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GTDメインのタスク管理と生息してますログを記載しています。

【GTD】コンテクストは、数十個の中から同じ条件のものを一気に実行するためのものであって、あまり促してくれはしない

 

プロジェクトは目的を示し、プロジェクトを達成するためのタスクを実行するのはいいが、それをいつ、どこで、誰とやるかを示すのが「@」というわけです。 発想はとても合理的で気持ちよくやれそうなものですが、これがけっこう機能しません。

GTDの@が機能しにくい理由 - 佐々木正悟のライフハック心理学

 

 ライフハック心理学の佐々木さんのブログでGTDのコンテキスト「@」の話があった。コンテキストなぁ、コンテキスト。コンテキストで実行できるんだったら、我々こまってないのである。

 

本来のGTDの最大効果を発揮する場面

 我々、忘れがちなんだけど、GTDは、基本的にはとってもとっても忙しい人に最適化されている考え方。タスクがあふれかえってどうしようもないっていう人に、絶大なる効果を発揮する。

 コンテキストも残念ながら、とってもとっても忙しい状況に非常に効果が発揮するように作られている、というか編み出された。

 私は多忙な時から余裕のある時までGTDをやったことがあるのでわかるんだけど、確かに本当に忙しいときは、このコンテキストがとても実行に役立つ。それは、NextActionだけで、20個以上並んでいるような状況の時、ここから朝一にあまり得意ではない電話連絡の作業を一気に行いたいときに、このコンテクストがとても役立つのであった。

 まったく異なる作業より、同じ似通った作業の方が次の作業への移行コストは低い。似通ったActionをNextActionからピックアップするのに、コンテクストはとても役立つ。

 

コンテクストで行動を促せるのか、というとあまり効果は薄い

 私の経験上、コンテクストとは、残念なことに実行を促す誘導条件ではなくて、実行可能な絞り込み条件だ。

 「忙しい!まさに今この状況でできることは何なのか?!」というActionを、簡易に絞り込むためにあるのがコンテキストである。ちなみに忙しい場合の実行誘導条件は、「必ず実行しなければならない」こと、そして「時間がない」ことだ。

 なんだったんだけど、GTDが最大効果以外の状況から離れて稼働されると、コンテクストは、なぜか実行誘導できるような麗しいものに変化して解釈されていったようである。なぜだろう。。 とはいっても、私もこういった偏見による解釈はとてもしがちである。私にとって、タスクシュートがその最たるものである(現在進行形)。

 

 そんなわけで、余裕のある時で、コンテクストはあまり効果を発揮しないのは、まぁ致し方ないのである。

 私も当初はコンテキストを使わなかったんだけど、NextActionが少なくとも15個以上あったときに、毎回上からなべて見ていくのが面倒くさくなった時に付け足したのだ。こうすることによって、今できるかできないかの判断を、毎回文字列を読まなくてもコンテキストを見るだけで判断できる。

 つまり、コンテクストは、NextActionを更にカテゴライズするのに役立つものであって、それ以上の効果はあまり発揮しないんじゃないのかなぁ、というのが私のコンテクストの印象である。