数日前からLogseqを使い始めた。
Logseqとは
Logseqはアウトライナー的な書くためのツールだ。似たタイプのものとして、Workflowyとか、Dynalistとかがある。最近知って使い始めている。とはいっても、アウトライナーはどの用途にしてもなかなか使いづらくてこまねいている。
アウトライナーは、正直書き出す分には相性がよいのだが、いかんせんそれ以外の展開が難しかった。結局、分離して書く、というのが合わずにやめてしまうのが常日頃だった。
最初に知ったのはRoam Research
meetscareer.tenshoku.mynavi.jp
最初知ったのはRoam Researchの方だった。グラフになるのがよさそうで、ちょっと調べたところ、以下のようなページも見つけた。
丁度英語の勉強もやり始めようと思ったところだし、使ってみるかーと、とりあえずiOSのアプリを入れてみた。そしたらすぐに使いづらい、というか記入できなくなってウェブページを見に行ったらどうよ
1か月間トライアルのちすぐに課金モードに入る。それはいいのだが、割と高い。。しかも、右側のBelieverプラン、信じる者プランが1年500$と誤解してこりゃ無理だーという気になってしまった。
Roam ResearchからLogseqへ
さて、Roam Researchから英語学習している人の日付を見てみると、数年前の記事であることがわかった。今ではどんな風にしているのだろうとみていると、
・・・あれ? 別のツール勧めてるやん。さらっと記事を読んでみると、LogseqはどうやらRoam Researchに似ているツールらしいやん。というわけで、一瞬逡巡した結果、インストールした。
引っかかったのは、データがローカルな部分。なんだけど、iOSのアプリも見つかり、どうやらiCloudドライブを使えば連携ができそうなのが判明して、それで使う気になったのだ。同期はどうしても必要だよなー。
日誌
Logseqには「日誌」と「ページ」が作られる。「日誌」は「ページ」の中の日付特化型ページで、自動的に作られる。というか、アウトライナーでログを取りたい人というのは、こういったページをたいてい作るので、それをツールに組み込んだ形だ。
で、この1日1ページ作られる日誌に、アウトライナー形式でログを書く。ここだけなら、日誌が別口に用意されているアウトライナーだけで終わる。
Logseqがよいのは、Linked Referenceがあるところだ。
参照先を見せる「Linked References」
これは見てもらった方がよいだろう。アウトライナーの1行はブロックが呼ばれる。ページのリンクを作ったブロック配下に記述をすると、そのリンク先で参照することができる機能だ。
これが日誌ページで記述している「天気」の部分。
で、「天気」をクリックすると「天気」ページに遷移する。その先では、6月10日に記載した内容が、こちらでも表示される。
これすごい便利!
アウトライナーの機能では、[[]]で文字を囲むことでリンクを付けられる。そしてそのリンク先ではページが作られ、記述することができる。実はこのリンク先で記述するのがめんどい。Obsidianというやっぱりアウトライナー系のツールがあって、それを実際ページを作ってみたんだけど、すぐに面倒になってやめたんであった。
それが、Linked Referenceだと、二度書きせずに表示される。そしてポイントなのは、Logseqが日誌ベースにあるということだ。日誌ベースにあるということは、いつ書いたのかの情報も、合わせて表記されるので、内容と登録日の二つの情報を展開できてしまう。
Linked Referenceは、いわば、アウトライナーをブロック単位で引用することを実現しているし、日誌を併用すると、時系列も併せて引用できる優れものなのである。
Linked Referenceについては、こちらのページが参考になった。
Logseq≒バレットジャーナルなんでは?
で、Logseqを使い始めた結果、なんだかこの構成知ってるわね、と思い出すものがある。バレットジャーナルだ。つーかこれ、まさしくバレットジャーナルをしたい用に構成されてるとしか思えない構成だった。
日誌があるだけでバレットジャーナルなのか、ていうとそういうわけではない。
Linked Referenceは、ブロックの一番上にページリンクがあれば、配下のブロックをページで参照できる。これが丁度、バレットジャーナルで別ページに転記する機能を実現してるんじゃないかと思ったのだ。
バレットジャーナルは、特別なページを作る。Somedayリストにやりたいことリストなどを書いておく。その収集先が日誌の部分なんだけど、これ毎回転記しなくちゃいけないんだよね。それが面倒。
私がバレットジャーナルをしなくなった要因の一つに、転記すんのが面倒だった、というのがある。転記することでリフレッシュする、という言い分もよくわかるが、同じ作業をすることほど苦痛なことはない。その転記をLinked Referenceがかわりにしてくれているように思えるのだ。
というわけで、Logseqを使い始めている。今が一番過度な期待時期だろうで、しばらく使っているうちに、やっぱり使いにくいとか言ってるかもしれない。だが、しばらくは使っていこうと思う。
思い出すアプリ SoulLinkMap
そういえば、Logseqのグラフのページを見た瞬間、SoulLinkMapというソフトを思い出した。私がいろいろ使いこなせなかったツールの中でも、思い出深いソフトの一つだ。
このソフトは、リンクのつくれるMindmap的なツールなんだけど、それを階層化しつつ、リンクを作れることができる。丁度、Logseqのグラフのようなものを作ることができた。
リンクを作ってグラフのように、ツリー図を作ろうとしている点においては、方向性は似ていたのかなと思う。
via http://soullinkmap.web.fc2.com/idea0504.html
ただ開発が2008年ぐらいからで、PCのスペック的にも早すぎる開発だったのではと邂逅する。