概要
のきばトーク69、テーマはGTDと情報整理を聞いていろいろ考えるところがあった。GTDの3大欠点、GTDは情報処理システムなど。
のきばトーク69
のきばトーク69はテーマが「GTDと情報整理システム」だった。聞いてていろいろ考えるところがあったのでそれをメモする。
GTDの3大欠点
このトークの中で、GTDの3大欠点という話が出てきたので、身を乗り出して聞いていた。丁度他のブログでまとめてくださってた方がいたのでそのまま引用。
のきばトーク第69回「GTDと情報整理」を聴きました - ForGetting Things Done より引用。
- 実行をサポートしていない。
- (あるタスクについて)「それは何か」という問いに対する答えが正しいという前提に立っている。
- 適切にリスト化されれば次にとるべき具体的な行動を選択できるとされている。
(1)実行をサポートしていない。
ごもっともである。
というのも、GTDは、もともとアメリカのエグゼクティブな人々が、実行力があるにも関らず、もやもやしたいろいろなものについて気にしていたら生産性が落ちてしまったことをフォローする目的があった(らしい)からに他ならない。
また、実装のGTDが対象としている状況が「とても激しくみっちり極めて忙しい」というのがある。この場合、実行環境が最適化されているのでいやがおうにも実行できる。
わにわにパニックを知っているだろうか。前半は結構いい感じでわにをポコポコできるんだけど、「もう怒ったゾ!」と言われた後は処理がおいつかなくなる。GTDはこの「もう怒ったゾ!」という状態に対して、それ以前の状態にして対応できるようにフォローするようなものだろう。
(2)(あるタスクについて)「それは何か」という問いに対する答えが正しいという前提に立っている。
うーん。。。 これってさ、自分の満足できるゴールにたどり着く答えを、自分が導きだせることができているのか、ってことだよね。
それって、GTDに限らず他のタスク管理でもできるもんなの?
答えを導きだすのは主体が自分なのだから、システム自体がなにがしか答えを導きだせるとは到底思えないので、そこはちょっとシステムに希望を持ちすぎではないかなーと思う。AIが入ってきたらどうかわからんけど。
自分としては、その時点では確かに正しいベストだと思っていることを考えている。もちろん、答えに行きつかない場合もある。
だって、私だって「ホテルのような生活を送りたい」が、まさか「冬の洗面所でも、寒がらずに服を脱ぎ着できること」が入っているとは思ってもみないさー。
それに、多少道を間違ったとしても、「4.更新」ステップで振り返ってみて、今進んでいる状態で大丈夫か、と見直すタイミングは作っている。そこでブラッシュアップしていき、最終的には本当にゴールしたかったところへ帰着するんではなかろうか。
(3)適切にリスト化されれば次にとるべき具体的な行動を選択できるとされている。
選択できない理由は二つ考えられる。一つは具体的な行動が結局実行できない粒度だった場合。もう一つは、時間が余ってる場合。
具体的な行動が結局実行できない粒度ってのは、例えば「ベランダの掃除をする」ってのがあったとする。これがなかなか実行できなくて困っていたとする。となると、「ベランダの掃除をする」というのはもう段階を落としてNextActionを設定しておいた方がいい。よく言われるタスク分解というやつだ。その中でも、「ほうきと塵取りを持ってくる」とかそういうレベルがよい。こっちは具体的な行動を、更に具体的にするというのでできそうだと思う。
もう一つの大問題が「時間が余っている場合」。これがまー動かない。正直暇すぎると頭動かないので、ある一定時間に作業を絞り込んでタイムアタックするようなレベルでないと難しい。でもGTDは、あたまのもやもやがクリアになれればOK!というのが最優先だと思う。ので、この時間が余るとかいった状況はスコープ外だと思うんだよね。。
GTDは情報処理システム
トークの中で言われていたのですごくそうそうそうなんだよ!と思ったのが、GTDって情報処理システムじゃないの、ていう話。
けどなんか昔同じようなことブログで書いてた気がするなぁと思って探してみたら、やっぱりあったわ。
個人的には、GTDは情報処理システムだと思っているが、一般的にはタスク管理と思われていた方が親しみやすいので、あんまり言わなくなったんだった。