前略、モンスト始めました。
遊戯王コラボとドラえもんコラボをやって、あまりの実装の違いに運営のアコギさ加減を目の当たりにしたのでそれを書き記す。
遊戯王コラボイベントがあるというので
友人は遊戯王が好きだ。その遊戯王が最近、モンストとコラボするので、私も自動的に参加した。
遊戯王のキャラクターは古のガチャからゲットできる。ガチャはいろんなところでゲットできたり購入できるオーブでガチャができる。
そして、目当てのキャラが出てくるまで引き続けるというガチャの無間地獄に陥るというわけだ。私はその後モンストをするとも言い難いので、集めたオーブを10連ガチャするだけで終わった。
ドラえもんコラボイベントがあるというので
遊戯王イベントが終わった後、世の中はもう3月、3月は春休みに向けてドラえもんの映画と合わせ技のコラボイベントがモンストで開催された。
私も、まぁドらえもんだし(このハードルの低さはすごい)、ということで参加した。参加したけど、なんつーの、ぬるい。なんじゃこりゃ、遊戯王と比べたらアクションするだけでいろいろできるじゃないの!という大盤振る舞いな実装内容に衝撃を受けた。
遊戯王と比べて課金しなくてもなんとかなるじゃん。。なんなの、なんなのよぉおお?!?!
遊戯王イベントにおけるキャラクターゲットへの道
コラボイベントとは、以下に自分の好きなキャラをゲットするかにかかっており、そこからどうやって課金せしむるかが運営の腕のふるいどころとなる。
遊戯王では、キャラのゲット方法は2つにわかれる。
- ガチャ
- イベントクリア
また、ガチャについて言えば、10ガチャしたら数回は出てくるキャラと、10ガチャしたら出るか出ないかの稀に出てくるキャラの2種類があり、大抵みんながほしいのはこの後者の方である。
遊戯王の場合は、人気のあるメインキャラはガチャに、話によって出てくるサブキャラはイベントクリアでゲットできるように組み合わせていた。ガチャしつつ、イベントクリアしつつ、関連キャラをゲットしていこうという組み合わせである。
しかし、稀に出てくるキャラは本当でない。このガチャに向けて、前からガチャができるオーブをちまちま集めてきている人もいるという。しかし大人は、伝家の宝刀「課金」によって、そのちまい作業を一刀両断するのである。
私もガチャは10連ガチャを1回やったけど、人気のキャラはやっぱり出なかったのでそこで終了した。本当にほしい人は数万円レベルでガチャる人も出てきたようだ。
ドラえもんイベントにおけるキャラクターゲットへの道
モンストコラボこえーよーと思いながら遊戯王イベント終了後、すぐさまドラえもんコラボイベントがモンストで開催された。
ところが遊戯王に比べると、雲泥の差なのである。
何がってキャラのゲットの方法が。
ドラえもんイベントでは、ゲットできるキャラはわかりやすく、ドラえもん、ノビ太、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの5種類。
このうち、しずかちゃんは毎日ログインすれば1体は必ずゲットできるようになっている。
尚且つ、ドラえもんは、専用のイベントをクリアしたら宝箱でわんさかゲットできるという。
この、わんさかゲットできるというのは、もともとモンストでは、レベル以外に運レベルというのがあって、同じキャラを合体させることで運を上げさせるというレベルアップがあるのだ。
どうやらドラえもんイベントでは、いっぱいキャラゲットして、運がMAX(極)の運極キャラを作っていこう!というのがゴールになっているようだ。
ちなみに運極にするにはドラえもんをおおよそ99体集めなければならない。
とにかく前半戦では、しずかちゃんゲットとドラえもんゲットに明け暮れた。つまるところ、ドラえもんがよく出されるイベントをこなしつつ、しずかちゃんの出てくるイベントをこなすのである。
そうして生成できた運極キャラが以下の通りである。
ただいまドラえもんイベントは後半戦になり、今までゲットできなかったジャイアン、スネ夫、ノビ太がゲットできるようになってきた。
これは、イベントでクリアした後、ドラ玉というドラえもんキャラ専用のガチャができるオーブがゲットできるようになった。このドラ玉を使ってガチャを引けば、この3人をゲットできるようになるのだ。
ちなみに、このドラ玉はイベントをクリアしさえすれば基本的にはゲットできるし、ドラえもん関連のキャラを使うとドラ玉を2倍にゲットできる。
また、ミッションによるキャラゲットも豊富であり、至れり尽くせりのイベントで、課金をしなくてもよく遊べる仕組みになっているのだ。
さて、これをまとめると、ドラえもんでキャラをできるのは以下の4通り。
- ログインボーナス
- イベントクリア
- ミッションクリア
- ドラ玉ガチャ
正直ぬるい。
ぬるすぎる。
遊戯王にもこんぐらいぬるい構成でやってほしかったけど、どうしてドラえもんではここまでぬるい構成なんだろう? て不思議に思った。
て、思ったんだけどさ、ターゲット考えたら当然なんだよね。
ドラえもんイベントのターゲットは、多分小学生。
そしてこのイベントの目的は、課金ではない。
よりゲームでアクションしてもらい、ゲームの仕組みを理解してもらうこと、そして次回ゲーム参加の敷居を下げること、そしてゆくゆくは、2年数年十数年後の課金ユーザとして育てていくことが最大目的だ。
故に、キャラをゲットさせることを通じて、いろんなアクションを行ってもらうように促しているし、ガチャの仕組みについても、ノビ太達をゲットできることで経験することができる。ミッションではキャラを成長させることや、またマルチ参加を積極的に推進している。
つまり、ドラえもんイベント自体が、モンスト初心者向けイベントに最適化されているのだ。
遊戯王ターゲットは30代で寧ろかきいれ時!
じゃ、遊戯王はというと、むしろかきいれ時! 遊戯王は数年前20周年を迎えて、超と最盛期のユーザは30代になってお金がばんばん使えるのだ。ここでガチャ中心のイベント構成にしないわけがない!!
うあああああなんというあこぎ!! でもすごいわかる!!! 私がゲーム担当でもこうするに違いない!!!! でもあこぎ!!!!!
※別に遊戯王だけがあこぎというわけではない、多分。ターゲットが20代以上は大抵あこぎイベントになるだろう。
綿密に計算されたイベント構成に乾杯
いやー、今回のドラえもんイベントは、初心者にとってチュートリアル的によくできたイベント構成で、非常に感心しました。
新規ユーザ獲得及びユーザ育成は、ゲームにとっては永遠の命題かと思うんだけど、こうやってコラボイベントでうまく導入するようにつくりこまれていることにいたく感心した。確かにこれぐらい、いろんなことができるんだ、というのがわかれば、次のイベントにも参加しやすいなと思う。こうやって確保したキャラがもったいないと思わせて、次のイベントへ、次のイベントへと寿命を延ばしていくんだよな。うまくできてるぜ、スマホゲー。。。