Omnifocusについてあれこれ。レビューパースペクティブの感想やら、Omnifocus自体の違和感やらについて記録しておく。
iPadは良いけどiPhoneはいまいちなレビューパースペクティブ
デフォルトのレビューパースペクティブはちょっと使いづらいかも、と思いつつレビュー用のパースペクティブを作ってみたが、あれはちょっと見識を変える。iPhoneだとアレだが、iPadだと丁度いい。
この前、レビューアイコンに数字があると罪悪感が募ってしまい、iPadでデフォルトのレビューパースペクティブを使って、レビューをしてみた。
iPadのインタフェースはとても良い。左にリストペイン、真ん中にプロジェクトとその配下のアクションのペイン、右に詳細ペインが表示される。このうち、詳細ペインのメモの部分を使って、実際のレビューのコメント記載することで、レビュー完了とする。実際は真ん中ペインのコーヒーアイコンをクリックしないといけないが。
このペイン構成だと、必要であればアクションの追加もしやすく、自分で作ったレビューパースペクティブのデメリットも問題がない。あとは履歴コメント、履歴コメントさえ実装してくれれば。。と思いつつ、今日の日付を入れながらメモに記載しレビューした。
自分でレビュー用のパースペクティブも作っては見たものの、やはり標準は使いやすい。というか、iPhoneでレビューアクションをしようというのがそもそも無理な話だったのではないかと思いつつある。
タスク管理ツールとしての違和感
Omnifocusの項目の不思議な振る舞いについても、徐々に慣れてきた。そう、Omnifocusって、すごく気持ち悪さの残るツールで、それが何なのかがわかってなかったんだけど、最近ようやく知った。これ、項目の全体像かがわからないからだった。
Omnifocusはインボックスか、パースペクティブに表示されるのが常なのだが、そこから勝手に消えてしまうこともよくある。これは、クリーンアップという機能のおかげというか原因なのだが、そんなわけで、条件が合いさえすると、インボックスからたちまち消えてしまったりするのだった。
じゃあ、消えてしまいさえすればデフォルトのプロジェクトパースペクティブから見えるはずなんだが、若干思っていたのと異なる振る舞いがあったりするのだ。
さて、Omnifocusは、アイテムは以下の通りにある。
・インボックス項目
・プロジェクト
・アクション
・グループ
インボックス項目はその名の通り、インボックスに存在する時のオブジェクトである。ここからリリースされると、インボックス項目からプロジェクト、アクション、グループのいずれかに変換される。
ところで、インボックスからリリースされる、という言葉は、インボックスから出て行った後、通常、こういったインボックスの項目には何らかのリストが用意されているはずなのだが、Omnifocusからはそういうのが一切感じられないからだ。また、クリーンアップをすると、いつのまにか消えてしまうというのも、そういう印象を強化している。インボックスから出て行ってしまった項目たちは、ぷかぷかと浮かんでいる状態のように見える。ただ、パースペクティブの設定によって、条件に似合ったものがその場限りに表示されているだけである。
そういう印象であるから、インボックスはOmnifocusに対しては、わかりやすく用意された囲いであって、そこから離れると、どうも解き放たれた感じがしてしまい、リリースされる、という単語を使ってしまっている。
さて、インボックスに入っているうちは、インボックス項目として取り扱っていた項目だが、インボックスからリリースされると、アクション、プロジェクト、グループのいずれかに切り替わる。
で、私があれ?と思ったのが、自分が想定していた振る舞いと、Omnifocusでは異なっていたからだ。
Omnifocusのインボックス内でツリー化されたアイテム
Omnifocusインボックス内では、この中でもツリー化のアイテムを作ることが可能だ。ここで、見極めて、それに付随する項目を入れ子にする。まぁよくやる作業だ。これをしさえして、何らかの条件で表示されなくなったらプロジェクトになったんだろう、と私は思っていた。が、実際は違う。
で、このままインボックスからリリースすると、「その他」というプロジェクトにそのツリーのまま配置される。
「その他」はデフォルトで用意されている単一アクション、というかプロジェクトをもたないためのアクションやグループに紐づくプロジェクトである。詳細設定で変えられるが、Macからでしか変更できない。
グループというオブジェクトは、アクションのまとまりをもつもの、ツリーノード的には子ノードを持つ親ノードで、プロジェクト化されてないものがグループとして認識される。
インボックス項目は、明言されない限り、プロジェクトに切り替わらない
これが、他のタスク管理と大いに異なる点なのだが、Omnifocusでは、インボックス項目は明言されない限りには、プロジェクトに切り替わらない。
たとえ子タスクを持っていたとしても、「いやアナタ別にプロジェクトに変更します、とか言ってないでしょ」と認識されて、単一アクションプロジェクトの配下に置かれてしまう。
ならばプロジェクトはどういうタイミングでなるのかというと、今からこいつをプロジェクトに変身させます!とアイコンを押さない限りにはプロジェクトにはならないのだ。
そう、このアイコン。このわかりづらいと思っていたあのアイコン。今では、達成するのに複数アクション必要なのですよ、と変換するためのアイコンだとわかる。隣のアイコンは、同パースペクティブ内に移動する、と今ようやく気づいた。それまでは右から左に素通りするだけだと思ってたんだよなー。
あるいは詳細画面のプロジェクトで「最上位」もしくはプロジェクト内のフォルダに配置することで、プロジェクト化することができる。ちなみに、ここでプロジェクト項目にプロジェクトを配置させると、その配下に属すると認識されてアクション扱いとなる。
インボックスからリリースされるタイミング
インボックスから項目がいつの間にか消えてしまうのも困りものだが、基本的にはこの2つにあった場合はインボックスからはリリースされる。
・クリーンアップの条件に合致したインボックス項目(プロジェクト、タグのいずれかが設定可能)
・「プロジェクト化」ボタンを押下した場合
子ノードは、親ノードの親子関係を優先するので、タグが設定されなくてもインボックスからリリースは可能だったりと、実際はもうちょっと自由度は高い。
大体こんな考え方に落ち着いて、ようやくOmnifocusの印象が認識としっくりくるようになってきた。どちらかといえば、データベースを取り扱ってると思った方が、認識には合っているのかもしれない。
3つのアイテムの違い
さておさらい。
プロジェクト インボックス項目からプロジェクトに変換すると宣言することで変化する。プロジェクト化アイコンを押下するか、プロジェクトに「最上位」もしくはフォルダを指定する。
アクション プロジェクト設定なしのタグ付きクリーンアップ対象となった場合、プロジェクトを指定した場合、配下にアクションがなければアクションとみなされる
グループ プロジェクト設定なしのタグ付きクリーンアップ対象となった場合、プロジェクトを指定した場合、配下にアクションがあればグループとみなされる
Omnifocusの 全体像が見えづらい原因
Omnifocusの登録項目の全体像は、基本的にはプロジェクトレビューとインボックスで確認が可能である。それが見えづらくする要因としては、
(1)クリーンアップ機能で、予想外に消えてしまう
(2)ツリー構造をもつ親インボックス項目は、それだけではプロジェクト化されない
という2つが原因だと思う。