前回までのあらすじ
さて、前回までは、2回にわけて今まで私がやってきたことをまとめてみた。少ないような多いような。時間は有限だし機会も有限。自分ができる範囲ではまぁがんばってきた方だと思う。
今回は棚卸してきた内容を、アプローチのどこにあてはまるを、まとめる。
私がやってきたことまとめ
やってきたことは以下の通り。
- 記事関連
- GTD勉強会
- GTDTimes翻訳
- 会社に対するアプローチ
- 会社の公募でGTDを全社員に適用するように提案した(2007/11)
- GTDのワークショップ等を実施(四回) (2008/04,2009/01,2009/06多分,2009/10or11あたり)
- 簡易的なGTDをメンバーにレクチャーした(二人) (2009)
これを、(4)で説明したアプローチ項目にマッピングする。
アプローチマッピングまとめ
私がしてきた内容を、仮にアプローチにマッピングすると以下のようになる。
- 認知
- 3.GTDの理論が、正確に理論が伝わっている (2)(3)(4-2)
- 9.GTDに関する良質な情報が存在する (3)
- 11.GTDという言葉自体が認知されている (1)(2)
- 16.GTDの情報のうち、「GTDはいい!」という情報が、googleで検索すると上位50位の80%が友好的な情報である (2)(3)
- 18.GTDを知る機会がある(追加) (1)(2)(3)(4-2)
- 実行
- 4.GTDの正確な効果が、発揮されている (2)
- 5.GTDの質問できる場所がある (2)
- 6.GTDを実施していて、自分がGTDのどのレベルかがわかる
- 7.GTDについてコミュニケーションすることができる (2)
- 8.GTDについてある一定の状況に対して最適なツールが存在する
- 14.GTDを、初めて実行するのに実施しやすい (2)
- 15.GTDを実施して、すぐに効果があがった
- 17.GTDを教えてくれる何がしかがある (2)
- 実績
- 1.GTDが、日本企業導入としての実績がある (4-1)(4-2)
- 2.GTDが、ある一個人への実績がある (4-1)(4-3)
- 10.GTDをして、ビジネス的な成功実績がある (4-1)
- 12.GTDで、著名な人間が成功例を納めている
- 13.GTDをすると、効果が高いことの実績が数多くある (2)
マッピングした感想
さて、実際にマッピングしたところ、思ったのは会社へのアプローチは非常にうちにこもっていて効果が波及しにくいことがまず最初に思った。
会社へのアプローチについて
最近権限まわりの内容を精査することから、それがどこまで効果を及ぼすか、という点に主眼を置くことが多い。その観点から見ると、会社へのアプローチは、効果の及ぶ範囲は非常に小さい。ただし、結果が出ない限りは、である。確かに途中経過だけを見れば効果の範囲は小さいかもしれない。しかし、ある小規模の場所においても実現することができなかったら、他のどんな場所でも実現することはもっと難しいに違いない。
今後については、そういう意味では、今後もアプローチを進めていく必要があるだろう。しかし、進め方については今までとは別の方法をする必要があるかもしれない。
全体的な情報量について
全体的な情報量から見れば、私のやってきた内容は非常に量が少ない。一個人でしているのだからそんなもんだろうし、限界がある。そもそも流行るというのは、その名の通り、自分が何もしなくても「とおり」がよく、いつのまにか広く伝播されうるものだ。今は勝手に流動するためのエネルギーがなさすぎるし、流れるための途中に転がっている似た情報すら少ない。
そんなわけで、私以外の誰かがもっといろいろ発信すればいいじゃん、そして断続的に情報が流れる状況ができさえすれば、もっと注目は浴びるんじゃなかろうか。そんなわけで、とりあえずたたき台の意味も含めたのと、今までの内容を含めてレビューしたかったのとで、この一連の記事を書いている。そのおかげか、ブログからも反応もあるし、Twitterでも話しあったりしている。興味のある方は一度ご覧あれ。
とはいえ、最近は概念系の話が多かったので、もうちょっと具体的な内容に焦点を置く必要があるかもしれない。
今後については、具体的な内容にしぼって記事を書いていこうと思う。
今後について
全体的な今後についてであるが、今までの内容の今後の予定を簡単にまとめるとこうだ。
- ブログ - 引き続き具体的な内容を展開する。
- GTD勉強会 - 引き続き駆け込み寺的な意味合いで、初心者向けで実施する
- GTDTimes翻訳 - 活性化したい
- 会社へのアプローチ - 上記を活発にさせる方に集中したいため、少なくとも今年はやめるべきか
というわけで、優先度としては、GTD勉強会>GTDTimes翻訳>ブログ、という順番で進めていきたいなーと思っている。
追加の今後について
で、今までやってきたこと以外にも、新しいことを追加しなくてはならない。上記の内容も年ごとに一つずつ増やしていった内容だ。2008年が勉強会で、2009年が翻訳作業。で、2010年はTwitterで何か展開できればいいと思う。
- Twitterでいろいろ何か
最近、TwitterでGTD関連についていろいろ話しあえることができる機会があった。これが継続すればいいなぁと思ったのいう表の理由と、内容をおかっけるのが面倒&RTすると字数つらいという裏の理由から#GTDjpというハッシュタグを作った。そっちらへんでも何か関わっていければいいと思う。
また、あとは私以外にもこういう風に何か活動してもらえると嬉しいなぁと思う。特にそれは、MindMapの勉強会を見て思ったことだ。MindMapの勉強会は、GTD勉強会で参加している方が、マインドマップを書いて共有する勉強会を発足した。それを他のメンバーにも会を開催する人を何人も立てて、少人数を複数回こなせるようにしている。GTDもこんな風に波及できたらいいなーと思うものの、あんまり誰もGTDはこうだ!というものを持っていないがために、よくわからんので実施しにくいなーとは思う。
実際私自身もやっているけれども、今までやってきた内容で齟齬がないから提供しているだけで、違いますよと言われるようなことがあればそれまでだ。でもそんな機会を待っていたらキリがないし、そういう誤解や理解が中途半端なのは、マインドマップやありとあらゆるものについて共通している、当然のことだ。それに、違うことがわかれば、そのタイミングで矯正しさえすればいい。
次回について
長いがまだ二回ほど続く。
今回は今までやってきたことの内容を総まとめして、向こう1年ほどで行うことについての方向性を見直した。上にも書いた以外にも、せめて夏か秋頃に何かイベントはしたいところだ。
次回は、そういう近しい時間的な内容ではなく、時間軸や人にこだわらずにGTDでやりたい内容を収集した妄想あるいは野望あるいは幻想あるいは理想あるいはあるいはそんな感じのものをまとめる。
そして最後に今回のレビューの総括を書いて、この一連の記事を終了する予定である。
もうちょっとのお付き合いをお願いする。
P.S. 関連記事
派生で見かけた記事がありましたので共有。
- R-style ≫ GTDは何のために行うのか?
- 効率化の罠 生産性の向上と仕事のコントローラビリティ ≪ When you were young
- きゅーり.jp: GTDについて散文的に書いてみる
- □本家GTDの普及についての議論 on Twitter (1)|カワシマンのこころざし
あとTwitterでの#gtdjpハッシュタグ検索です。