布教活動成功記念のため記載。なお、上記は勢い余ってロゴメーカーで作ったタイトル的なものだ。
ヨーグルティアSの布教活動
ヨーグルトは体の免疫を作るからいい!という健康のためにヨーグルティアSを購入した。会社でも布教した結果、一人購入した。やったね!
ヨーグルティアSは、ヨーグルトをつくる機械であるが、実際のところは、酵母を育てることも目的でもある。酵母は、ある一定期間の温度を保つことが必要である。その機能に特化したのが、ヨーグルティアSだ。
上記セットの内容は、本体と酵母を作るケースが2セット、そしてぐりぐりかき回すためのスプーンと説明書が付属している。
特にケースが2セットなのはよく考えられている。ヨーグルトをそのまま保管すると、そろそろなくなってきたから作ろう、と思った時に1セットだと困る。そんな不便になって使わなくなるであろうことまでも先に考えられており、2セットとして売られているのは非常に正しいのである。セットでなかったらケチって買わなくて、そして使いにくいと思ってそのままタンスの肥やしにする未来しか見えてこない。よく考えられているのである。
温度を一定温度に保つ戦い
ヨーグルティアSもあっさり購入したわけでもなく、紆余曲折の結果購入に至った。
そもそも、温度を一定温度に保つのは思ったよりむつかしい。我が家は同居人がパンを作るので、その酵母作りのため、一定温度に保つことに苦心していた。こたつを利用したり、保冷袋に入れたり、温度を一定に保つことは難しい。
そうしていろいろ試した結果、発酵器を買うしかない、という結論になった。実際大きな発酵器も買った。が、最終的には、同居人はホシノ天然酵母の発酵器を購入するまでに至った。
この機械は、ホシノ天然酵母(酵母名)を作成するためだけに作られた、ホシノ天然酵母(会社名)から販売されていた発酵器である。
ところで、この形状を見てくれたまえ。
なんだかヨーグルティアSに似ていないだろうか?
それもそのはずこのホシノ天然酵母発酵器、製造元はタニカ電器なのだから。
酵母を発酵するにあたり、最終的に容量、使い勝手などの面から考えて、やっぱりホシノの発酵器がよかったんじゃない?という結論に至った。だが、我が家で使っていた発酵器は天寿を全うしていた。それで、同じのを買おうとして探した結果、大分前に終売となっていたことがわかった。
そこで大事になったのが、製造元だ。製造元と同様の機種であれば機能は満たしているだろう、だからどこ作ってるの?!というわけで製造元をチェックしたわけであるが、タニカか~てかむしろ名前だけつけて売ってたんじゃねーのというかOEM。
どうやら、このホシノの発酵器は、タニカのOEM製品のようである。キティちゃんもナチュリアも発酵器をOEMして作っていた模様。ナチュリアはともかく、キティちゃんはどういう経緯で発酵器を作ろうと思ったんだろうか。。
発酵器は温度管理が命
そんなわけで、我が家でヨーグルティアSを購入した経緯は、(1)酵母を発酵したい、(2)ヨーグルトを量産したい、(3)ホシノ天然酵母の発酵器がよかったからそれに準じたやつ、というこの3点から購入した。
発酵器は3000円程度の比較的安いものもあるが、発酵器は温度管理がキモである。性能がしっかりしたものを買ったほうがいいし、温度設定も大切だし、あと運用が面倒くさいとそのまま使わなくなるだろうからいろいろ器材がそろってるやつの方がいい、ということでタニカにした。
性能についてだが、これは、タニカのHPからの、性能評価のグラフである。
via https://tanica.jp/yogurtia_s/
この通り、指定する温度を保つ機能は、結構むつかしかったりする。というか他社製品アバウトすぎるじゃねーか。。 これではこたつ発酵器とあまり変わりがないではないか。
そう説得して、高いではあるのだが、ヨーグルティアSを購入した。
