『モチベーション3.0』から私の持ってるモチベーションX.0の印象をまとめた。このまとめは、『モチベーション3.0』内の理論をすべて肯定しているとは限らない。
■モチベーションはすべて同時期に存在できる
モチベーション1.0,2.0,3.0と紹介されているが、実際一人の人間が持ちうるモチベーションは、このすべてを持っている。ただ、状況によって、どのモチベーションを発揮するかは異なる。
■モチベーション3.0は継続するための仕組みがなければ減少する
この本の中で「ん?」と思うところがあるとするなら、モチベーション3.0が持続するという点だ。
会社から見れば、モチベーション3.0は社員がやる気を出すための永続機関のようにも見える。しかし、会社という土台が何らかの努力がなければ、持続することはできない。
1.0は、生活で言うところの運用費なので、これが一定量から減ることはないように思われる。2.0は増えたり減ったりする。
■モチベーション3.0が会社に入る前から持ち合わせる人間もいる
モチベーション3.0を必要とする社員はどこから始まるのだろうか?と考えた。有力な社員は以下二つ。
- 40代、50代の充足した社員
- 新しい価値観を持った若手社員
これ以外に、明らかに存在するのが以下。
- 自分が何をしたいかはっきりしている社員(年代問わず)
3番目の社員は、どの年代にも必ずいるであろう人間だ。会社には利害が一致しているため、会社と自分との契約関係を認識している。自分にメリットよりデメリットが多くなったら、会社から離れてもいいと思っているかもしれない。
■お金という共通価値は、モチベーション2.0,3.0の代替となることができる
モチベーション2.0,3.0を全部満たすことができなくても、現状に似合う金額報酬があれば、納得できることも多い。
残業が多かったり、大変な仕事だったり、ギスギスした環境だったり、すごく暇だったりしても、労働の代わりに私たちが手に入れるお金との兼ね合いが、それを納得させるものとして機能することができる。
自分コメント
・省察パターン:まとめ