五輪ですね。わりと楽しんでます。
NHKのオリンピック特設サイトでは、ライブ動画と見逃し配信をしていて、ほとんどの競技の動画を見ることができるようになっている。
私は今リモートワークなので、好きなライブ動画を流して、主に音を聞き流したまに注視し、ふんいき五輪で楽しんでいる。
この五輪ライブ動画、私は贅沢な環境BGMみたいな感じで使っている。短期で終わるような激しい種目よりかは、淡々と進むような種目が適して見ている、というか主に聞いている。そんな中、飛び込み男子シンクロ板決勝のライブ動画を見ていた。
飛び込み男子シンクロ板決勝に流れる音
いつもはテレビ中継を見るのだが、ライブ動画は中継も一切なしバージョンで見聞することになる。一応オプションで英語の解説は聞けることは聞けるのだが、メインは仕事なのでオフ。
こうやってきていると、実際の競技の場というのは、とても静かに進んでいるのだなと感心する。今年は無観客で関係者のみというのも影響しているだろう。
そのため、競技者が競技中に発しているような音を拾ったりもしていた。今回のライブ動画もそれだ。
飛び込み男子シンクロ板は、飛び込みなんだけど、二人で同時に飛ぶタイプの飛び込みだ。飛び込み時の演技に合わせて二人のシンクロ率を競い合うというのが、この競技の特徴である。
競技の説明はここを見るとざっくりとわかるだろう。
じゃあ、飛び込み男子シンクロ板では、競技中のどんな音を拾っているのか、というと、掛け声である。
二人で飛ぶために、開始の合図は必ず行う。それが、このライブ動画だと丁度音を拾っている。
ここらへんの掛け声は、お国柄も出てくる。わかりやすいパターンだと「One, Two, Three」といったものが聞こえてきた。さてさて、われらが日本代表はどんなのだろうと、興味津々で見ていた。
とうとう、寺内・坂井ペアである。競技が始まり、声をかけた。
「せーの」
「せーの」で、ある。
「せーの」だよ。
「せーの」かぁ。
え、マジで。
いやそうだろう、他にいい掛け声あるのか。
それまで外国語の掛け声に慣れていたのもあり、まさかここで「せーの」という言葉に出会うとは思わなかった。「せーの」って、すごく平素な言葉で、競技の場との落差が半端なくて、私は驚きをかくせなかった。いや、ぶっちゃけかわいい…!
いやいや日本の選考会だと毎回「せーの」ばっかりなんだろうけどさ、「One, Two, Three」とか異国情緒ばっかりな中で聞いた「せーの」の破壊力は、なんかすごかった。
これは、一連の競技の流れがあって、その中で見たから破壊力を増したんだろうと思う。そこだけ切り取って見たとしても、多分そこまで興奮するべき事象なのか、と思うとそれほどでもないだろう。
ただ、今までの放映環境なら、こんな些細な音を聞くことはなかっただろう。よい世の中になったなぁとしみじみと思ったのであった。
実際に聞いてみたい人はこちらの見逃し配信で見てほしい。通しで見た方が破壊力はあるけど、言ってるのだけ見たいってのなら、28:00ぐらいから見るとロシア→日本と見れる。
32:00分台のイギリスチームの人の腕のオリンピックタトゥーをアップにしてるのもよかった。
廻廻奇譚の骨の(ような)音
こう、通常だと聞き逃しそうな音というと、最近で思い出すのは、大人気のマンガのアニメの「呪術廻戦」の1st シーズンのオープニング曲である。
22秒後あたりに、聴きこんでないとわかんないけど、骸骨の歯がカタカタ言ってそうな音があるのよ。これ、静かに真面目にイヤホンあたりちゃんとかけてないとわかんないような音で、あまり聴認されないやつだろう。是非こっちもきいてほしい。