最近は牛乳パックに突っ込んで作れるやつとかもあるが、どうやら人にきいたところ、牛乳パックの底のヨーグルトをとるのが結構面倒くさいらしいし、ふやふやになるので、あまりオススメしないと言われてしまった。
買ってよかったヨーグルティアS
結論的に言えば、ヨーグルティアSは買ってよかった。発酵器としても(むしろこっちが本命の機能だが)その性能を遺憾なく発揮してくれている。何より、発酵に失敗した際の理由の一つとして「温度管理が不十分であった」という理由を排除できることがいいと思う。
ヨーグルトを作る時はそこまで失敗という失敗はないのだが、酵母の発酵となると、思ったより育たないなど想定外なことが起きやすい。そこで、原因をつきつめていく必要があるのだが、発酵器自体の性能が不安定だと、どうしても原因の一つに発酵の温度管理がヘボかった、という原因が消えない。それが、今回発酵器を購入したことで、そういう原因は消滅した。少なくとも、同居人から温度が悪かったのだろうか、という原因追及の言及は聞こえてこないので、ヨーグルティアSは正しい選択だったと思う。
性能面のほかにおいても、あのセットで売っているところがよかった。ヨーグルティアSは本体以外のケースのついたセット売りだが、これがとても大切だ。あの容器に絶対フィットした容器を探すのは、割と手間なので、それを省いて売ってくれるのはとてもよい。
また、あのケースの容量は1200mlである。これは、ヨーグルトを量産しようとする場合、ヨーグルト150g前後と牛乳1リットルを入れた場合に丁度よい容量となっている。まさにヨーグルトを作るために設定された容量なのである。(酵母発酵の場合は、家庭だとあんんなにもいらない)
また、殺菌についても、水を少し入れてレンチンでよい、というのも楽でよい。
ヨーグルトをがっつり食べるのに罪悪感がない&楽
番狂わせだったのが、作る分量が殊の外楽っていう話だ。
ヨーグルティアSは、1回ヨーグルトを作ることで、おおよそ1200ml容量のヨーグルトが作れる計算だ。これをざっくりスプーンで好きな分だけとって朝に食べるのが、我が家の最近の習慣となっている。
1200mlの分量は割とある。がっつりすくってもそうそうなくならない。
ランニングコスト的には、ちょっと安い価格のヨーグルトならそっちを買った方がいいんでは、ということで試しにブルガリアヨーグルトを買ったことがある。
これこれ。400g。ヨーグルティアSだと、1/3程度の量だ。
これを食べると、めちゃ減るのが早かった。というより、底をつくまでの期間が、ヨーグルティアSで作った時と比べるとむちゃくちゃ早くて、割高感が半端ないというのが正しい印象だろう。それに、ヨーグルティアSだと1週間ぐらいで消費するところ、400gだと正味2日か3日で次のヨーグルトを買わなくてはならなくなった。ぶっちゃけ面倒くさい。。
そういうわけで、コスト的な問題よりも、どちらが運用的にどちらが快適なのかといったら、ヨーグルティアSに軍配があがったのだった。
なお、ケースは口の広さもいい。ヨーグルトがとりやすい。
実験結果も豊富な試作報告書
ところで、ヨーグルティアSのよいところは、試作報告書といって、いわゆる「作ってみました」レポがあるところだ。
これいけんのかな、成功例あんのかしら?とちょっと不安になったとしても、同様にチャレンジしてくれた先達のおかげで、安心して実行することができるデータベースがある。
新しく量産するヨーグルトなどについては、ここを参照する。
温泉卵も作れるらしい
ヨーグルティアSは温度設定が 25℃~70℃まで設定できる。そのため、65度必要な温泉卵もできちゃうらしい。
一応これ以外に低温料理とかもできるらしいけど、まだそちらには手をつけたことがない。
そんなわけでオススメのヨーグルティアS
というわけで、免疫向上のためにヨーグルトを毎日食べてる人なら、是非ヨーグルティアSはオススメだ。
我が家は今はロイテリだが、R1がよく作られがちだ。
だが、小岩井 生乳100%は量産にはオススメしない。酵母は作れるが、食感の再現は作れない。