本書ではモチベーションとはやる気を促すものだと想定している。会社が社員に対してモチベーションを出させるには、次のような観点でのアプローチがある。今まではモチベーション2.1までのアプローチをしてきたが、より社員を快活に働いてもらうには、会社は今後、モチベーション3.0についてアプローチしていく必要がある。
- モチベーション1.0 生きるために
- モチベーション2.0 報酬のために
- モチベーション2.1 MOT2.0+行動の規制緩和
- モチベーション3.0 自分のために/社会のために
このうちモチベーション3.0を実現するためには、以下のような観点で働きかけるのがよい 。
- 自律性
(対象、時間、手法、チーム) - マスタリー(熟達)
- 目的
自律性
会社の中で、人が自律的に行動するのを許可しよう。自律的に行動するには、活動する対象を自由にしたり(フェデックスデーや15%ルール等)、活動する時間を自由にしたり(完全フレックス)、作業のやり方については個々人に任せたり、ある活動について活動するメンバーを個別に作るのを許可したり、といったものが考えられる。
マスタリー
会社の中で熟達することも、社員の大きなやる気の一つになる。新しいことができるようになったり、同じことをうまくできることが、次に向かう大きな力となる。
目的
今の仕事が何のためにしているのか? その目的が具体的に示された場合、人は大きなやる気になる。
自分コメント
・省察パターン:概要