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GTDとは、自分が導きだした答えを信頼する方法

 

GTDの本が出た! 早速買って読み始めている。英語版も買ってはみたものの、さっぱり読むまでに至らなかったので、嬉しい限りだ。

GTDを続けてきたけれども、答えはあるようでない。いつも、自分がこんな風に考えてきて、間違ってはないだろうかと心配になることもある。唯一の確かさは、自分の文句言いが、未だGTDの考え方に穴を見つけられていないことだ。

真実とは、反証が見つかっていないものである――という言葉あるけれども、私の考えもそうだ。そこに何か問題がない限りには信じることができる。「はじめてのGTD」のレビューを書いた時にも同じように書いた。GTDには、私からは問題が見つからなかった、だから、私はGTDが素晴らしいのだと同時に、自分の考えに間違いはないことの証明にもなるのである。

『はじめてのGTD』が全世界の人々に提供したのは、自分が導き出した答えを信頼する方法だった。

上記見出しの言葉は、本編17ページの太字部分にあたる。そうだ、そうなんだよ! 確かにGTDはシステマティックなやり方を提供はしているが、実際に行っているのは、自分との対話である。これは何か?を何度も繰り返し、新しく出てきた何かに対して、自分との関連性を見出そうとする。これを対話と言わずになんというのか。

自分が導きだした答えを信頼する方法としての、二つの側面

GTDは、自分が導きだした答えを信頼する方法として、二つの側面を持っている。

一つ目の側面は、GTDのシステマティックなやり方だ。このシステマティックなやり方は、システマティックであるけれども、ナチュラルプラニングにも同じ枠を持ち、そしていろいろな自然的な現象であって同じ相似を持つ型である。そこに自分の意志も流れを合わせることで、納得のいく答えを導きだすことができる。

この側面はよく言われている内容だ。

そしてもう一つの側面。GTDは習慣化するのに用いることができることだ。実際に用いるか用いれないかは、簡単なようで簡単でない。理論はいいが、実際のやり方はわからないことはよくある。しかし、GTDは実践することを重要視していることから、実際に実行することができる。そうして、実行することで、実行した人は、経験を積み重ねることができる。これが、実にGTDが素晴らしい点である。

経験

私がGTDを通じて感じたことは、やはり数の問題だ。処理ステップを何度も繰り返し行うことで、取捨選択をする。この「選ぶ」もしくは「決める」ことの繰り返しによって、自分というものが確立していくことを体感してきた。

 

一つ目の側面は、「選ぶ」もしくは「決める」ことに対して、判断基準となる情報を効果的に準備する方法を提供する。

しかし、そんな準備する時間がない場合は、どうだったら自分の導きだした答えを信頼できるのだろうか?

そうするためには、判断するのに利用可能なユースケース、つまり経験を自分に積み重ねることで、判断する情報を集められなくても、それなりに自分の導きだした答えを信頼できるのではないだろうか。

それを実現できるのが、今回話した二番目の側面である。

確率も、数をこなせば精度があがるように、「選ぶ」もしくは「決める」ことも、数をこなしていけば、それなりに精度があがるのではないだろうか。そして尚且つ、その選んだあとの行動について自分なりに予想がたつことで、どうやって対応するかの対策をとることができるのではないだろうか。何を「選」ぼうが、どっちに転んでも、何をすればいいのかだいたいはわかる、だいたいはなんとかできる――そう思えることこそが、自分の導きだした答えを信頼しているのではないだろうか。

 

GTDは、答えを導き出すのに、情報を収集し検討する過程を提供することで、自分の導きだした答えを信頼できるようにする。尚且つ、GTDは、それを繰り返すことで、答えを導きだすのに、情報を自分自身に蓄積し検討する過程を提供することで、すぐにこたえなければならないような問題でも、自分の導きだした答えを信頼することができる。私はそう考える。

ノるか、ソるか。シュレーディンガーの猫はいつも目の前にいる。

 

そういえば、「選ぶ」ということについて、まだ読んでないが、この本が気になって買った。

選択の科学
シーナ・アイエンガー
文藝春秋 ( 2010-11-12 )
ISBN: 9784163733500