引越をしたのでその関連で4つほど記事を書いた。この記事は、これから引っ越そうという人にとって、なんとなく業者の雰囲気がわかるような気がする記事。
引越しするにあたって、大手引越し業者4社に見積もりをとった。同じ業者でも、営業によってはかなり印象は変わるので、参考になるかどうかわかんないけどまぁこんな感じということで。
<目次>
要件
さて、今回の引越しの要件は以下の通り。
- 二人暮らし
- 本は多め
- 都内から都内へ
- 6月木曜日の希望
- 2K2階(エレベーターなし)から4階(エレベーターあり)へ
- キッチンは梱包依頼必須
- 全部梱包依頼する場合も念のため見積もりがほしい
- 設置依頼は洗濯機のみ
営業と現場は人が違うとはいえ、営業で印象は決まる。。
見積もりとった順での紹介である。
〇ーク
ビミョー。
もともと一番近い土曜日に合わせて現地見積もり依頼しようとしたところ、相手から時間がとれないとのことで手前の平日の夕方に来る約束に。この時点の約束の取りつけで同居人と2人でビミョーな気分になる。私はこの時用事があって立ち合いができなかったのだけれども、現場見積も、同居人の談では更にビミョー。
見積もり内容をかいつまんでまとめると、
- 梱包は前日入り
- 希望日は混んでいるが車はなんとか手配できた
- 今即決したら割引する
という、何かすごく急かされてリーチ一発ツモ狙ってる感が半端なかった。
急かされた理由はとにかく車の手配がむつかしいから、という話なんだけど、そもそも希望日は6月の閑散期で更に木曜日は少ない時期だ。だのに車の手配が難しいていうのはなんだかナ~である。引越し先は大きいトラックは難しいから中くらいのトラックだから引越しが多いのかな~。とはいえ、6月木曜閑散期のこの時期にそんなにつまっているもんなんだろうか。他の業者の余裕を見て返事するということで即決はしなかった。
見積もりは、箱もの換算。内訳は、スペース料+作業料+養生費+小物梱包費+洗濯機取り付け代。
別業者に余裕を確認したが、他3社ともやっぱり、時期的には余裕ということで、即決は見送り。
〇〇さん
説明うまかった。
どこからどこまでどっちの担当かを説明してくれたのでわかりやすく概要が理解できたのがここんちの営業さんだった。とはいっても大概引っ越し業者は同じ手続きでそんなに変わらないし、お金自体も共通で最低金額は決まっているらしいという内情も説明してくれる。
〇〇さんは本社が愛知の方なので、方角も見てもらったりもした。同居人はそういうのには厳しいウチだったので、おかかえオンミョージがいて見てもらったりもしていたそうだ。
「一応、引越し元から出る方向を調整するとかいったことは可能ですよー」という簡易方違えも提案されたが特に凶方ではなかったので車は普通の運行となる。東京ではあまりそういうことは気にしないことが多いらしく、珍しくこういった話ができると営業さんはちょっと嬉しそうだった。
ちなみにここんちの営業は、積み込み作業と営業と交互にしているらしい。そういう意味では、現場と営業の雰囲気はそんなに変わんなさそうかなと思う。
見積もりは、箱もの点数制。内訳は、運賃+作業量+梱包費用。
〇〇イ
印象うすぅ。
業者と業者の合間に来て遠慮したのか簡単な説明で終わった。アピールが足りなくて、金額以外に考慮項目に入らず印象が薄いままに終わった。
特に営業の人がちょっと及び腰で、それがなおさら印象がよくない感じ。せっかく自分ちを売り込むのだから、もっと胸をはって売ってもいいんじゃないのと個人的には思う。営業が足ひっぱってるとかそういう内情は隠しておこうな。
見積もりは、箱ものは関係なし。内訳は、運賃+人件費(共通作業+作業費(積/卸))+洗濯機取り付け。
ここの見積もりはちょっと特殊で、搬入と搬出に作業費が人件費の他に関ってて、費用区分けがちょっと不思議である。
〇ート
高い!
大手の余裕というかそんな感じで説明される。ここんちだけ見積もりシステムが導入されてて、タブレット記入で、印刷機も持ってきた。
値段も一番高くて、ついでにいえば、キッチンだけ梱包してほしいという要望も抜いて一番高い。んだけど、調整したら、運よく車の調整ができて、それならまさかの40%引きが可能とのこと。が、ネックは梱包が全部こっちもち、ということ。
見積もりは、箱もの換算あり。内訳は、車載費+人件費+その他オプション(梱包費+電気工事+養生費+保防費+作業基本料)。区分け多い。
〇〇さん、キミに決めた!
