予め言っておくと、内容は散漫しており結論は途中の文章であるので注意のこと。
仕事がうまくいかないな、と感じるとタスク管理を探し始める。探し始めて試してみるものの、結局はGTDでまかなえるじゃん、という結論にいきついて、元の木阿弥になるというのが最近のサイクル。
最近のタスク管理は、サイクル系のタスクはDoit.imで、カレンダータスクはTimeTree、それ以外のもろもろはDoit.imだったりEvernoteにあったり散逸しているというのが最近。仕事関連はFitzNOTEに乗せてるけどあんまり動いていないという按配である。
自分のことはさておき、世の中にはタスク管理がいっぱいあって非常に困っている。別に誰も気にしていないが、なんというか、こんなにいっぱいあるのにまったくもってきれいに整理整頓されていない感がしてならない。実際されていない。
それは、理論的な枠組みもそうだし、実践的な枠組みだってそうである。GTDといえば理論もあるし、実践もある。この二つは大いにわけて考えるべきであるのだが、なかなか難しい問題である。
理論的なタスク管理の考え方は、だいたいGTDでまかなえる、多分
いろいろタスク管理を試してみたところ、その管理で理論として区分けする内容は、大概GTD(の理論)の一部で説明できることが多い。このことは、別にGTDがすばらしいとかそういうことを言ってるんじゃなくて、整理枠が用意されているよ、ていうことに注意してもらいたい。
そのタスク管理で何をかしようと思っている考え方は、GTDの何かしらで説明が可能である。見出しに「多分」がつくのは、もしかしたら例外が出てくると思うから。
世界にありあまるタスク管理はならばいったい何なのか
そしたら世界にありあまるタスク管理はどういう位置づけになるというのか。実装である。
GTDは「理論」、タスク管理と実際に行うやり方を示すGTDは「実装」。これはプログラミングの方が概念的にはわかりやすいかもしれない。AbstractとImplementsである。
プログラミングのAbstractとImplementsは、ガワと中身の関係にある。ガワはどういう動作をしたりといった共通の外部インタフェースを提供するが、実際どう動くかは決めない。それをどのように動くかを決めるよう定義するのが中身であるImplementsである。
じゃあこのタスク管理はGTDのどことどこを取り入れているのか、というのがわかれば、私の気持ちはすっきりするようにも思える。
が、肝心のGTDの仕組みが有機すぎてわかりにくい。GTDを使って整理整頓しようにも、GTD自体が整理整頓のための枠がない。
GTDとしての整理整頓枠
GTDはいくつかの目的を一緒くたに実現することを目的としている。いくつかの目的とは以下の通り。
- ひとつひとつのタスクを忘れずに遂行したい
- あるタスク群を実行することで実現できる目的を遂行したい
- 今後行いたいと思っている内容について忘れずに覚えておきたい
- 時間的に実行することが確定したタスクを忘れずに遂行したい
- 自分以外が実行することで自分の作業が完遂するタスクを忘れずに遂行したい
など。
GTDを構成する概念としてタスクとプロジェクトがあり、タスクとプロジェクトを焦点としているかがある。またもうひとつあって、それはタスク内での手順である。GTDはこのタスク内でどのように実行するかについてはあまり言及しておらず、しかしながらツールはこれをうまくまとめるようになっているものもある。
この整理がうまくいけば、そのツールはどんな特徴があってどういうことに注目して作られたモノなのかがわかれば、自分の今の状況に合っているかどうかがわかりやすくなるのではないかと思っている。