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【料理】丸元淑生の「水を使わずに蒸す」に惚れる

 リモートワークになり、多少なりとも料理をするようになった。レシピを見てできるようになった理由は、KitOisixだ。

 よくわからんが料理をやりたくない、って人には是非KitOisixをオススメする。というのも、私も、よくわからんが料理をやりたくない人だったからだ。どんなに懇切丁寧に料理の手順を書いていても、そもそも自分が何にひっかかるのかわからない。そんな中、料理業務を補佐するために入れたKitOisixだったが、これが、料理をほとんどしたことがなかった人間でも、怖がらずにするようになったのだ!

 とまあ、このことについては今回の趣旨ではないためここまでで抑えよう。

 今回は丸元淑生が紹介していた「水を使わずに蒸す」についていいぞって言いたい。

 

茹でるのが面倒くさい

 そもそもの発端は、野菜を茹でるのが面倒だなと思ってきたことだ。

 茹でるのには水をたんまり入れて、沸騰させ、茹でてそしたら後は水は捨てるだけである。茹でる時間には時間がかかるし、水は水で、茹でたらそれで役目は終了と割に合わない。

 そもそも茹で方にもいい茹で方があるよな、っと思って、同居人の料理本を漁っていたら見つけたのがこれである。

 「丸元淑生 新・家庭料理」

 

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 え、画面が古いって? そりゃそうだろう。なにせ1986年ものだ。同居人が一時、暗しの設計の本をババ買いした時に含まれていた本の一つである。

 

丸元淑生とは

 丸元淑生(よしお)は、東京大学仏文科の出で雑誌の編集長を経て作家になったという。Wikipediaでは作家部分が特筆されていたが、私の印象はというと編集から料理オタクになった研究家、という印象だ。丸元淑生は家でも本を見たことがある。母が確か彼の単行本を買ってきていた。という、料理に関してネームバリューのある人だ。

 さてこの本、要するに丸元特集である。ここで、彼の一般家庭からかけ離れた丸元家庭事情が丸分かりの本なのである。何がって、自分が推してる製品が、だ。ここで推挙していたのは、エレクトロラックスの冷蔵庫とビタクラフトの鍋。

 家庭料理と言っておきながら、器材が全く一般家庭向けでないのはさておき、この本では一応家庭料理で作れておいしいものを比較丁寧に教えてくれる本である。

 

 この中に茹で方も多少は書いているだろうと思って調べてみたところ、あったあった……あったはあったんだけど、ちょっと様子がおかしい。

 

水を使わずに蒸す

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 茹でるのではなく、蒸す?

 ここでおさらいしておこう。基本的に茹でると蒸すは、やり方が異なる。しかしながら、目的は、野菜に熱量をあててやわらかくし、食べやすい状態にするのが目的である。多少の食感は異なるが、私のレベルではそこまでは興味ない。

 だから、このやり方は私の目的に合っていると思ったのだ。しかも水が極限的に使わない!!

 しかも「蒸す」といえば、あのせいろを使った面倒くささがあったけど、こっちは鍋一本だけでよさそうだ。

 

原理は、密閉空間による野菜自身の水分を使った蒸し

 で、やり方はというと、こうだ。

 密閉空間を作れる鍋と蓋を用意する。中火を付けて、十分温まってるかを確認するための水小さじ1を投入し、ジュッとしたら野菜を投入し、蓋を占める。1分たったらゆさぶり、さらに1分待つ。火をとめて蓋をしたまま1分待つ。

 おそろしく簡単である。

 しかも、水をほとんど使わないため、待機時間がほとんど皆無である。

 

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 実際、本のなかでもほとんど水がない。しかし実際実行したところ、画像の水分量は明らかに小さじ1ではなさそうだ。

 

 というわけで、実際にやったところ、問題なくおいしく蒸すことができた。オススメ!

 

基本は蓋をして2分中火加熱(インターバルで鍋を揺らす)、1分放置

 基本は、蓋をして2分加熱する。焦げ付きを抑えるためインターバル(1分)に鍋を揺らす、火をとめたら蓋をしたまま1分放置する。

 上記の画像で紹介したのはいんげんだけど、カリフラワー、ブロッコリー、花にら、アスパラガスも同じ時間で行われていた。芽キャベツだけは、体積があるため、2分加熱→3分加熱だった。

 新しい食材についても、試しにやってみて、あとは微調整すればよさそうである。 

 

ポイントとなる鍋の条件

 さて、この蒸し料理をするためのキーとなるのは鍋だ。条件がある。

(1)蓋から上記が漏れないようになっていること。
  穴が開いてはいけない、蓋が軽くてもいけない。蒸気圧で持ち上がらないだけの重さがあること

(2)金属が熱伝導のよい多層構造になっていること。
  底だけでなく側面も熱くなり、底と側面から熱せられる

 

 丸元先生は、鍋は俄然ビタクラフト推しであるが、我が家はティファールだ。条件は一応適合していたので、そのまま使用している。

 ティファールは取っ手のとれるシリーズをセット買いして、非常に重宝している。何がいいって洗うのが便利な点だ。取っ手が分断されるだけで、洗うのがこんなに便利になるとは思わなかった。

  家で使ってるのはティファールのインジニオネオというやつなんだけど、以下の楽天がゃ安い。14000円ぐらいが相場なはずなのだが。。 あ、IH非対応の旧バージョンっぽいので安い模様。

 ティファールは蓋が高いので白い蓋があっても元は取れるのでこれはオススメ。

 

 

 ティファールはオーブンにも突っ込めるぐらいに耐久性もあるので問題ないし、何よりネームバリューがあるので買うのに拒否感が少なくてよい。

 

もっと知られてもいいはずなのだが、鍋を選ぶからかあまり知られてない

 この蒸し方、私的には画期的!!なのだが、あまり知られていないように思う。今ではレンジのやり方もあるから、それと比べると面倒だからかもしれない。

 公式でもクックパッドで紹介してたりするとゆーのにあまり知られてないよーな???

 

cookpad.com

 

 ビタクラフトと同じ要件を満たすというわけではないだろうが、ティファールでもそこそこうまくいったのでオススメする。