結論をいうと2番目に見積もり依頼してもらった〇〇さんに頼んだ。
最終提示見積もりでは、〇ート(梱包全部自分もち)<〇〇さん(梱包全部おまかせ)<〇〇イ(梱包キッチンのみ)<〇ーク(梱包キッチンのみ)で、積み込み作業は全部自分持ちになるとはいえ〇ートが一番安かった。しかし、絶対途中で梱包作業に根を上げそうだという想定から、全梱包依頼して2番目に安かった〇〇さんにお願いした。
というのも、以前にこの場所に引っ越しする時に、同居人の方の引っ越しがえらい目にあっていたからだ。主に業者の方が。
同居人が今まで住んでいた場所に引越しする際、梱包全部依頼で頼んだ。一人暮らしだから梱包もそんなにかかんないだろうと引越し業者が高を括って見積もったところ、当日思った以上の梱包量にほかの現場からヘルプを頼んだぐらいだったのである。携帯ごしに「すみません、終わりません~(涙)」とSOSをだしていたのは今でも思い出される。挙句、車すら1台で済まず2台構成となったのである。「なんでこんな見積もりにしたの」と業者間で話していたりいなかったり…
そんな昔の苦労を思い出すに、今回の梱包量についても同様のことが考えられうる――絶対分量多いに違いない! 梱包全部を自分でやりたくないし、そっちにまで時間をかけられるとも到底思えない。途中でいやになるのが目に見えている――ということで、多少値段は上がっても、全梱包でリーズナブルな〇〇さんにお願いした。
〇〇さんは、不用品を有料ながら廃棄してくれるのもポイントが高かった。引越し→当日解約手続きのチェックという流れになっていたので、不用品を後から処理する時間はないだけに。
結局選定基準って何?
上記の説明だと、選定基準は以下のように見受けられるだろう。
- 価格
- 作業範囲
- 不用品処理
といいつつ、実際はもうちょっと別の選定基準も動いている。
巷で見かける引っ越し作業
まず思い出すのが、巷で見かける引っ越し作業である。その時の応対や、養生のはり具合についてはここから推測する。正直パンフの養生は信用できない。理想はそうだろうが、実際全員がどれぐらい実装しているかはまた別の話である。それを確認するのがときたま見かける引っ越し作業である。
養生のはり具合もそうだし、車の置く場所が問題ないか、荷物の取り扱いが丁寧か、とかなどの実際のレベル感はこういうところから推測される。といっても、そんなにまじまじ見るわけではない。でも、まじまじ見なくてもなんとなく印象が悪いということは、まぁそういうことだ。
営業の説明度合による情報量
そして、最後の後押しになるのは営業の腕の見せどころとなる。どこら辺で営業の甲乙がつくかというと、やっぱり説明の情報量によるところだった。
といっても話が多けりゃいいではなく、こちらが為になるような情報量が必要だ。それは、実際の作業範囲だったり、価格の基準だったり、である。これが結局のところ、営業が客の為を思っているかのバロメーターとなる。
営業がよかったからといって、必ずしも引っ越しの現場も期待できるわけではない。しかし、営業がよくないと、引っ越しの現場がいいとは、もっともっと期待できない。
やはり、営業は会社の鏡なのである。
見積もり内訳について
見積もりについては、んん~?!みたいな所はある。各業者がどこからどこまでがどの項目に含まれているかはそれぞれなので、まぁそうなんですかねー、としかいいようしがない。
でも、〇〇イの、出張費に搬出搬入は別料金てのは通常入れるもんじゃないのと思うし、〇ートの養生費はともかく保防費ってなんなの??とか。反対に〇〇さんは洗濯機取り付け代込とかもうちょっととってもいいんじゃないかと心配になってくる。
もらった時点で訊ければいいのだが、正直そこまで頭が回らないのが関の山であった。むしろ、必要な作業の費用(今回だと洗濯機の設置費用)が、正しく含まれているか等の確認だけで終わってしまうだろう。
最終的に〇〇さんに頼んだわけだが、当日時間のトラブルはあったものの、同居人はともかく私としてはよかったんじゃないかなーと思っている。その引越し当日については次の記事にて紹介しよう。