金曜はふりかえりデーということで、Evernoteに振り返ってみた。
タスク管理の建て直しがそこそこましになってきたので、Evernoteにも再び手を出し始めた。というのも、全体データを取り扱うにはやっぱりFitzNOTEだと限界あるよねー、という気持ちもあったり、全データをどうやって最適化を図ろうかを考えると、メモしてコメントできるEvernoteはやっぱり魅力的だという結論に落ち着いた。
そもそもEvernoteの何がダメだったのか
私、今までにEvernoteに手を出してははっちゃけ手をだしては撃沈し、というのを何度か繰り返している。だいたい青の時代のEverNote(注:クラウドサービス以前はソフトウェアとして公開されていた)からの利用ユーザなのにどうしてダメだったんだろうかと考えたところ、なんでもかんでもEvernoteで実現しようとしていたとこかなと思う。つまりタスク管理も、資料のつっこみも、である。なんだけど、それだと無理からぬ話だろうというのにはうすうす感じていた。
Doit.imでEvernoteのノート連携機能
私が最近好んで使っているDoit.imというGTD系のタスク管理では、Evernoteのノート連携機能というのがある。これはちょっとしたエポックであった。つまり、タスク管理はDoit.imで、資料関係はノート連携機能でEvernoteで、ていうことなんだけど、そうだよそうなんだよ! こういう風に分ければよかったんじゃないのさ!!とちょっと喜び勇んだ。
これが、Evernoteを再び使おうと思ったきっかけのひとつである。
それ以外にも、Evernoteのプレミアム権限付のMoleskneなんかも買ったりして、Evernoteにちょっとなれていったりして、そろりそろりと使い直すようになった。
最初にやったのは既存アカウント・既存ノートの整理
最初にやったのは既存ノートの整理である。二つ3つほどアカウントを作っていたので、その中で統一した。いらないアカウントは解除して、必要なアカウントにノートを集める。
それからもともとのデータ自体は同じノートにぶっこんどくという荒ったいやり方でそのうち扱うだろうということでほったらかしであった。
次に考えたのが、ノートブックの構成について
だいたいにおいて失敗するのがノートブックの構成である。PCのフォルダのなんともいいがたいフォルダわけにイライラするのと同様、ノートブックについても同様のイライラがついて回る。ルールがあるようでないノートブックの作り方に自分でいらっとくるわけだ。
これは、ウェブで実例を探して実際にやってみた。ざっくり10個ぐらいのブックマークで回すのと、50個ぐらいのブックマークで回すのとがある。
どっちも実際に試してみたんだけど、私は後者のこと細やかにノートを作るという方に落ち着いた。
いらっとするのは、そのノートがなんのために作ったのかわからない場合
Evernoteを使っていて途中で嫌になるのは上記の理由からだ。自分が集めたというのに、集めたのはがらくたばかりで、取り上げてもどこの馬の骨かわかるようなノートの端切れに我慢がならなくなるのだ。
有用な情報を引き上げる率が30%以下をくだると役に立たないものとして取り扱われる、という私の経験則は、昔のEvernoteにも適用された。
利用目的=ノートブックというので作ると無駄にノートブックが必要になる
上記を回避させようとなると、利用目的とノートブックとが一意になることが重要になってくる。
簡単に言うが、これが結構骨である。というのもノート数が多くなると、いくつかのステージがかわってくるので、それをどうやってノートブックにまとめたり、ほかの目的とどう同居するのがよいのかわからんくなってくるからである。
あとタスク管理とどう連動性をもたせるか。長いタームの作業だと、ついついEvernoteに書いた方が気が楽になってしまうからだ。
このノートブックの使い分けについては、人によると思う。どうやって頭の中で分類するのが最適かの違いになるからだ。
参考にしたウェブ記事
ここ。
http://ozpa-h4.com/2011/07/04/surf_fish/
ここんちのはまラボさんのノートブックの構成をベースにいろいろやっている。基本的な考え方としては、以下のルールに従っている。
- スタック=個人生活とか、仕事とかのある目的
- ノートブック=行動別(見るだけ、作業する等)
だから、現在仕事中なら「仕事モード」のスタックを見ればいいように作ればいいはず。
問題点は、Inboxが散見してしまうこと。ノートブックが多いので、最初に取り込むInboxと、各モードに取り込むInboxを作ってしまうんだけど、正直整理で終わってしまうことが多々ある。私はノートを見た時、「このノートなんだっけ?」と思い出したくはなく、少なくとも2秒以内でそのノートが何かを把握したいから整理にはどうしても時間がかかってしまう(主にノートブックの分類だが)
まだまだ作業中
Evernoteに使いなおしたとはいっても、まだまだ負荷なく使えているとはとてもいえない。それでも、iPhone6sに乗り換えようと思った時にプロジェクト用にノートブックを作ったのは、今までの中では成功したノートブックではないかと思う。
1枚ノートはやることや検討事項など書いて(「**** 携帯を切り替える」というノートがそれ)、それ以外は後から見直す必要がありそうなウェブをクリップクリップしておく。これで、リンクアクセスしてローディング時間に地味にストレスを感じることなく利用ができるのだ。
そういえば思い出したんだけど、EvernoteのクリップがOperaでもできるようになったのは大きな使いなおすきっかけのひとつだった。
そんなこんなで使っているけど、もうちょっと整理にまみれてなく使っていきたいもんである。