく自分のやりやすい方へと向けています。posterousでドラフトを書いてそこからworks4Lifeで提供するというのも手法を工夫している一つにあたります。Windows Live Writerを使ったりして投稿しやすいように促しています。
  • チーム - ブログに関しては、一人で行うのがすきです。上記の自律性を阻害されたくないのもあります。だから今のところ一人です。ついでに言うなら、アンケートをとらないのも、下手に外部の意識が入って、自分がしたいことが揺らいでしまうのを避けたいからです。自分のしたいことなど、それほど脆弱です。

マスタリー(熟達)

works4Lifeの中で、何に対しての熟達を目指そうとしているのかというと、以下の二つかなと思います。

  • GTD
  • 自分自身の考え方

この二つに共通しているのは、ある一定の問題がクリアすると、それを超えた次の問題が出てくること。これが今半永久的に行われているサイクルが、上記二つになります。感情の整理方法や、不愉快と思った内容の問題点の洗い出しとか。

最近思っているのは、考え方自体も、段階があり、そしてその段階はある一定の共通したものがあることです。たとえばそれは七つの習慣で表示されているものだったりします。しかし、これはものすごく全人生レベルでの大雑把な内容の梯子でしょう。

考え方の成長の段階として私が興味があるのは、世界しいては自分自身を信頼できるシステムとして受け入れる過程です。今のところは。

目的

短期的な目的は、何かが面白いと感じ、何か自分が面白いと感じることを見つけるのが面白く感じ、それを分析し、誰かに伝えようとすることがとても楽しいからです。

一番目に、面白いと感じること
二番目に、自分が面白いと思うものを定義すること
三番目に、それを誰かに伝えること

このような順番で目的は実現されます。このような順序のため、MOT2.0の実現シェアを拡大すると、MOT3.0を満たさなくなってしまいます。これらの目的の中で、MOT2.0に関係するのは三番目です。しかし、残念なことに三番目から始まると、一番目二番目の内容は白けてしまうのが現状です。

夢中が夢中と理解した瞬間からそれは夢中ではないのと同様に、三番目から始まる「面白い」は既に本来意図するものから外れてしまいます。

 

■ 私がMOT3.0に行動を寄せる理由

個人的な経験から、MOT2.0とMOT3.0は人によって力の発揮のしやすさが異なるんじゃないかなと思います。私は専らMOT3.0が得意です。得意どころか特化しすぎて、反対にMOT2.0に意識を寄せると、どうにも力んでしまい、自分が目指したい結果をもたらすことができません。そういうわけで、私はMOT3.0に行動を寄せてるわけです。

一方MOT2.0がうまくいく人もいます。みんなと分かち合いたい、といったような外部に向けて発信することを目的とする場合や金額報酬を目指した場合です。この場合、あたかもMOT2.0だけが満たされるように見えますが、実際のところは、MOT2.0とMOT3.0とが、融合して、同時に満たされていることも多いのだと思います。

この時、私が思い出すのは陸上の100メートルの無冠の最速男と呼ばれていたアサファ・パウエルとタイソン・ゲイです。両者の違いは、プレッシャによるものです。プレッシャの源はむしろ外部からでしょう。アサファ・パウエルは決勝大会といったような外部からのプレッシャの大きな状態ではない、予選大会といった時に最高の記録を出します。それゆえに無冠の最速男と呼ばれる所以です。

 

■ 自分にとって力が発揮しやすいモチベーションは何か?

人が、どのような状況によって最大限力を発揮させるかは、異なるものです。どちらが優れている、というわけでもありません。ただ、一番自分が力を発揮しやすいモチベーションが何かは、理解した方がいいと思います。

私はMOT3.0に基づいた行動が一番力が発揮しやすいです。ですから、MOT3.0を起点にするために「私が何を求めているか」を具体的に理解して、行動するようにしています。

 

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
ダニエル・ピンク
講談社 ( 2010-07-07 )
ISBN: 9784062144490
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

 

自分コメント

・省察パターン:展開
・『モチベーション3.0』から、状況:会社→状況:個人の行動に展開してみた